北海道高校生平和大使が選考され活動を始めています

北海道高校生平和大使派遣実行委員会(北海道退職者連合・連合北海道)は、5月21日、札幌市内で選考会を開催し、全道21人の応募者中から、本年度の第26代(北海道第11代)北海道高校生平和大使に 上坂芽生さん(市立札幌開成中等教育学校4年)、福本 響さん(旭川藤星高等学校3年)を選出しました。
平和大使の二人は、5月26日に道庁で記者会見を行い、6月10・11日に広島での結団式と研修に参加、6月17日に札幌で本年度一回目の核兵器廃絶署名活動、6月28日は秋元 札幌市長へ表敬訪問を行うなど、活発に活動を開始しました。

6月10・11日、全国から22人の平和大使が被爆地・広島に結集し、研修と結団式が行われました。
10日の研修は元広島原爆資料館館長の原田浩さんの被爆講話から始まり、広島原爆資料館、原爆ドームや平和公園内の碑などを視察学習しました。宿に帰ってからも寝る間も惜しんで、翌日の結団式での決意表明スピーチ原稿の推敲に取り組みました。
翌11日に結団式では、多くのメディアが取材する中、北海道からの核兵器廃絶への思いを強く語りました。

6月28日は札幌市 秋元市長へ表敬訪問を行いました。
上坂さんは「戦争の実体験を語ることのできる方が少ない今、高校生平和大使の役割はとても大きくなっていると感じています。一人でも多くの方に被爆の惨状や悲しみを伝え、平和の輪を広げられるよう精一杯活動します」と述べました。
福本さんは「昨年度から活動に参加しており(昨年度の長崎派遣者・被爆ピアノコンサート実行委員)、被爆者の方々からたくさん学んだ被爆証言や高校生平和大使に込められている思いを胸に刻み、これからの将来を担う自分たちと同世代、さらに若い世代も含めた様々な世代の方に核兵器廃絶や平和な世界の実現への関心を高めてもらえるよう頑張ります」と述べました。

秋元札幌市長からは、国連欧州本部への訪問など平和大使の活動を通じて核兵器の廃絶や平和の尊さについて学ぶことを、若い人たちに広く発信してほしいと激励がありました。

7月17日は齊藤安全センター事務局長がキャスターを務めるFMラジオ「ワーク・ライフ・シナジー」に出演し、高校生平和大使になったきっかけや、核兵器廃絶一万人署名活動など今後の活動について、特に8月の長崎研修、国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)訪問に向けての決意を述べました。
ラジオトークの中で二人のこれまでの活動を話す中で、昨年の被爆ピアノコンサート札幌公演で、上坂さんは観客として参加し、その感動・感想を会場出口で、実行委員の福本さんに「感想アンケート」として手渡していたなど、ドラマのような運命的な出会いが判明。充実したラジオ出演となりました。

現在、北海道高校生平和大使活動カンパと、国連欧州本部へ提出する「核兵器廃絶署名」を御願いしています。組合員の皆さんの積極的な取り組みを御願いします。

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