伝説の通訳
 「パク・ジュンギュ」のロシア情報

ようこそおいでくださいました。
「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。

ロシアテレビRTR 2001年1月10日放送
 
 ロシアとアゼルバイジャンの関係修復なる
 
 ロシアのプーチン大統領は、今日アゼルバイジャン共和国を公式訪問し、アリェフ大統領との会談に入った。
 両国は、カスピ海の分割に合意したほか、カフカス地方の安全保障についての協力声明を発表した。
 今回はアゼルバイジャンが独立してから、初めてのロシア首脳訪問で、プーチン大統領にとっても、2001年度初めての外国訪問であることが強調されている。
 空港では新しいロシア国歌が演奏され、両大統領は、空港で今後の会談予定を話し合った後、同じ車に乗って官邸に向かった。
 この後、一対一で行われた会談は、およそ5時間にわたり、会談の最初の成果として、両国がカスピ海の分割に合意した共同声明が、その後の閣僚を交えた拡大会議で調印されたことが明らかにされた。会議の席上、プーチン大統領は、ダゲスタンのパートが関与した犯人の引き渡しに協力したことに謝意を表し、アリェフ大統領の勇気をたたえた。
 経済問題をめぐる拡大会議は、作業グループがこれまで半年間にわたり、文書のとりまとめを行ったため、長引くこともなく調印を迎え、プーチン、アリェフ両大統領は久しく待たされたカスピ海に関する共同声明とバクー宣言に署名して、ロシア・アゼルバイジャンの長い関係空白に終止符を打った。
 調印された政府関係協議の中には、石油・ガス事業での協力協定が含まれ、カスピ海での石油開発協力に関する法的機関がすべて整った。両国がすべての関係国の承認を待たずにカスピ海の海底の分割を行うことになった。カスピ海の船舶航行については、これまでと同様で変更がなく、また海上権については、海上全域に自由な航行を認めての海底分割を行ったことになる。
 
ロシアの「ソビエト時代」の債務問題
 
 カシャノフ首相は、クドリン財務相に対し、ソビエト時代の債務問題についてパリ債権者会議と交渉を進めるよう指示した。ロシアはその他の債務に関して順調に償還しているが、ソビエト債務については、今年度の予算に組み込まれていなく、カシャノフ首相によると、今年度はIMFからの融資を受け、パリ債権者会議とは債務支払い延期で合意できるとの前提となっている。
 今回の交渉に関する指示は、パリ債権者会議のジュアイロ議長が、今日クドリン財務相に書簡を送り、債務完全償還の希望を表明したことに対するものである。
 カシャノフ首相は支払い延期の理由について、次のように述べた。
「支払い延期は国民のためのきわめて重要な予算公約を確実に実施するためであり、ロシア政府は支払いの意志を継続する。クドリン財務相には、パリ債権者会議と即時交渉を開始するよう指示した。1月末にはIMFの代表が来るので、この問題を協力して検討し、しかるべき結論を得たい。」
 1月10日、ロシアからパリ債権者会議に1,500万ドルが送金されると発表された。これはソビエト債務の一部で、大半がドイツに対するものであり、1月中にロシアからパリ債権者会議に支払われる額は3,100万ドルになるといわれる。

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