衆議院の早期解散と政権交代を求める特別決議(案)
 
 2007年7月の参議院選挙において国民が自公政権にNO!を突きつけ与野党が逆転しました。その後、安倍、福田と2代続けて政権を放り出し、たらい回しで誕生した麻生政権も、いまだに国民の審判を受けていません。
 未曾有の経済危機の中で、自公政権の対応のおくれなどから不況・失業問題がかつてなく深刻化し、閉塞感・不安感が大きく拡がっています。わたしたちは、この危機を乗り越え、国民の生活を第一にした政治を実現しなければなりません。
 
 内閣支持率が低迷しリーダーシップを発揮できない麻生首相は、総選挙を先送りし、定額給付金に象徴されるばらまき予算で政権にしがみついています。そして、政府、与党は約15兆円に及ぶ09年度補正予算案を決定しました。新規国債発行額は40兆円を大きく超え、なりふり構わぬ選挙対策の財政出動で、国の財政は、過去最悪に陥ります。
 
 地方や弱者を切り捨ててきた官僚政治、新自由主義政策と決別するためには、新しい政治体制を実現しなければなりません。いま、日本は地方分権改革をはじめ、国家や社会の仕組みを根本からつくりかえなければ国民生活は守れない状況にあります。
 そのためには、政権を交代する以外に方法はありません。本日の第80回全道メーデー大会の名において、早期の衆議院解散と総選挙の実施を求めます。
 2009年は歴史的な政治決戦の年です。連合北海道は、道内全ての選挙区における完勝のため、民主党の支援に全力を尽くし、この決戦を勝利します。
 日本をつくり変えるため、ともにがんばりましょう。
 以上、決議する。
 
2009年5月1日
第80回全道メーデー大会