活動方針 [その9]

共感を呼び、世論と向き合う広報・文化活動と
平和友好の国際連帯活動を進めます。

【取り組みの総括と課題】
1 広報活動
(1) 連合北海道ホームページ(以下、HP)を4月にリニューアルしました。同時に、各局の取り組みや活動、見解など速報に努めてきました。そのため、HP更新技術を持つ担当者の養成を行う研修を行いました。HPはリアルタイムに近い情報発信機能を有しており、連合北海道と産別、地協、組合員が様々な課題に関する情報を迅速に共有し、共通の認識で問題に対応するためにも、積極的に活用すべき媒体として、一層の充実が求められています。
(2) 機関紙「マンスリーれんごう」(月一回定期発行、第3種郵便物)は、HPに掲載された記事のダイジェスト版として現在発行しています。いま、情報発信は速報性のあるホームページに移行しています。しかし、機関紙による情報・教育宣伝機能はITと異なる役割と有用性があります。今後は、産別・地協・地区連合に於けるIT環境整備の進捗と合わせて「機関紙」の役割、位置付けを考えて行く必要があります。

2 国際友好活動
(1)中国の労働組合(中華全国総工会)と交流再会
 連合北海道と中華全国総工会は、1994年に相互交流に関する議定書を締結し、交流を続けてきましたが、2002年以来中断していました。この度、東北三省(遼寧省・吉林省・黒竜江省)の総工会の招待により、4年ぶりに中国の労働組合との交流が実現(7月9〜13日)しました。中国の経済開放政策は中華全国総工会にも影響が及び、国際交流は各省総工会の自主性に委ねられています。
 連合北海道は、こうした時代状況をふまえるとともに北海道と黒竜江省が今年7月で友好提携20周年を迎えたことなど、歴史的、地理的にも道民との関係の深い黒竜江省の労働組合と交流を深めることについて協議しました。その結果、明年、連合北海道の招待で来道する代表団が、新たな交流議定書に調印することで合意しました。
(2)ロシア連邦サハリン州労働組合連合との定期交流
 サハリン州労働組合連合との定期交流は、2年ぶりに代表団が8月6〜9日にかけてサハリン州を訪問し、コルサコフの石油基地などを見学しました。サハリン州連合では、賃金の遅配問題に取り組み、組織拡大で成果をあげています。また、パイプライン建設に従事する外国人労働者問題、国営鉄道の民営化などの課題を抱えています。

3.文化活動
 北海道労働文化協会の諸活動(全道勤労者総合文化祭、文学散歩)を支援しました。
 









































 


重点課題】
(1)広報・宣伝活動
@連合北海道ホームページは連合北海道の活動報告や政治、社会、経済など運動に関わる課題に関わる見解など速報性を重視し、産別、地協、地区連合、組合員をつなぐ情報媒体、連合北海道の情報発信力として位置付け、読まれるHP、利活用できる価値あるHPに改善を図ります。また、広く社会に向けた情報発信媒体として内容の充実につとめます。
 今後は、産別や地域の取り組みを掲載することや、組合員参加型のHPとすることに工夫していきます。
A一方、機関紙「マンスリーれんごう」は、読みやすい紙面づくりを目指し、定期発行に努めます。HPとの関連では、HPは速報記事とし、当面、機関紙はインターネットで行き渡らない部分を補う、HPのダイジェスト版と位置付けます。
 また、「機関紙」と「ホームページ」の役割、位置付けについては、産別の機関紙・宣伝担当者の意見を聴くとともにアンケート調査を実施し、連合北海道、構成産別、単組、組合員に至るまで情報伝達の効率的、効果的な広報活動のあり方を検討します。

(2)国際友好活動
@1994年から続いた中華全国総工会との交流については、新しい時代状況を踏まえ、今後は、北海道と関係の深い、黒竜江省総工会と相互交流に関する議定書を締結します。そのため、2007年に黒竜江省など遼寧省・吉林省の労働組合(総工会)の代表を招待します。中国をはじめとするアジアの国々との関係改善は、日本の大きな課題となっていますが、連合北海道は、持続的で幅広い人材の交流を通じて相互理解と平和・友好の増進に取り組むこととします。
 2007年のロシア・サハリン州労働組合連合との定期交流は受入年であり、時期調整のうえ実施します。

継続課題】
@北海道労働文化協会の諸活動(全道勤労者総合文化祭、文学散歩)などを支援するとともに、北海道対外文化協会も含めた活動・組織・その企画のあり方の改革検討を行います。

A連合本部の海外視察、ILO海外労働事情視察などに参加し、諸外国の雇用・社会制度などの研究・調査を行います。