北海道産品評価試食会を開催

11月28日、連合北海道と食・みどり・水を守る道民の会は、労働者(消費者)が北海道の生産者が提供する安心安全で食味の高い道産品を再認識し、率先した購入・消費による地産地消の促進と北海道の一次産業の活性化を目的に「道内食材評価に向けた試食会-おいしい。あんぜん。北海道2024~生産者の想いを道民に~」を開催した。本事業は2018年から始まり、コロナ禍での見送りをはさみ今年で5回目を迎えた。

主催者を代表して食・みどり・水を守る道民の会髙久保会長は「本日の試食会は北海道産の食材を使った料理を参加者の皆さんと食べる企画であり、大変好評な取り組みです。北海道産の魅力をぜひ再認識する会にしたい。」と挨拶した。

農業団体挨拶では北海道農民連盟大久保委員長は「今年は農畜産物全般的に不作がなく、農家にとって喜ばしい一年となった。皆さんに北海道産食材を多く食べてもらうことが、我々の大きな励みになるため、ぜひ食べてほしい。」と呼びかけた。

生産者の方たちから食材の紹介として、北海道農民連盟の中原書記長と空知農民連盟の山口書記長、全十勝地区農民連盟の加藤書記長から野菜などの紹介とともに生産者の思いが語られた。

乾杯の挨拶は連合北海道和田事務局長より衆議院選挙での支援に感謝を申し上げるとともに「私たち労働組合の立場としては北海道の農業者をしっかりと守る。このスタンスで日本の食料基地を守っていくということも皆さんと、こころを合わせて本日の会を堪能してほしい。」と述べた。

試食会では、北海道農民連盟から米や豆類、野菜、乳製品などの農畜産物や、北海道海員組合から紅ズワイガニ、帆立、甘海老を提供いただいた。
ホテルが考案した本日のお造り2種と前菜盛り合わせ3種、道産牛モモ肉のタリアータ、紅ズワイガニと海老のチリソース、秋鮭と茄子の重ね焼きいくらチラシ焼葱と素揚げ野菜、豚肩ロース肉のローストバーガー仕立て、季節の炊き込みご飯、キタアカリのスウィートポテト&稚内牛乳アイスハスカップソースなどの一夜限りの特別料理を堪能した。

閉会の挨拶は食・みどり・水を守る道民の会齋藤副会長より「今回食べた美味しい食材を生産・供給できる北の大地に森、川、海などの豊かな北海道の一次産業は国内の食料生産額のトップを走る食料基地である。まさに地産地消を実践しなければならない。政府が打ち出す政策に北海道の地産地消が反映されているかどうか皆さんにぜひ政府の政策に注目してほしい。」と挨拶を締めた。

連合北海道と食・みどり・水を守る道民の会は、今後も地元で生産されたものを地元で消費する地産地消の取り組みと、国内産の消費拡大を着実に進めていく。