伝説の通訳
 「パク・ジュンギュ」のロシア情報

ようこそおいでくださいました。
「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。

ロシアテレビRTR 2000年12月28日放送
 
 沿海地方のエネルギー問題
 
 沿海地方で相変わらず、5,000人の住民が暖房のない連休に人りますが、沿海地方の議会はこの問題の審議を拒否した。提出された不信任案の審議を拒否した。沿梅地方議会はエネルギー問題で大きく揺れている。野党議員はナズドラチエンコ知事の不信任案を出したが、採択にいたらなかった。知事を支持する議員の数は総員の半数を上回っており、17人の議員が議場から去ったので定員数に足らず、採択はできなかった。しかし、これはエネルギー問題を放置することになるので、来る1月 16日この問題を審議する議会を招集することにしていて、地方議会議員の多くは、これにはプーチン大統領を招くことを提案している。
 
 ウリヤノフスク州のエネルギー事情
 
 ウリヤノフスク州の新しい知事シャマンスキー氏の就任式が2日こおこなわれるが、新知事は、暖房問題を引き継ぐことになり、ウリヤノフスク市民は、エネルギー危機とはどんなことか肌で感じている。気温はマイナス20℃、室内の温度も10℃をきり、朝起きるとまずお湯を沸かし、オーブンを温めて窓硝子の氷を溶かし、残った氷はナイフで取り除かなければならない。部屋の一部は霜で被われ、一番困るのは幼児の居る家庭で、羽毛の寝具に毛布を三重にして対策をしている。学校ではオーバーを着たまま、授業がおこなわれており、これがウリヤノフスク市の半分に当たるベッドタウンの市民の生活状態である。
 ウリヤノフスク市民が滞納している電気料金は10億ル−ブルで年間予算を上回る金額である。発電所には発電のための重油がなく、予備の燃料も底をつき、あとどれだけ残っているのかは、企業秘密とされている。ウリヤノフス州の前知事は、意図的に暖房料金を抑えてきたが、今そのつけを戻すには、いまの料金を5倍から8倍に上げなければならないと言われている。しかも、それには膨大な借金をしなければならない。シャマン副知事は「7千万ルーブルの中央政府の支援を求めたが、だめになった。ウリヤノフスク州はロシアで最も貧しく、最も寒い州として、2 1世紀を迎えようとしている。」
 
ロシアテレビRTR2000年12月28日放送
 
 宇宙ステ一ション・ミールの飛行停止
 
 ロシアの宇宙局のコブチェフ局長は、一時連絡の途絶えた宇宙ステーンョン・ミ−ルの飛行制御は完全に回復したと述べた。ほぼ一昼夜連絡が途絶えたステーションが、今後飛行を続けることは、かなり危険なので、飛行を停止させることになった。コブチェフ局長は「宇宙ステーション・ミールの飛行状態は把握している、システムはちゃんと動いているし異常がおこれば回復させることもできる。しかし危険を侵す権利は私たちになく、これはロシアのことばかりでなく、国際社会に対するロシアの責任問題なのである。だから大統領も政府も、ミ−ルを停止させる、私たちの提案をうけいれた。」
 
ロシアテレビRTR2000年12月 29 日放送
 
 ロシア国歌の歌詞
 
 プーチン大統領はクレムリンの会議で、新しい国歌の歌詞について協議し.夕方にはミハイルコフの作詩を、国歌の歌詞にすることを採択した。
 
 石油価格の上昇
 
 石油価格の上昇は、国の経済成長になるばかりでなく、国内の活力になると、プ−−チン大統領は発言した。
 
ロシアテレビRTR2000年12月 30日放送
 
 年金額の引き上げ
 
 ロシア政府は年金問題を検討し、待遇改善の必要性を認め、特に年金受領者で、働いている人の不利な状態を改善することにした。
 
ロシアテレビRTR2001年1月 3 日放送
 
ロシア経済
 
 ロシア政府は、国の経済は上昇しているとみている。ルーブルの相場は変りやすいが、経済に対する影響はあまりなく、中央銀行の外貨準備額は2億ドル以上になって、ロシアには今までにない、良い状態であるとしている。
 
ロシアテレビRTR2001年1月4日放送
 
 原油の値上がりと沿海地方の電力不足
 
 原油価格が再び値上がりし、ロンドン市場では原油1バレル当たり30セント値上がりし、現在24ドル60セントで、専門家はこの傾向がなお続くとみている。世界市場で原油価格が上がるという、ロシアにとって絶好の環境にもかかわらず、沿海州では停電が州全体に広大して、危機が深刻な事態を迎えている。地元行政関係者は事態のコントロールが不可能とみていて、電力会杜統一システムでは、ピャチゴルスク炭鉱で事故が発生して石炭の採掘が完全にストップしたことから、沿海州にある国営電力会社の電力の生産が3分の1にまで、おちこんでいると説明している。
 ウラジオストックのコクヤコフ副市長は、もう私たちの手には負えない、明日の朝までに事態の収集ができないことには、暖房システムがストップする可能性があり、産業は完全にストップし、港湾も鉄道もその活動が停止されており、電力が供給されているのは炭鉱だけであり、幼稚園では、ジュ−スとビスケットだけしかないので.子供たちは自宅に返されている。病院でも大変な混乱がおきており、ウラジオストックの市内でも電力が供給されているのは、中心部だけである。ウラジオの発電所では他の地方から電力の供給を受けている。
 
ロシアテレビRTR2001年1月 5 日放送
 
 ナホトカ地域のエネルギー事情
 
 沿海地方のナホトカ市は、深刻なエネルギ−危機に立たされている。ナホトカ市では、毎日12時間づつ電力供給がとまっていて、市街の街灯も消えている。企業の電力供給も半分に制限されており、状況は深刻で、1万4千人の住民が暖房がない状態におかれている。ピャチゴルスク炭田の事故から1昼夜がすぎたが、未だに採掘のめどがたっていなくて、沿海地方の発電所は通常の3分の1しが電力を生産しておらず、一昼夜のうち数回停電する状態である。停電のため、家庭の電気製品が故障することもあり、市内では、ローソクや石油ランプをともして営業している商店があるのみである。街灯の破裂や暖房管の破裂等の大きな事故を防ぐために、非常用の備蓄液体燃料を使うことになった。1月4日、石炭の供給先の問題を解決するため、ロシア電力公社のカプツォフ副社長が沿海地方に到着した。ナホトカ市では、停電、断水の非常事態で、学校も休校している。
 
ロシアテレビRTR2001年1月 9 日放送
 
 ロシアのプーチン大統領のアゼルバイジャン共和国訪問
 
 アゼルバイジャン共和国は、ロシアよりはむしろトルコと友好を深めているが、外コーカサスの大きな問題である、油田開発でロシアの協力が必要となり、プーチン大統領の今年はじめの外国訪問がバク−となった。しかしバク−には、ロシアの国旗が掲げられておらず、ロシアの協力を必要とする石油会社にのみプ−チン大統領の肖像画が掲げられている。
 

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