大会宣言(案)
1989年、「平和 しあわせ 道ひらく」とのスローガンを掲げて連合は結成され運動の第一歩を踏み出し、北海道においては1990年2月、官民統一により今日の連合北海道が結成された。それから、全国に先駆け地域協議会を設置し、212市町村を網羅する地区連合を立ち上げ20年を迎えようとしている。東西冷戦構造の崩壊、本格的なグローバル化時代の到来、新自由主義的思想の席巻とその破たん。連合は激変する時代に向き合い、働く者の権利と生活を守るため、全力で運動を進めてきた。
世界も日本も大きなパラダイム転換の時を迎えた今、労働運動に求められる役割と責任は益々大きくなり、連合北海道も新しい時代を切り拓く時にある。
私たちは、2日間にわたる熱心な論議により強化された新たな運動方針を、全会一致で確認した。そして、この運動方針にこれまで以上に組合員からの期待、そして社会からの期待に応えていく決意を盛り込んだ。
連合北海道は今、ポスト20周年の新たなスタートをきる。
この2年間の運動により、底割れした日本社会を建て直し、労働を中心とした福祉型社会を構築するための確かで大きな一歩を力強く踏み出さなければならない。
そのために、私たちはこれまで以上に働く者との連携を深め、組織拡大をはかる。職場や地域で「顔の見える」運動を進めていく。そして、政権交代により樹立された民主党を中心とする新政権との協力関係を強化していく。
疲弊した国民生活を立て直し、安心で豊かさを実感できる社会の構築のためには、労働組合が不可欠な存在であることを、具体的な運動の成果によって示していくことをここに誓う。
産別、地協、地区連合はさらに結束を強化して、
すべての働く者の連帯で、希望と安心の社会を築こう!
以上、宣言する。
2009年10月28日
連合北海道第22回定期大会