2005.1.6

連合北海道 新年交礼会を開催
中越ボランティア参加者も「組織力生かして今後も活動を」とスピーチ

 1月5日、恒例の「05新年交礼会」を開催し、民主党北海道の鉢呂代表や、高橋北海道知事、上田札幌市長、道経営者協会佐々木会長などの来賓とともに、衆参国会議員、道議会議員、札幌市議会議員、外国公館、国の機関、北海道の経済部、北海道教育局などの関係者、経済団体、友誼団体、産別・地協の役員など約500名が出席しました。
 連合北海道 渡部会長は、新年のあいさつの中で、「真の正義、共生の実現」を大切にした運動を基調に、05春闘では可処分所得の減少に歯止めをかけること、雇用については完全失業率4%台への回復と雇用変化=低賃金の解消、組織拡大センターで組織率低下に歯止めかける仕組みつくりなど、三つの労働課題と、国民課題が山積する政治に、政権交代・政局変化のために民主党に期待するとともに、党自身の信頼醸成努力を求めました。

 来賓では、民主党北海道 鉢呂代表が「小泉内閣の支持率がさらに下がれば政局に変化起きる。北海道から“小泉内閣打倒”の政局を起こしてほしい。」と、選挙がないといわれている本年においても、常に臨戦態勢であることと、日本の社会改革を北海道から起こすために、民主党北海道と連合北海道の一層の連携を求めました。
 また、高橋北海道知事は「確かに昨年は“災”の年ではあったが、北海道でもうれしいことがたくさんあり、薄明かりが見える。今年も課題は多いが道民とともにがんばりたい」との見通しを含めたあいさつを、道経営者協会の佐々木会長は「若年の就業率が著しく低下している。職業選択のミスマッチをなくす試みを経・労・行政一体で進めよう」と、それぞれ北海道の厳しい現状の上に立って、おのおのの立場で道民生活の向上と安定に努めることが新年の決意として述べられました。
 さらに、昨年末まで約1ヶ月にわたり行われた「中越ボランティア」の参加者のうち、一般参加の赤木さん(恵庭)と若松さん(宗谷・枝幸)がスピーチを行い、希望通りボランティアに参加できた機会に感謝を述べられ、また、ボランティアの現場では、直接住民に接する機会がないような仕事も被災者の生活を支えるためには重要な仕事の一つであること。今後も機会があれば積極的に参加することが述べられました。会場には、連合北海道のホームページからとられた「中越ボランティア日記」が回覧されていました。
 乾杯は上田市長が行い、「来年は戦後60年、民主主義を創り上げてきた勢力の一つとして労働運動に期待したい。ボランティアで示された行動力と組織力をぜひ街作りにも向けてほしいと述べて、宴がはじめられました。