北海道経済学会シンポジウムのご案内

 連日のご健闘に心から敬意を表します。
 この度、北海道経済学会より「北海道経済の発展と労働問題」をテーマとしたシンポジウムへの参加案内が、下記のとおり連合北海道に寄せられました。
 各講演内容も私たち労働組合に深く関係するものとなっておりますので、産別・地協の皆様にご案内申し上げ、多数ご参加されますようお願いいたします。

北海道経済学会シンポジウム
「北海道経済の発展と労働問題」への参加を呼びかけます。

日本経済は長期の不況から一筋の光が見え始めたといわれていますが、北海道経済は依然として大きな困難に直面しています。この北海道経済の再生にむけて、北海道経済学会でもこれまで多くの議論がなされてきました。その多くは、どのようにして企業の活力を高めるかという視点に立つものでしたが、ひるがえって考えるならば、地域経済の基礎を担うのはそこで働く「人」であるということは論をまちません。ところが、現在の日本では高い失業率とともに、正社員の減少と不安定雇用の増加といった労働の「縁辺化」が進み、労働条件の全般的低下に加えて若年層のNEET化も深刻化しています。このような事態を放置することは、地域再生へ向けたさまざまな努力の基礎を掘り崩す事になりかねません。しかしながら、こうした地域の労働問題に正面から向き合った議論は著しく不足しているというのが現状です。そこで北海道経済学会の本年度大会テーマとして、「北海道経済の発展と労働問題」というテーマを取り上げ、研究者とともに実践家の皆さまを交えた議論の場を作りたいと考えます。
是非多くの皆様の積極的なご参加をお願いいたします。           北海道経済学会第90回大会シンポジウム実行委員会


 日  時  2005年10月29日(土)午前11時〜午後5時

 場  所  北海学園大学C30番教室(札幌市豊平区旭町4丁目1−40)

 参加費  無料
講演内容

@濱田 康行(北海道大学経済学部教授) 11:15〜12:00
『北海道の労使紛争の特徴―労働委員会公益委員経験から―』
A亀野  淳(北海道大学高等教育機能開発総合センター助教授) 13:10〜13:50
『労働市場の変化と若年者の雇用・就業問題』
B岸本  聡(全建総連釧路建設ユニオン) 13:50〜14:30
『地域経済と建設労働問題―釧路における―』
C山本  功(札幌地区連合副事務局長) 14:30〜15:10
『期限付き雇用労働者の増加は危険である』
D川村 雅則(北海学園大学経済学部講師) 15:20〜16:00
『運送業界に見る労働問題の現代的課題』
全体討論 16:00〜17:00

※ シンポジウム終了後、懇親会(会費2,500円)も予定されておりますので、懇親会にも積極的に参加し、講師の方々との意見交換を深めるようお願い申し上げます。

  詳細についての問い合わせは、北海学園大学経済学部 奥田 仁教授まで。(п@011−841−1161)