取扱注意
北海道知事選挙の基本戦略と基本方針
北海道政権戦略会議
民主党北海道総支部連合会
北海道農民政治力会議
日本労働組合総連合会北海道連合会
□ はじめに
「空白の4年」から「希望の明日を拓く」北海道へ
1.12月22日、荒井 さとし 衆議院議員は、12月1日以降の各界・各 層のみなさんからの出馬要請に応え、荒井 さとし 連合後援会および北海 道政権戦略会議に対し「出馬要請を受託する」との回答を行いました。
そして、12月26日に記者会見を行い、明年4月の北海道知事選挙への 立起について正式表明することとなりました。
2007年政治決戦のメ−ンエンジンである第16回統一自治体選挙は、 既に第4コ−ナ−を回りきろうとしていますが、そのなかでも最大の焦点で ある北海道知事選挙は、荒井 さとし 衆議院議員の立起表明によって、再 出馬を表明している現職知事と事実上の一騎打ちとなります。
2.高橋道政の4年間は、@北海道に疲弊と萎縮を与えて、A北海道における 自治を後退させ、B道民生活にとっては冷たかった、「空白の4年間」であ ったといえます。だからこそ、北海道知事選挙は、この4年間で失われたも のを取り返し、560万道民・180市町村とともに希望の明日を拓く新生 ・北海道を創造する戦いであり、その先頭には、「構想力」「実現力」を兼ね そなえた、誠実で温かい「どさんこ知事」の登壇が期待されていたのです。 私たちは、荒井 さとし という最適・最強の北海道知事候補予定者を得 ともに北海道の大きな変革期における、真・開拓時代を切り開いていくこと を決意し合いたいと思います。
□ 選挙日程
第16回統一自治体選挙日程
|
選 挙 名 |
告 示 日 |
投 票 日 |
備 考 |
知 事 |
3月22日(木) |
4月 8 日(日) |
|
札幌市長 |
3月25日(日) |
4月 8 日(日) |
|
道議・札幌市議 |
3月30日(金) |
4月 8 日(日) |
|
市 長・市 議 |
4月15日(日) |
4月22日(日) |
|
町村長・町村議 |
4月17日(火) |
4月22日(日) |
|
|
□ 基本目標
私たちが共有し達成すべき、三つの基本目標は、つぎのとおりです。
1.真・開拓時代の北海道はどさんこ知事とともに
[どさんこ・荒井知事の実現]
2.信頼と責任ある道議会改革と民主的多数派形成
[比較第一の道議会議席獲得]
3.道民・180市町村ともに温かい道政改革推進
[血の通う温かい公約と実現]
□ 道政奪還へのシナリオ
1.[構図と争点]
大きい“どさんこ知事”への期待
(1)明年4月の北海道知事選挙において想定される立候補者については、前 回のように候補者が乱立(7人)することはなく、事実上、荒井 さとし
知事候補予定者と現職知事とによる一騎打ちが基本構図となります。
既に、現職知事は、自民・公明の支援を得ながら着々と後援会づくりを進 め、第4回道議会定例会の前日(11月28日)、記者会見で再出馬を正式 表明し、パフォ−マンスを操りながら、現職二期目の強み(?)を生かして 再選をめざそうとしています。
(2)今回の知事選挙は、政党の枠組みから見ると、自民と民主を基軸とした 自公対非自公との対立構図となりますが、経済人や女性を含む広範な支持層 を総結集した“どさんこ党”でなければなりません。したがって、政党間の 連携については、共闘統一型ではなく、自律協働型による連携としますが、 民主党と社民党との協力については、これまでの政党間協議などを踏まえ具 体化するとともに、新党大地については、唯一の所属国会議員が現職知事に 対して批判的であり、参議院選挙も視野に入れた知事選の連携、協力を進め る必要があります。また、共産党については、現道政の転換を主張するもの の、独自候補の擁立が原則とされています。
さらに、市民ネットをはじめ民主的な諸団体との協働、無党派層への浸透 について積極的な対応が不可欠です。
しかし、非自公の各政党や諸団体、無党派層については、言うまでもなく いずれにおいても基調をなす政策の合意と協調がキ−ポイントとなります。
(3)候補者の対立構図については、北海道知事選挙の争点とも深く連動しま すが、現職知事は、「まだ道半ば、もう一期で」と強調しています。
荒井 さとし 知事候補予定者は、「『空白の4年間』からの出直し」を主 張しなければなりません。その主張のキ−ワ−ドとして、
第1に、「疲弊した北海道」を立て直すことです。現職知事は、最優先課 題とした選挙公約=経済・雇用を実現しておらず、地に根を張った地場から の産業づくりが必要です。
第2には、「北海道の自治」を立て直すことです。現職知事には、言葉だ けの地域主権であり、財政破綻・自治の崩壊に瀕している市町村と道との協 働こそが不可欠です。
第3には、「道民生活」の立て直しです。全国的に取り残されている北海 道の格差問題では、一律カット主義による財政再建ではなく、温かい・支え 合う道政と地域づくりが重要です。
(4)そして、いま、北海道にとってのあるべき北海道知事と道政のポジショ ンは、第1に、地域(=道民と基礎自治体である市町村)を「起点」とし、 第2には、国に対して対等の立場から自己主張することを「定点」とし、そ して、何よりも道民に対しては、合意と納得の温かい道行財政改革を展開す ることを「座標軸」としなければなりません。
現職知事は、これらいずれの点においても及第点に遠く及ばず、某政党が 言われているような点数は、現実離れしたものといえます。
自明のことながら、地方・国を通じて豊富な行政経験を持ち、北海道の自 治と基幹産業に精通し、誠実な人柄と「構想力」「実現力」を備えた、「どさ んこ」知事候補予定者 荒井 さとし の出番を、多くの道民のみなさんは 待ち望んでいます。
2.[投票率は?]
投票率については、次表のとおり、実施年ごとに低下していますが、昨年9月の衆議院総選挙では、小選挙区71.05%(比例区71.01%)となり、予想を超えた高い投票率となりました。現時点での判断として、前回(61.8%)と昨年の衆議院総選挙の投票率を勘案し、66%と想定します。
|
知事選実施年(回数) |
当日有権者数 |
投票率 |
備 考 |
1991年(第12回)
1995年(第13回)
1999年(第14回)
2003年(第15回) |
4.142.283人
4.325.988人
4.467.814人
4.538.075人 |
71.8%
66.0%
63.7%
61.8% |
|
2007年(第16回) |
4.647.909人 |
? |
※06.12.2現在 |
|
3.[得票目標]
4.647.909人(当日有権者数−06.12.2現在)×0.66%(推定投票率)
×0.97(有効投票率)=3.000.000票
◆ 得票目標(得票率)=1.600.000票(53.33%)
4.[必勝の条件]
人生をかけて、感動を呼び起こす知事選を!
前回の知事選挙と比較して今回の知事選挙を想定すると、必勝のカギを握 っている重点的なポイントは、次のように言えます。
(1)荒井、高橋両陣営とも、候補者が乱立した前回得票数の倍加(最低14 0万票台)が至上命題であり、経済界や主婦層などの自民票に如何に食い込 むか、かつ民主票の9割以上を獲得することが第一義的な条件となります。
なお、自民支持率は、安倍政権誕生により一時上昇傾向にありましたが、 郵政造反組の復党問題で続落傾向。民主と自民の投票基礎数は、おおむね互 角(民主がやや多い)といえます。
(2)自民・公明との連携は、前回選挙のように分散することはなく、より現 職支持へと傾斜し強まることは必至です。その公明と同じ程度の投票基礎数 と想定している社民・新党大地からの実質的な推薦または支持が不可欠です 共産については、独自候補を擁立するとの認識でいますが、二大対決構図 による自前候補への支持力低下は避け難いものとなります。
したがって、公明・共産については、戦略的に一定の配慮をしながら、他 候補陣営により傾斜させないことが重要と考えます。
(3)そして、やはり、最大のキ−ワ−ドである無党派層については、いわゆ る、“風頼み”を排し、若者の政治参加を促進させるなど、過半数獲得をめ ざす戦略性を持った方針が不可欠です。昨年の衆議院総選挙では、前述した ように投票率が予想以上に伸びましたが、選挙後に実施された世論調査では、 「メディアの選挙報道から『影響を受けた』人は、『大いに』と『ある程度』 を合わせ53%」さらに、「総選挙を『おもしろかった』と答えた人52%、 20代では男女とも6割以上だった」ことを伝えています。メディア戦略も しっかり位置づけしなければなりません。
さらに、今日の厳しい北海道の最前線に立つ、中小・零細企業経営者から 共感を得られ、多くの市町村長からも同感を持って迎えられるという、[候 補][政策][運動]の「三位一体」的戦略が打ち立てなければなりません。
(4)選挙では、どれだけの人々が、どれだけ自発的に動いたかで勝敗は決し ます。いま北海道に住み、これから北海道に住みたいとする道民、さらに、 将来とも北海道に骨を埋めていまの北海道を少しでも立て直そうと自ら考え 行動しょうとする道民の総結集体を、誰からともなく“どさんこ党”と呼ん でいます。こうした“どさんこ党”の勝手連型・草の根型・組織型・協働型 運動が、燎原の火のごとく地域から大票田の札幌に向かって燃え広がる運動 の展開を、そして、道民ひとり一人にとってのこれからの人生をかけた、感 動を呼び起こすような北海道知事選挙を展開していくことが 荒井 さとし 必勝の条件です。
以 上