07政治決戦/北海道知事候補の擁立作業経過の概要
                   2007年政治決戦/連合北海道選挙対策委員会
 
1.連合北海道、民主党に提言
 2004年9月、連合北海道は、第20回参議院議員選挙での結果(二大政党化への加速感と政権交代への展望)を受けて、@2007年までの3年間の政治目標の確立、A「北海道政権戦略会議」(仮称)の発足、B「民主塾」(仮称)の開設について、民主党北海道への提言を行った。(『参議院議員選挙闘争のまとめ』/9月22日・第30回地方委員会で提案)

2.政権戦略会議が設立される
 2004年9月、民主党北海道は、連合北海道の提言について、「参議院議員選挙の結果と総括」のなかで今後の取り組み課題として提起し、2004年11月24日にはDASH 政権塾を開校、そして、2005年1月22日の第11回定期大会において政権戦略会議の設置を確認した。
 2005年3月26日、国政における政権交代と道政奪還を主要な戦略目標とする北海道政権戦略会議の設立総会を開催、構成は、民主党北海道・北海道農民政治力会議・連合北海道とし、最高幹部会のもとに実務者会議および作業委員会(@シミュレ−ション委員会A候補擁立委員会Bマニフェスト委員会)が設置された。

3.高橋道政の検証/連合北海道
 2005年12月1〜2日、連合北海道は、第18回定期大会において、高橋道政の現状と課題について検証を行い、道政の奪還をめざす基本方針=「真・開拓時代/北海道の創造と展望」(第4号議案)を提起し確認、一年前の決定を期待し、知事候補については「2006年前半の地方委員会をめどに決定する」とした。

4.「期待する知事像」インタビュ−
 2006年3月7日、連合北海道は、知事選挙に対する有権者の関心と意識を高め「公開」と「参加」をより促進するため、「期待する知事像」などについて、書面による100人(大学教授27首長・議員等46・経済界ほか27)インタビュ−を実施(期限は4月15日)した。
 その結果、14名の有識者等から貴重な提言が寄せられた。(連合北海道ホ−ムペ−ジ=http://www.rengo-hokkaido.gr.jp参照)
5.北海道知事候補の公募開始へ
 2006年4月8日、北海道政権戦略会議を開催、知事選挙の候補者を公募方式とする「公募要領」を確認し記者発表された。応募資格は、自薦他薦問わず、道内在住500以上の推薦人が主要な要件とされた。公募期間は5月8日〜7月31日、締切り後の審査は、第一次(書類審査)、第二次(面接)、最終(適格者複数の場合は予備選挙も)とされた。
 なお、同日には、北海道マニフェスト・フォ−ラムが開催され、「北海道マニフェスト2次案」が提示された。(一次案は、2006年1月28日に提示されている)

6.応募者公表と選考委員会の設置
 2006年7月31日、北海道政権戦略会議・最高幹部会は、、本人の意思が確認がされていないなどの理由から実名は発表しなかった(各報道機関は、推測で氏名を報道)が、自薦1人・他薦6人の応募を確認し記者会見で公表を行った。同時に最高幹部会は、選考委員会を設置、第一次審査(8月11日)、第二次審査(8月上旬〜9月中旬)、最終選考(9月下旬)のスケジュ−ルを確認した。

7.選考委員会から擁立委員会へ
 2006年8月31日、北海道政権戦略会議・最高幹部会は、応募資格(500以上の推薦人を8月11日に最終確認済み)有する他薦6人について、二次審査に応じる前向きな応諾が得られていないことから、選考委員会を擁立委員会に切り替えて作業を進めることを確認した。

8.応募6人(他薦)の作業展開
 2006年9月15日、北海道政権戦略会議・最高幹部会は、今後の擁立作業の進め方について協議、公募で他薦のあった6人のうち、国会議員を除く4人について優先的に進めることを確認した。そして、2006年10月14日の最高幹部会では、作業状況の中間報告とともに国会議員等も対象に据えて作業を継続することを確認した。スケジュ−ルとしては、各種団体等との意見交換も実施しながら、10月末までの候補者内定、年内の候補決定・候補出馬会見を確認した。民主党北海道は、予定(10月14日)していた臨時大会を延期している。

9.再び高橋道政検証/連合北海道
 2006年10月27日、連合北海道は、第19回年次大会を開催し、高橋道政の再検証(第18回定期大会に続く=前述)を行い、候補者擁立については、「政権戦略会議と連携し、遅くとも11月中に決定できるよう努力する」とした。あわせて、道議候補についても、43名(5次にわたる推薦)の推薦を再確認した。

10.具体的候補者の選考へ
2006年11月13日、北海道政権戦略会議・最高幹部会は、これまでの公募応募者、特に国会議員への候補擁立の作業状況について報告、今後の進め方については、@公募応募者以外からの擁立も視野に入れること。Aそのなかでも、国会議員から選考せざるを得ない状況にある、との基本認識と基本方向が確認された。
 そして、2006年11月14日には、民主党北海道国会議員団会議が開催され、上記の経過と今後の進め方の基本について了承された。さらに、翌15日以降、道議会民主党・道民連合への対応も行われた。

11.連合北海道選挙対策委員会
 2006年11月16日、連合北海道は、臨時執行委員会を開催し、北海道知事候補の擁立作業経過について確認、同時に「2007年政治決戦/連合北海道選挙対策委員会」を設置し、今後設置される「道合選」の任務についても確認を行った。さらに、11月29日には、緊急 連合北海道政治センタ−幹事会を開催することとした。

12.候補者擁立へ正式要請を確認
 2006年11月28日、現職知事の二期目出馬表明を受け、北海道政権戦略会議・最高幹部会が開催された。その中で、民主党北海道国会議員からの擁立に向けた、民主党本部および北海道民主党北海道国会議員団、さらには、関係する国会議員後援会などとの協議・調整を進めてきた結果として、荒井 さとし 衆議院議員(北海道比例区選出)を北海道知事候補として正式に出馬要請(週末)することを決定・確認した。なお、高橋知事は、記者会見で再選出馬を正式表明している。

13.連合北海道政治センタ−
 2006年11月29日、連合北海道は、政治センタ−幹事会を開催、連合北海道選挙対策委員会設置(11月16日)および候補擁立作業の経過を確認するとともに、「当面の進め方(その1)」、さらには、道政奪還のための「風刺マンガ」「キャッチコピ−」などの募集について提起し
た。

14.荒井さとし 衆議院議員に正式要請
 2006年12月1日、衆議院第2会館において、北海道政権戦略会議は、荒井さとし 衆議院議員に対し、北海道知事選挙への出馬を要請した。以降、荒井さとし 衆議院議員は、道議会/民主党・道民連合(4日)、旧産炭地の会・女性の会・NPO・障害者の会(10日)、札幌市議会/民主党・市民連合(11日)、民主党小沢代表(14日)、北海道選出国会議員団(15日)、年金生活者(16日)など、多方面からの出馬要請を受けた。

15.出馬応諾!いよいよ出馬会見へ
 2006年12月22日、荒井さとし 衆議院議員は、前述した多方面からの出馬要請を踏まえ、連合後援会および北海道政権戦略会議に対し、「出馬要請を受託する」旨を回答し、12月26日に記者会見で正式表明することを明らかにした。こうした受託表明を受けて、民主党北海道および連合北海道は、12月23日に臨時大会、地方委員会をそれぞれ開催し推薦決定することを確認した。


























 

<MEMO>
































<MEMO>











【資料@】
「候補者公募の公表についてのコメント」











































【資料A】
「正式要請にあたっての見解について」












【資料B】
「出馬要請書」