第74回 全道メーデー メッセージ (案)
 
 第74回メーデー大会にお集まりの働く仲間の皆さんに、全道メーデー実行委員会を代表して連帯のメッセージを送ります。
 
 まず、働くものの幸せと平和な社会を願い、皆さんとともに第74回メーデーを心よりお祝い申し上げます。
 メーデーの歴史は、1886年アメリカの労働者が、8時間労働制を要求して起ち上がったことに発し、わが国でも1920年以降、戦前・戦後を通じ、労働者の国際連帯と、世界平和の確立、ゆとり・豊かさ・社会的公正の実現を求めるメーデーへと受け継がれています。
 
 われわれは、永いメーデーの歴史の中でも数々の困難な時代を経験してきました。しかし今日ほど労働者・勤労国民が生活と将来不安に立たされたことはありません。
 景気は一向に回復せず、企業倒産やリストラの嵐が吹き荒れ、失業率は高止まりのまま。雇用不安はますます拡大しています。これに追い打ちをかけるように労働者派遣法、雇用保険法、職安法などの見直しが次々とうち出されています。
 
 第74回メーデーは、「ストップ・ザ・失業」を全面に打ち出し、景気回復、雇用確保、労働法制改悪阻止を訴え、「働く仲間が日本を元気にする」ということを宣言するとともに、地域に確実に根を下ろした連合北海道に結集する、すべての組合員が、未組織労働者・市民団体と連携し、「働く仲間が日本と北海道を変える」行動の端緒となるメーデーであることを確認したいと思います。
 
今こそ、われわれ労働組合が強い決意をもって「団結」と「連帯」の絆を強め力強く「前進」しなければならない時です。
 景気を好転させるべく闘い、組織を大きくすべく闘い、平和・人権・環境、そして労働を守るために断固として闘う、その決意を全道の仲間と共有したいと考えます。
 
 われわれ働く者が「地域」を、「北海道」を、そして「日本」を変える総行動に、いま起ち上がろう!
 以上、決意をこめて、実行委員会を代表しての激励と連帯のメッセージとします。
 
 第74回メーデー万歳! 働く者の団結万歳!
 
第74回全道メーデー実行委員会 
実行委員長 笠井 正行