陸上自衛隊オスプレイの本道飛来に対する事務局長談話

2024年8月19日
日本労働組合総連合会北海道連合会
事務局長 和田 英浩

北海道防衛局は、部隊等の視察に伴う人員輸送並びに離発着訓練を実施するため、8月21日(水)から8月23日(金)の間、丘珠駐屯地、旭川駐屯地及び帯広駐屯地において陸上自衛隊V-22オスプレイを飛来させるとの予定が発表された。

オスプレイについては、昨年11月に屋久島沖で米空軍横田基地所属のCV-22オスプレイが墜落し、今月2日、防衛省から米空軍事故調査委員会による事故調査報告の概要が公表されているが、その内容において事故原因は、機器の破損や、人為的なミスが重なったことにより発生したものと分析されているが、再発防止策や安全対策等は明確になっていない。

11月のオスプレイ墜落事故は日本国内で初めて乗員の死者を出した墜落事故だ。墜落地点は屋久島沖だが、市街地などに墜落していれば、多くの住民が巻き添えになる可能性があった。徹底した事故原因の究明と再発防止策を講じぬままでの飛行は認められない。

8月9日には、北海道が、安全管理の徹底や事故防止に万全を期すこと、道民の生活不安や支障を与えないよう、最大限の配慮を求める緊急要請を行っているが、連合北海道は、何度も墜落事故を繰り返し死亡者も多数発生しているオスプレイの飛行・運用には反対するとともに、道民の安心・安全のため、初めて道内に飛来する予定の陸上自衛隊のV-22の飛行に反対する。

以上

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