伝説の通訳  「パク・ジュンギュ」のサハリンと極東ロシア情報
   
 (2005.06)

サハリンの南で地震が2つ

 日曜日の朝、サハリンの南の地方において、2つの地震があった。地震のマグニチュードは、2と3であった。その震源は、サハリンの一番南・西部にあるクリリオン岬で、その岬にはロシアの太平洋船隊の灯台ならびに、軍事基地、気象観測所しかない。死亡・損害はない。
2005年6月26日のリア・ノヴォスチ情報通信、ピョートル・ツィレンドルジエフ氏

サハリンの南は、40日間の旱天

 2日間、そのまま雨が降らないと収穫に有害な影響となる恐れがある。ニンジン、キャベツなどの野菜は、ほとんど全部なくなる。今年のような旱天の6月は、ほとんど30年間にはじめてとのこと。
2005年6月24日の国営テレビ・ラジオ企業サハリンの放送網

北海道において、ロシア人の犯罪者

 北海道警察の報告によると、2004年に、外国人が行なった犯罪の総数は、2003年に比べると、69人増加して、339人となった。それは、以前よりもっとも多く、たとえば、1995年に、外国人の犯罪者は、138人で、この10年間で2倍以上となった。民族的に見ると、外国犯罪者のなかに、ロシア人のほうが多く、2003年に比べると41人増加して、168人となった。2位は、中国人で13人増加して、112人となった。フィリピン人の数は、16人(9人増加)である。
 ロシア人の犯罪者のなかで、スーパーなどの泥棒は、91人(15人増加)、移民法の違反者は、77人(11人増か)である。
2005年6月22日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

ユジノサハリンスク市の教育発達プログラムの問題

 ユジノサハリンスク市の教育局のユリア・グリツァイ局長によると、2002年〜2005年期間にわたって行なう教育発達プログラムは、わずか40%の実現であった。その原因として、同プログラムの融資の不足と教育スタッフの不足である。融資は、計画の31%となった(計画は、1億8,391万3,000ルーブル、実現は、5,749万3,000ルーブル)。市の学校の教育スタッフの不足の総数は、123人(その大部分は、外国語、小学校、体育教授)、保育園教授の不足の総数は、129人である。
2005年6月22日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

議員たちはクリールにおける社会的・経済的状況を思わしくないものと評価した

 本会議で、サハリーン州議会の議員たちは、南クリール実務訪問の結果に関する決定を採択した。
 自治体“ユージノ・クリーリスキイ地区”の構成下にある国後および色丹の両島を訪れて、議員たちは、この地域の社会的・経済的状況を思わしくないものと評価した。これらの島の住民たちには、生活に適した住居、必要な医療サーヴィスが保障されていない。個々の社会的に重要に施設は、事故の発生しそうな状態にある。現代的な繋留施設がないことや空港“メンデレーエヴォ”の改修が完了していないことに起因するものを含め、輸送の保障の面での問題は大きい。燃料エネルギー複合体における問題は少なくなく、ユージノ・クリーリスク町では住民のための電力1キロワット時の価格が3ルーブリ20コペーイカである。
 サハリーン州議会は、燃料エネルギー複合体、輸送、通信、漁業、社会分野の施設の建設の完了ならびにクリールの島々における住民の正常な生命維持活動を保障するための新しい施設の建設を優先的なものとみなしている。
 決定において、議員たちは、サハリーン州行政府に、クリールの島々の社会的・経済的発展に関する部局の創設の可能性を検討することを勧告した。人道支援ラインで、自治体“ユージノ・クリーリスキイ地区”によって得られる燃料を対象とした、税の面での850万ルーブリの負債の返済の部分における“2005年度の州予算”法の修正を準備することを。地区の病院のための救急車の購入および国後および色丹の両島における死体安置室の建設の財政資金を予算から割り当てることを。
 エコロジー基金の資金で、議員たちは、知事に、クリールの島々における沈没した船舶およびその他の金属屑の処理に関する対策のプランを策定し、10月1日までに、地震の際に破壊された工業および社会施設の撤去および再利用の組織および資金供与に関する提案をおこなうことを提案している。議員たちは、サハリーン州の会計検査院に、1996年から2004年の間のクリールの島々における施設の建設に向けられた州予算の支出の効率の検査をおこなうことを委任する意向である。議会の経済政策予算委員会には、今年第3四半期に、連邦目的プログラム“1994年から2005年にかけてのサハリーン州クリールの島々の社会的・経済的発展”の遂行の結果を検討することを。
情報源:SAKH.COM 21.06.2005

稚内空港は、国際便運行の際の予備の空港

 6月20日、航空会社“サハリーン・エアウェイズ”は、初めて、ユージノ・サハリーンスク-稚内間の国際飛行をカナダ製の飛行機DHC-8でおこなった。
 同航空会社の報道係で明らかにされたところでは、飛行は技術的なものであった。それは、新しい飛行場への着陸の際の乗員の訓練、ならびに、飛行機のサーヴィスの規則の調整のためのものであった。それは、同航空会社が函館および札幌からの国際便の運行の際の予備の空港として日本の稚内市の空港を利用する予定であることに起因するものである。
 ロシヤで定められている国際飛行の際の規則によれば、予備の空港として利用することができるのは国際空港の飛行場にかぎられている。日本の運輸担当省庁への呼びかけは、存在する問題の理解および速やかなプラクティカルな解決を見いだした。
 国際飛行の調整に加わっているロシヤの航空担当省庁の反応は、きわめて慎重である。どうやら、自国の空港シャフチョールスクが、よりてきぱきと働く日本の同業者たちのサーヴィスへの支払いに当てられる資金を失うことになるらしい。
情報源:SAKH.COM 20.06.2005

サハリンの北で地震

 6月14日3時18分に、ユジノサハリンスクから680キロにある北の地方において、地震があった。地震のマグニチュードは5.8に達して、その近くにあるオハ市、ワール村とサボ村において、4、ノグリキ村とヌシ村において、2であった。死亡・損害はない。
2005年6月14日ののヴォストク・メジア情報通信

サハリン島の動物と植物界の本

 ウラジオストック市のダリナウカ出版社によって、「サハリン島の動物と植物界」という本が出版された。同本は、国際・サハリンプロジェクトに関する動物と植物界研究の結果をまとめたものである。研究した面積は、サハリン島の領土の70%である。
 研究したものとしては、淡水動物と陸棲動物、及びに、「脈管性植物」というものとなった。サハリン史にはじめて、「脈管性植物」及びにキノコの新しい種類を280と昆虫の新しい種類を7つ記述した。それに加えて、サハリン島の地質形成・変化過程も含まれた。
2005年6月15日のヴォストク・メジア情報通信

7番目の石油採掘シーズンが始まった

 サハリン・エナジー社プレスセンターによると、6月10日に、第7番目の石油採掘のシーズンが開発された。
 ピルトゥン・アストフスホエ石油基地の厳しい気候及びにオホーツク海の困難な凍結状況の影響で、石油採掘と輸送の作業は、1年に6ヶ月間しかできない。今回始まった採掘のシーズンに、サハリン・エナジーは100の大口石油貨物を消費者に輸送する予定である。以前の6石油採掘のシーズンに、石油は、日本、韓国、中国、台湾、タイ、アメリカ、フィリピンなどへ供給された。1999年に行なった第1番目の石油採掘のシーズンから2004年のシーズンまでの期間に採掘した石油の総量は、6,000万バレルである。
2005年6月15日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム情報通信

第6回 日本語のスピーチ・コンテスト

 サハリン州行政機関と北海道知事、及びに、サハリン日本センターとサハリン国際・経済関係局主催で、サハリン国立大学において、第6回日本語スピーチ・コンテストが行なわれた。
 その参加者は、サハリン国立大学の学生6人、SAMYUK大学の学生1人とユジノサハリンスク法学・経済・情報学大学の学生4人であった。
 主催者によると、1位はサハリン国立大学のスベトラーナ・ロビンスカヤで、賞としては、日本への旅行。
2005年6月17日のSAKH.COM情報通信

クリールの移譲は始まったか?

※ クリール とは 千島列島のロシア名です。

 クリールの島々の日本への移譲の準備は着々と進められていると断言するあらゆる根拠がある。
 先頃、日本の北海道の女性知事が、国後、択捉、色丹、歯舞の島々を訪れた。日本の女性の役人は、訪問を係争の領土の査察や監査かなにかのようにみなしている。彼女は、わたしは、わたしたちがいかなるテリトリーを要求しているのかをじぶんの目で見たい、と語った。島々の住民たちは、クレームリンが頑として耳を傾けていない抗議を唱えて街頭へ出た。モスクヴァの外交担当省庁の報告からは、きまって、なにもわからない。最初は、日本との交渉では進展がみられた、とし、あとでは、クリールの移譲については問題とされていない、と発表した。
 北海道知事のユージノ・クリーリスクへの来訪の日、“ロシヤの固有の領土、クリールへ、ようこそ!”との標語をかかげた大きなデモがおこなわれた。同様の行為は、ユージノ・サハリーンスクの日本の領事館の窓の下でもおこなわれた。しかし、日本の代表団員たちは、あたかもそれらに気づかないようであった。北海道からの客人たちは、国後島の当局に、島々の返還の問題がより具体的な輪郭をおびてくる時期に検討する必要のある課題、および島々の将来像を協議するために地元の住民たちとの会合をじぶんたちのために組織するよう要請した。日本人たちは、択捉島でも同様の会合をおこないたい考えである。地元の住民たちの話によれば、北海道の役人たちは、モスクヴァがいずれにしても彼らを守らず、日本人たちが彼らに天国の生活を用意することをほのめかしながら、彼らをじぶんたちの側に引き込もうとしている。
情報源:WWW.MEGAPOLIS.RU 16.06.2005

クリールの島々の住民たちは自身をロシヤの住人と感じなければならない

 “サハリーン州のクリールの島々の各住人は、自身をれっきとしたロシヤの住人と感じ、ロシヤ市民としてじぶんの将来を確信すべきである”。
 これについては、今日、コンスタンチーン・プリコーフスキイ極東連邦管区ロシヤ連邦大統領全権代表が語りました。同氏は、島々では工業生産が伸びており、住民たちの給与が増えており、市民の生活保障の問題が解決されつつあり、国家が輸送インフラの発展をうながしており、ロシヤのビジネスマンたちがますますさかんに新しい企業を開いている点を指摘しました。住民はより活発にクリールの地を開発するようになり、人々は快適な住宅を建設しはじめ、クリールにおける出生率は死亡率を上回るようになった。“これは、まさにクリールの島々で生活し続けたいとの人々の願いを物語っている”と全権代表は強調した。
 同氏の話によれば、クリールの島民の90パーセントはこの地を生地そしてもっぱらロシヤの地とみなしており、これは、ロシヤの指導部の考えと一致している。ニコラーイ・スパーススキイ氏は、極東およびロシヤ全体にとってのクリールの島々の特別の戦略的意義、ならびに、連邦中央サイドからのこのテリトリーに対する高められた注意の必要性を確認した。
情報源:極東連邦管区ロシヤ連邦大統領全権代表部プレス・センター16.06.2005

ロシヤ連邦大統領はクリールの島々における事態を憂慮している

 これについては、ニコラーイ・スパーススキイ・ロシヤ連邦安全保障会議書記代理が、視察訪問の成果をまとめる会議で語りました。
 同氏は、つぎのように語りました。南クリールへの視察旅行は、日本の領土要求を考慮して、ならびに、ロシヤの日本との関係を考慮して島々における状況を分析するという課題を提起した。私たちは、ロシヤはこの15年間で初めて外交状況の悪化に直面した、ということを出発点としている。近隣諸国からのロシヤに対する領土要求は、国の国家的安全の強化のための重大なファクターである。しかし、私たちは、クリールにおける国境守備隊の整備によって島々を保持することはなく、重要なのは、正常な状況のなかで生活すべき住民である。それゆえ、ロシヤ連邦大統領は、クリールの島々の発展の特別連邦プログラムを機械的に延長するつもりはなく、きちんとした執行のための具体的な委任をおこなう。ニコラーイ・スパーススキイ氏は、最後にこう強調しました。
情報源:WWW. SAKH.COM  16.06.2005

領土問題をどう解決するか?

 サハリーン州議会議員のセルゲーイ・ポノマリョーフ氏は、クリールの島々にたいする日本の要求に対抗するおもな方法は、それらの島々の整備であるとみなしています。
 2005年4月、セルゲーイ・ラヴローフ・ロシヤ連邦外相は、社会分野、エネルギー経済、輸送インフラの施設への優先的な資金供与の保障のための措置を講じて、連邦プログラム“クリールの島々の社会的・経済的発展”を延長する必要性に関する公用文書をロシヤ連邦大統領に提出しました。“これらの問題の解決は、南クリールの島々における社会的状況の正常化を促し、平和条約の問題に関する露日交渉におけるわが国の立場の強化に寄与します”。
 メッセージのなかでは、“プログラムの有効期間の延長は時刻の領土保全の主張の問題におけるロシヤ連邦の立場のゆるぎなさを物語ることになる”との指摘がなされています。とくに、いわゆる“北方領土”にたいする日本側の領土要求の活発化という状況において。
 2005年5月11日、ロシヤ連邦大統領は、“クリールの島々の社会的・経済的発展の問題の優先的な解決はロシヤ連邦の国内の安定および外交政策の強化の面での優先的方向のひとつである”とそのなかで指摘した委任状を政府に発布しました。この分野での活動の成果を、大統領は、不十分なものとみなしました。
情報ソース:SAKH.COM 09.06.2005

漁業部門の成功

 アレクセーイ・ゴルヂェーエフ・ロシヤ連邦農業相は、木曜日、モスクヴァで、ロシヤは2005年に15%以上漁獲量を増加した、と発表しました。
 同氏は、“もしこのテンポを維持することができるならば、むこう6-7年のあいだに漁業部門における総生産を倍増できる”と語りました。
 海洋委員会の会議では“漁業部門における状況の深刻な評価”がなされた点を指摘し、A.ゴルヂェーエフ氏は、委員会でのじぶんの報告のなかで私はそれに同意しなかった、と語りました。同氏は、“危機は克服され、それは、法的基礎がなく国家が同部門の国家調整システムを構築できる状態になかった2-3年前のことであった”と述べました。
 今年の5ヶ月間で、ロシヤの漁民たちは、去年同時期の107万トンにたいし124万トンの魚およびその他の生物資源を水揚げしました。排他的水域では、77万9800トンにたいし95万6500トン。外国ゾーンでは、19万9100トンにたいし22万6300トンでした。協定水域および海洋の公海部分では、去年5ヶ月の10万4000トンにたいし8万4400トンでした。
情報ソース:インターファックス10.06.2005

千島列島で117人が魚缶詰で中毒にかかった

 千島列島の国境警備隊では、117人の警備隊員が食中毒にかかった。その原因は、悪い魚缶詰であったと検察庁職員が述べた。中毒にかかった警備隊員のなかに、死亡者はない。しかし、公衆衛生規則の違反に対して、訴訟が起こされた。
2005年6月9日のリア・ノヴォスチ情報通信

歩道敷石をポリエチレンのゴミで作る予定

 ユジノサハリンスクのポリメール社は、歩道敷石を、ポリエチレンのゴミで作る予定である。そのタイルを作るためには、飲み物のポリエチレン空びん及びにその他のポリエチレンのゴミを集めなければならない。それで、市内のあちこちに、そのタイプのゴミを捨てる箱を立てる予定である。市民は、ポリエチレンのゴミを分別する集め方になれていないから、ポリエチレン空びんで作る歩道敷石の生産はできるか疑問がある。
2005年6月10日のサハリン州行政機関の情報局

中国人は、サハリンの森林を伐採した

 環境警察は、ホルムスク地方のチャプラノボ村の近くにあるリュートガ川の河岸において、森林を伐採した中国人の移住者を逮捕した。移住者は、森林伐採許可証がなくても、伐採した木を、大温室などの建設のために使用した。それに、伐採した木を、薪の山とした。その活動のエコロジー及びに物質の損出は、莫大なものである、とサハリン州の警察局のプレスセンターが述べた。
2005年6月9日のイア・SAKH.COM情報通信

サハリン・エナジー社は、ベテランに手伝う

 サハリン・エナジー社とサハリン州のベテラン会議は、相互理解協定を調印した。パートナーシップのプログラムは、2005年の末まで有効である。同プログラムにしたがって、サハリン・エナジー社の金銭的な援助の総額は、10万ドルとなる。2005年度には、大祖国戦争の退役軍人のために、住宅の修理や薬の支払いなどの援助する予定である。
2005年6月8日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

リューボフィ・シュービナ副知事のモスクワへの出張

 サハリン州のリューボフィ・シュービナ副知事がモスクワに出張した結果の1つとして、サハリン州の年金受領者の援助のために、年金受給基金から、600万ルーブルを加算使用できることとなる。その額のなかの400万ルーブルは、高齢院にあてる予定である。
 もう1つの結果としては、サハリン州の子どもの夏休みの利用ために、社会保険基金から550万ルーブルを増額して受けることである。
2005年6月9日のサハリン州行政機関の情報局

ゴミ出し方の規則に、変化

 ユジノサハリンスク市役所のプレスセンターによると、町のゴミの出し方の規則に変化が加えられた。これから、自身で住居を修理する居住者は、そのゴミを近くのゴミ捨て場に捨てることは禁止となる。町の衛生状態局のイワン・サンジャロフ局長によると、自主的に住居を修理する居住者は、自主的に修理後の大幅なゴミを、都市のゴミ捨て場に運ばなければならい。
2005年6月2日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

ユジノサハリンスクにはじめて、囚人の結婚

 5月30日に、ユジノサハリンスク市労働矯正施設において、囚人4人は、嫁を選んで結婚した。そのような結婚式は、ユジノサハリンスク市労働矯正施設史にはじめて行なったこと。
2005年5月30日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

山火事の延焼をいくとめたが

 この1日に、サハリン州のクラスノゴルスク林野庁において、3つの山火事の延焼をいくとめた。とくに損害がない。サハリン州の林野官庁の専門家によると、5月6日から今日までの期間にわたって、州において起こった山火事は17件登録された。マカロフ地方及びにコルサコフ地方において、大山火事におそわれた面積は、20ヘクタールとなった。
2005年6月2日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

サハリン州の地震学者は、ストの一歩手前

 ロシア連邦の測地学官庁のサハリン州支部の地震学者は、3ヶ月間、賃金を受けないでストに瀕している。連邦の測地学官庁が支部に送金しないから、支部においては電話も、インターネットも断線された。それで、支部は、地震やつなみについての情報を伝えられなくなった。支部員の大部分は、支部をやめて別の仕事を探す予定である。
2005年6月4日のリア・ノヴォスチ情報通信、ピョートル・ツィレンドルジエフ氏

アントン・チェーホフ像の台は、良くなる見込み

 ユジノサハリンスク市民の好きなアントン・チェーホフ像は、修復のために取りはずされた。モスクワのツレンコーフ彫刻家が作成した同像も、その台も、20年ぐらい前に建てたが、1回も修復しなかった。6月4日に、アントン・チェーホフ像の古い台の代わりに、新しいのを建てる予定である。新しい台の体重は、2トンで、その材料は、カレリアの黒い大理石である。台を代える作業は、サハリンの有名な彫刻家であるウラジミル・チェボタリョーフによって指導される。
2005年6月2日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

エコロジストたちにサハリーンにおける操業規則を作成するよう提案された

 セルゲーイ・ヂデーンコ・サハリーン漁業局長官は、6月1日、ロシヤ・アメリカ基金“サハリーンの自然”の幹部と会談した。
 これは、生態系、とりわけ、ヘラジカの個体群の保護をめざすサハリーン州およびアメリカ・オレゴン州のいくつかの社会団体の非営利のパートナーシップ。この会談で、アメリカのエコロジストたち、かれらのサハリーンの仲間たち、州当局は、ロシヤの狩猟漁労のおもな厄介ものである密猟密漁の克服のための共同の方策をさぐった。
 サハリーンの人たちの考えでは、密猟・密漁は、国内における改革の時期に、ソヴェート政権の全期間の経済活動より多くの害を自然にもたらした。S.ヂデーンコ氏が強調したところでは、“密猟や密漁は、自然にたいするテロリズム”である。この面での枢要な措置のひとつは、知事によって承認された、産卵河川の保全の措置が記された水産生物資源の再生産の構想。イーゴリ・ブィストローフ沿岸漁業・狩猟漁労探査地域センター長は、エコロジストたちに、島民たちの生活様式や慣習ならびに地元企業のテクノロジーや慣例を考慮した狩猟漁労規則を作成するよう提案した。いまのところ、サハリーンの人々は、アメリカのエコロジストたちの経験を武器として用いる考えで、“ヘラジカを観察せよ”、“小川を養子にしよう”、“サケマス・フェスティヴァル”、“つかまえたら放せ”といった教育プログラムを作成した。
情報源:サハリーン州行政府01.06.2005

上々の年の初め

 近年すでに、漁業をすでに10年危機にあるロシヤ経済の最も問題ある部門と呼ぶことはおなじみとなった。
 しかし、2005年の初めは、適切な国家の調整および自然ファクターの安定化のもとそれがかならず収益あるものとなることをはっきりと示した。今年は、まさに、極東の漁業にとって好ましいピリオドとみなすことができる。完全なるあいまいさと法的混乱の数年ののち、部門に、もっともな“ゲームの規則”があらわれた。
 近年で初めて、漁業企業は、自分たちの活動をあらかじめ計画する現実的な可能性を有し、すでに慣例となった操業許可発給の際の困難に直面してこなかった。2005年3月から始めて、部門のモニタリングシステムは、連日、30パーセント以上の漁獲の増加について語っている。第一四半期、この7年で初めて、漁業は、経済のすべての部門のなかで最高の増加のテンポを示した。とくに年の初めは沿海地方にとって上々のものとなった。沿海地方では、37,7パーセントというファンタスティックな増加がみられた。とはいえ、極東の漁業にとって重要なのは、生産量の物理的増加ではなく、今年初めから見られている企業収益の増加である。近年ずっと、部門全体の収益性が事実上ゼロであり、オークションの広範な実施の時期にはマイナスであったとすれば、今は、それは8パーセントアップした。
 食料の安全の確保がそのおもな課題である、採算が取れずに国家の補助を必要とする経済のセクターの長年続いてきたイメージは、過去のものとなった。今日、漁業部門は、問題のあるとはいえ、市場の、見通しのあるビジネスとみなすことができる。とはいえ、もし、いまのところまだ巨大な規模に達しつつある資本の流出という漁業発展の道における枢要な問題が解決されなければ、もっともな“ゲームの規則”の確立および多数の行政管理上の障害の一掃のためのすべての措置は無意味となりえる。
情報源:サハリーン州連邦保安局プレス局01.06.2005


白い風船が2000


 5月28日に、ユジノサハリンスクの上に、白い風船が2000を揚げる予定である。10年前に、ネフテゴルスク村に、地震で2000人が死亡して、2000の白い風船を空に揚げるのは、その記念とする予定である。
2005年5月26日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

ユジノサハリンスクにおいて、もう1つのツーリスト用・娯楽施設

 オストロフ・サハリン社の指導部は、イワン・マラホフ知事の同意を得て、ユジノサハリンスクの中央において、もう1つのツーリスト用・娯楽施設を建設する予定である。パーベル・デメンチエフ社長によると、同施設に入る150人収容の観光ホテルの建設は、2006年2月までにし終わって、その他の施設の建設は、5〜6年間かかる見込みである。予定の施設のなかに、ホテル(2つ)、スーパー、スポーツ施設、プール、保健所などである。
2005年5月27日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター

サハリンのビールは、金メダルと銅メダルを獲得した

 サハリンのコロスというビール工場によって生産するビールの2種類は、ソーチ市にて行なった「2005年の飲み物国際コンクール展示会」の結果で勝利を勝ちとっ
た。「ビール・リンザ種」は、1位に当たって、「ピコバヤ・ダーマ種」は3位となった。それに、チャパエフスカヤミネラル・ウォーターも、銀メダルを獲得した。
2005年5月26日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

サハリン州の知事は、サハリン・エナジー社の活動に満足できない

 サハリン州のイワン・マラホフ知事は、5月18日にモスクワにおいて行なったサハリン大陸棚の石油・ガスプロジェクト協議会にて及びに5月23日にユジノサハリンスクにおいて行なった新聞記者会見にても、「サハリン−2」プロジェクトを指導するサハリン・エナジー社の活動に満足できない、と述べた。特に、同プロジェクトの関係があるロシア参加の分担及びにロシア人の専門家の専門教育がよくないとのこと。イワン・マラホフ知事の指令にしたがって、サハリン・エナジー社は、1ヶ月間、同状態を直すことができる具体策の一覧表を用意しなければならない。
2005年5月23日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

新しい定期便
 6月1日から、SAT社は、ユジノサハリンスク−コムソモリスク・ナ・アムーレ−ブラゴベシェンスク定期航空路を開設した。
2005年5月25日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム