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| 2012.07.26 2012北海道最賃情報 Ｎｏ．３ 連合北海道最賃対策委員会 |
７．２６労働局前集会で決起。審議会会長・道経協要請を実施
気温３０度を超える猛暑のなか、７月２６日１２時２０分より、第１合同庁舎正面玄関前で「北海道地域最賃の大幅引き上げを求める労働局前集会」を開催し、１００名近い各産別の仲間たちが駆け付けた。
この集会は、２５日未明、中央最低賃金審議会で、今年の「目安」が出されたことを受け、北海道における今年の闘いがいよいよ本格化するため、連合北海道は、生活保護とのかい離解消と併せて、１,０００円の要求実現に向けて意思統一を固めるものである。
集会では、佐藤泰光最賃対策委員長が、「昨日出された目安の１０〜１５円では、改正最賃法でいう『健康で文化的な生活』水準にはほど遠い。北海道最賃は１,０００円以上に引き上げるべきである」と主催者あいさつし、続いて、渡辺副事務局長（最賃審議会労働側委員）より、中央最賃の審議経過と道民世論の喚起に向けた行動展開等について報告があった。また、パート労働者の決意表明では、最低賃金の影響が大きいパート労働者を多く擁するサービス連合の和気さんから「過酷な労働環境の中で、時給７０５円で働き、生活保護水準より３０円低いのは何故か。人間らしい生活を求めて格差解消に向けて、連合北海道とともに闘う」と力強く表明があった。引き続き、青年委員会牧野委員長より、第１合同庁舎（労働局）に向かって、シュプレヒコールを実施、最後は佐藤副会長の発声による団結ガンバロ−で集会を締めた。
集会のあと、第３回最賃対策委員会を全日通会館で開催したのち、北海道最賃審議会会長及び北海道経営者協会に対する要請行動を最賃対策委員会メンバーで実施した。本年度で生活保護費との乖離解消を図るとともに、雇用戦略対話合意の８００円、１,０００円改定への道筋を付けるよう要請した。
「中賃」目安でる……生活保護との「かい離」解消には不本意な目安
中央最低賃金審議会（中賃）は、昨日、各都道府県最賃の目安について答申を行った。
引き上げ額の目安は、Ａランク５円、Ｂ・Ｃ・Ｄランク各４円とし、生活保護水準とのかい離がある１１都道府県は原則２年以内に解消する、と示された。北海道のかい離３０円は、２年で解消方向としつつ、その金額については、１０〜１５円の幅で示されるという分かりづらい目安であるが、地方審議会の議論にあずけられた。
連合北海道は、このような目安では貧困の解消につながらず、経済的に自立した賃金が実現できないと考える。１,０００円改正を目標としつつ、本年度で生活保護費とのかい離解消を図るよう求める。
最低賃金についてのご意見を連合北海道最賃対策委員会までお知らせ下さい
TEL011-210-0050 FAX011-272-2255
メールは organization@rengo-hokkaido.gr.jp まで |
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