その9
政策実現に向けた政治活動の強化
 
1.新政権との関係
@ 新しい政治への転換、政権交代のある政治の定着をめざし、長期の自公政権を打破し、民主党を中心とする連立政権が実現しました。
 連合は、新政権の定着・発展を期待するとともに、新政権に対し政策を中心に協力関係を進めていくとしています。
A 連合北海道としても、そのスタンスを尊重し、政権与党の地方組織である民主党北海道とは、これまで同様に緊張関係を持ちつつ、定期的、かつ必要に応じて政策協議を行っていきます。
 
2.政治活動の強化
@ 労働組合の政治活動の強化のため、各首長、各級議員とのネットワーク化など、政治センターの機能強化に取り組みます。
A 連合本部が主催する政治教育・研修会へ、地協政治担当者の派遣、産別政治担当者の積極的な参加を呼びかけていきます。また、連合北海道においては、選挙ルールの徹底を図るため公選法の学習会を実施していきます。
B 連合本部は、組合員の政治意識を把握するため「政治意識動向調査」を行います。その調査結果をふまえ、参議院選挙への対策に反映していきます。
C 政党や政治家、有識者などと広く開かれた意見交換の場として、「連合北海道政策フォーラム」(仮称)について検討していきます。
 
3.政策制度活動の強化
@ 連合の政策・制度要求を実現させるため、これまで基軸としてきた民主党北海道との政策協議を行うとともに、道政課題については道議会の民主党道民連合やフロンテア議員会との政策協議の強化を図っていきます。必要に応じて道議会対策や議会外での行動に積極的に取り組むなど、道民世論にアピールする活動を展開していきます。
A これら政策活動の強化に向けては、引き続き、全構成産別による政策推進分担金の拠出、組合員の参加による政策推進カンパ活動を実施していきます。
 
4.第22回参議院選挙の取り組み
@ 明年7月に行われる第22回参議院選挙は、新政権・与党のもとで闘う初めての選挙となります。
  政権与党体制の安定に向けて、比例代表選挙における組織内候補の完勝をめざすとともに、民主党北海道と連携し、北海道選挙区における候補者の推薦作業を急ぎ、選挙区と比例区選挙の相乗効果を発揮していく体制づくりに取り組んでいきます。
A 参議院選挙の具体的な闘争方針については、民主党における北海道選挙区候補者の決定を受けて、別途、地方委員会で決定していくこととします。
 
5.衆議院選挙の取り組み
  今回の第45回衆議院選挙後の政治情勢を見極めつつ、民主党を基軸に支援し、いつ解散があっても対応できるように、次回選挙にむけた準備作業を進めていきます。
 
6.第17回統一地方選挙の取り組み
@ 2011年に行われる第17回統一地方選挙では、民主党北海道などで構成する北海道政権戦略会議のもとで、道政の奪還に向けた政策づくりや知事候補の擁立作業に着手していきます。
A 政権政党として、道議会における過半数議席の獲得をめざす民主党北海道の道議候補公認基準や推薦基準をふまえ、知事候補と共に闘い、道議会における統一会派の結成、知事候補マニフェスト・連合政策の実現に努力することなど、連合北海道としての組織推薦基準を改めて整理し、組織内候補の積極的な擁立・推薦を行っていきます。
  また、民主党北海道と選挙協力する他党候補の推薦も視野に入れていきます。
B 各市町村で実施される首長選挙は、当該地協・地区連合において、政策合意に基づく候補者の推薦決定を行い、地域における政策課題の実現と勤労者・生活者の視点にたった地方政治の確立にむけて闘います。
  また、市町村議員選挙についても、首長選挙に準じて推薦決定を行うとともに、地域における政治勢力拡大にむけては、政権政党を支える連合推薦の地方議員の拡大をめざし、積極的な組織内外の候補者の擁立・推薦を行い闘っていきます。
C なお、連合北海道は、当該地協・地区連合の推薦要請に基づき、候補者の推薦決定を行い、知事選・道議選・市町村議選一体となった取り組みを進めます。
 
7.推薦議員との連携強化
@ 連合地協推薦議員懇談会については、活動の強化をはかるとともに、連合推薦議員との連携を強化することを通じて、政策実現に向けた推薦議員との一層の連携強化をはかっていきます。
A 推薦議員懇談会の未設置地協での設置を急ぎ、推薦の国会議員、地方議員との連携を強化し、政策実現と政治勢力の拡大をはかっていきます。また、地協・地区連合は、各首長との定期協議などの開催を通じて、社会的影響力を高めていきます。