伝説の通訳 サハリンと極東の
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
(2004.11)
サハリンで、ガソリン16%、州内の定期便航空券、バス運賃が値上げ
ロシア国家統計委員会のデータによると、全極東において、ガソリンの価格が上がった。2003年12月に比べて、マガダン州において、30%増加(1リットルは17.18ルーブル)、カムチャツカ州において、25.3%(1リットルは18.4ルーブル)、ヤクート共和国において、13%(17.9ルーブル)、サハリン州は、16.1%増加(16.9ルーブル)となった。
2004年11月26日のREGIONS.RU情報通信
燃料や飛行機の出発前準備価格が上がったのが原因で、SAT航空運輸企業は、サハリン州内の定期便の航空券の価格も上げる。12月1日から、ユジノサハリンスク−オハ便の航空券は、4,000ルーブル、ユジノクリルスクまで、3,300ルーブル、ブレヴェストニックまで、3050ルーブルとなる。
2004年11月26日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
12月1日から、サハリン州において、郊外バスと都市間バスの乗車賃は増加する予定である。
州の北の地区において、1キロメートルは、2ルーブル、その他の地区において、1キロは1.5ルーブルとなる。それは、以前より1.5倍増加する。たとえば、ユジノサハリンスク市からホルムスク市まで、乗車賃は150ルーブルとなる(前は、100ルーブル)、ウグレゴルスク市まで、700ルーブルとならとのこと。
2004年11月24日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
インターネットの新しいサイト
千島列島をテーマとした新しいwww.kuriles.ruというサイトが現われた。その内容としては、千島列島やに関するニュース、記事、資料などである。サイトのインフォメーションの大部分は、「北方領土返還」運動に関することとなる予定である。
2004年11月26日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
水産物の許容漁獲総数量の増加
ロシア政府は、以前計画した水産物の許容漁漁獲量を増加した。ミハイール・フラドコフ総理大臣の命令によると、ユジノクリルスク操業区域において、サンマの許容漁総数量は40%増加して、21万トンとなる。それは、以前の計画によると、15万トンであった。
2004年11月25日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
サハリーンでクリール防衛のための部隊が編成されつつある
南クリールの2島の日本へ考えられる譲渡に関するロシヤのセルゲーイ・ラヴローフ外相の声明は、サハリーンで激しい抗議を呼び起こした。州議会議員たちは、この措置を非難するプーチン大統領宛の特別のメッセージを準備しており、近日中に島内ですべての地元の政党および社会団体が参加する大規模な抗議行動が予定されている。同時に、明らかとなったところでは、島々の日本への考えられる譲渡に反対して武器を手にするとその参加者たちが約束している、いわゆる“クリール防衛のための戦闘部隊”が、編成されつつある。11月15日、ラヴローフ外相は、ロシヤ連邦大統領のお褒めにあずかった。情報源:ヴォストーク・メディア16.11.2004
カムチャートカ州議会議員たちは、首都へ2通の至急電報を打電した。1通は農相に、もう1通はロシヤ連邦検事総長に宛てて。メッセージでは、沿岸ゾーンにおけるカニの漁獲枠の不確定がカムチャートカの沿岸特別漁船団の仕事を脅かしている、と述べられている。そして、これは、州および連邦の予算への税収が減ることを意味している。1度ならず、首都の当局は、政府の決定 704および標準規定の不履行によって自分たちの決定を説明しつつ、カムチャートカによって対案された漁獲枠の配分案を退けた。それゆえ、議員たちは、法律に基づいて漁獲枠を配分することを省庁間委員会に委任するよう求めている。沿岸部でのカニの漁期はすでに終わりつつあるが、カムチャートカの漁民たちにとって漁は今もって始まっていない。
情報源:通信社“REGNUM”. 15.11.2004
マガダーンの学者たちは、来年のマガダーン州の岸へのサケマス類のアプローチの予想を行った。連邦国立単一企業“マガダーン海洋漁業海洋学研究所”のV.ヴォロブーエフ所長代行の情報によれば、2005年には、およそ2300万匹というカラフトマスのよいアプローチが予想されており、そのうち1500万匹は産卵へ向かわせなくてはならない。考えられる漁獲の漁は、650万匹。これは、カラフトマス1匹1.2sとしておよそ8000トンである。学者たちの予想によれば、シロザケは180万匹が接近し、その考えられる漁獲量は1520トン。海に養魚場で育った稚魚がたくさんおよいでいることから判断すれば、ギンザケも豊漁が予想されている。しかし、現実は、それが自然の個体群の増大をもたらす魚のアプローチに影響を及ぼさないことを示している。ギンザケの予想される漁獲量は、およそ130トン。専門家たちの考えでは、2005年のマガダーン州におけるサケマス類の考えられる総漁獲量は、9850トンである。
情報源:Fishery. RU 13.11.2004
不安定な島の天気により、クリールの大部分の住人は、海上交通を好んでいる。急がば回れ、である。しかし、海洋クルーズも、時化のために、何日か長引く可能性がある。チケットの価格の差は現在大きくなく、飛行機が2600ルーブリで、ディーゼル船の3等船室が2340ルーブリ。いずれにしても、1つの賃金、年金もしくは補助金で暮らしている多くのクリールっ子たちにとっては、サハリーンへ行くことは高すぎる満足となった。
例えば、“北方”勤労年金が4000ルーブリ以下の働いていない年金生活者たちにとって。“小さな大陸”への旅のあとに彼にいくら生活費が残るかを数えてください。地元の医師たちが検査および治療のために州の病院へ遣わす病人たちも、財政的な問題に悩まされている。彼らは、汗水たらして稼いだ金でユージノ・サハリーンスクへ行き、旅行の出費を年末もしくは翌年初めに補っている。その際、だれもインフレを考慮していない。しかも、さらにチケットから税が控除される。その結果、病人たちは、じぶんの汗水たらして稼いだ金の一部をさらに失うことになる。
情報源:新聞“レギオーン” 15.11.2004
ユジノサハリンスクの貧しい市民の社会保障プログラムの予算削減
ユジノサハリンスク市の保健・社会発展局のデータによると、ユジノサハリンスクにおいて、貧しい市民は約8,000人登録された。貧しい市民というのは、最低生活費より低い収入がある市民である。10月14日に定められた最低生活費は、労働可能人口のために、4,616ルーブル、年金受領者のために、3,305ルーブル、子供のために、4,153ルーブルである。
貧しい市民の社会保障プログラムを行うために、ユジノサハリンスク貧しい市民の社会保障基金が設立された。2004年9ヶ月間、同基金の活動の結果としては、5,704人が社会保障を受けた。保障額は、1250万ルーブルであった。2004年に同プログラムの総予算は、2246万ルーブルであるが、まだ使用しない額は、12月末までに配る予定である。同基金のイリナ・シュツリクノワ氏によると、物質的に恵まれていない人のために手当、物質的援助、奨励金などが出来る。
しかし、2005年の同プログラムの総予算は削減されて、わずか800万ルーブルとなる、とI.・シュツリクノワ氏が述べた。
2004年11月17日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター、リュボフィ・グルジェワ氏
新しい一流ホテルの建設
ユジノサハリンスクの中央にあるドム・トルゴブリ商売センターの南の方にて、「パシーフィック」という新しいホテルの建設が開始した。同ホテルは、高級で、かなり大きい(150人収容)である。建設基本請負は、韓国のハニール社で、下請は、中国の国立建築企業とサハリン州の企業となった。2004年12月に、基礎工事をし終えて、18ヶ月後、新しいホテルを竣工する予定である。
ビジネス・テクノロジー月刊誌、2004年、第12(18)
ユジノサハリンスクにおける様々なサービスの平均価格
公式登録
プライベートビジネスの登録は3,000ルーブルから4,000ルーブルまで、
民間会社は、5,000ルーブル〜8,000ルーブル。
オフィスの修理
面積の1立方メートルは、150ルーブル〜5,000ルーブル(材料抜き)。
借貸料
オフィス、商店は、12ドル〜40ドル(1立方メートルの月料)、
倉庫は、10ルーブル〜30ルーブル(1立方メートルの日料)、
トラックは、500ルーブル〜1500ルーブル(1時間)。
ビデオモニター装置1,800ドル〜2,500ドル。
観光ルート
170ドル〜4,000ドル。
ビジネス・テクノロジー月刊誌、2004年、第12(18)
市内の交通費は上がった
今回のガソリンや自動車部品などの値段が上がったから、都市交通機関企業の経営者と運転手は、交通費も50%上げる要求を出した。しかし、知事の命によると、都市交通機関の交通費は、1ルーブル増加して、これから8ルーブルとなる。
2004年11月12日のサハリン州行政機関プレスセンター
ユジノサハリンスク市−コルサコフ市の鉄道の定期便
昨日の朝、ユジノサハリンスク駅から、10年以上廃止されていた、ユジノサハリンスク市−コルサコフ市の郊外電車が出かけた。ユジノサハリンスク市とコルサコフ市の間に、バス路線もあるが、両方の都市の経済状態がよくなればなるほど、乗客の数も増加して、路線の各バスは乗客一杯で、大変不便となった。それで、サハリン鉄道の経営者は、鉄道の新しい郊外定期便を開始することとした。
2004年11月11日のイア・SAKH.COM
9ヶ月間の極東の社会・経済発展の結果
2004年の9ヶ月間、全極東の企業の生産額は、2,862億ルーブルとなった。工業生産指数は、106.7%である。それにもかかわらず、前年同期比で工業生産の減少がある極東の地方としては、ハバロフスク地方(0.6%減少)、カムチャツカ地方(10.1%)、マガダン地方(4.2%)、ユダヤ人自治州(7.5%)、チュクチ自治管区(2.2%減少)である。工業生産増加がある地方は、ヤクート共和国(2003年の同期に比べると、生産率は114.4%)である。
同期間に、投資量は、935億ルーブルとなった。投資指数は、100.3%(2003年の同期には117.7%)である。投資量の増加がある地方のなかで第1位は、ユダヤ人自治州(185%)、2位は、サハリン州(169%)、3位は、マガダン地方(120.5%)である。
逆に、投資量の減少がある地方のなかに、カムチャツカ地方(50.8%)、チュクチ自治管区(60.2%)、アムール州(66.8%)、コリャーク自治管区(81.5%)である。
物価指数は、極東の各地方にいおいて増加した。全極東の物価指数は、105.8%となった。極東10地方の8つ地方の実質収入は増加して、もっとも増加したのは、マガダン地方(102.85%)と沿海地方(134.7%)である。2地方において、実質収入は、減少した。それは、ヤクート共和国(93.2%)とコリャーク自治管区(95.7%)である。
2004年11月11日のロシア大統領の極東において全権代理人のプレスセンター・
指標となる数字・・
沿海地方行政府漁業委員会の資料によれば、現在、100以上の企業が、魚および魚以外の漁獲の対象の加工に従事している。主に、それは、1日に20トン程度の原料を加工できる小企業である。
同地方のすべての企業の総生産力は、悪くない生産指標を与えることができる。これらの会社は、1日に、およそ25万トンの魚の原料を加工し、12万トン以上の食品を生産できる。そのうち、8万トンは冷凍の魚および海産物、6千トンは燻製および乾燥させた魚製品、1500万トンは魚の調理品である。
しかし、すべてこれはヴァーチャルな指標である。実際には、生産される製品の量ははるかに少ない。生産者自身の言葉によれば、現在、魚加工市場の生成が起こっているにすぎない。商館“TURNIF”の商業責任者、オレーグ・ペトローフ氏は、次のように述べている。「今日、加工に従事するのが得なのは、原料をもっている者だけである。まさに原料があることによって、私たちのコンビナートは、高品質の製品を生産することができているのである。市場のこのセグメントを評価しつつ、認めなくてはならないのは、沿海地方に強力な漁船団があるにもかかわらず、沿岸加工が今のところ前進していないことである。地元のメーカーの製品はローカルな販売市場へのアクセスしか有していないということである。すべての地元の企業は、3つの製品、すなわち、半保存製品、冷凍製品、缶詰を中心に据えている。消費者はまさにこれらの製品を買いたがる。しかも、半保存製品は、住民のあいだで高い需要がある。たとえば、うちの工場で私たちは一度にいくつかの半保存製品を生産している。しかし、それらは、地元の小売市場でのみ取り引きされている。これらの製品をたずさえて他の市場に進出することはきわめて難しい。半保存製品の保存期間は短いため、製品はウラールまでしか運べない。私たちの工場は、もともと、半保存製品の生産のために操業を開始した。半保存製品の品目は、およそ25点にのぼる。今年1月に私たちは自分たちのディーラー網を通じて35トンの製品を生産し販売したが、すでに現在は75トンの指標に達した。生産される製品の量で私たちはロシヤ第三位である」と確信をもっていうことができる。情報源:
新聞 “ゾロトーイ・ローグ”. 04.11.2004.
プロジェクト“サハリーン-2”のためにロシヤ連邦政府が訴えられた
モスクヴァで、プロジェクト“サハリーン-2”に基づく環境に有害な活動の停止に関する訴えの新たな審理が行われている。
この裁判の原告は、ロシヤ連邦の41人の市民と8の社会団体。被告は、ロシヤ連邦の大陸棚における石油採掘プロジェクトとの、環境面の安全措置の保障、および、環境の害をもたらす活動の禁止を管轄する、ロシヤ連邦天然資源省およびロシヤ連邦政府。
訴えに基づく要求は、自然保護法に違反して行われており、ロシヤ連邦およびサハリーン州のレッド・データ・ブックに記載されている動物の絶滅、数の減少の脅威および棲息環境の破壊を作り出しているとして、プロジェクト“サハリーン-2”の第2段階に基づく活動の停止および禁止である。
プロジェクトの第2段階は、魚が産卵にのぼってくるおよそ1000の川を横切ってサハリーンの北から南に伸びる沿岸パイプラインの建設、オホーツク海の大陸棚における2つの石油採掘用リグの建設を含む、石油およびガスの採掘および輸送のスケールの大きな活動を見込んでいる。
専門家からの評価によれば、このプロジェクトは、環境面で危険なばかりでなく、経済的にもロシヤ連邦にとって得策でない。さらに、その実現の際に、すでに、再三の自然保護法違反が明らかになった。オホーツク海は、魚資源をはじめとする生物資源の宝庫である。そこでは、国内のすべての魚および海産物の72パーセントほどが採取されている。法保護活動家たちは、国家機関が外国の会社の束の間の利益ではなく、自国の市民の利益を保障させることを余儀なくされることが、そうした裁判の決定の結果となるよう希望を表している。情報源:
IА Regnum 05.11.2004.
サハリン州の人口は、減少した
サハリン州の統計委員会のデータによると、2004年の8ヶ月間、サハリン州の人口は、4,000人減少した。その原因は、州民がロシアのほかの地方に引っ越すことにある。それと同時に、州において、出産率は増加して、ベビーブームと言えるまで高い出産率は今年の9月に登録した。現代、州の総人口は、53万5,000人である。人口調査によると、人口数でユジノサハリンスクが州第1位に当たる。
2004年11月4日のイア・REGNUM情報通信
サハリン州において、平均月賃金が上がった
サハリン州において、2004年1月から8月までの期間に、平均月賃金は、1万1,070.02ルーブルであった。それは、2003年の同期に比べると、3分の1増加した。分野的と職場的に見ると、銀行員と保険代理店の平均賃金は、3分の2増加して、建築家のは、2分の1増加した。地質調査員、水理気象関係者、通信係員の賃金も少し増加した。
州の平均賃金より低い賃金は、予算割当を使用する分野の従業員。特に低賃金労働は、文化・芸能家(平均賃金の46%)、教育関係者(53%)、医療関係者(62%)、公共事業関係者(78%)である。
2004年11月5日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
9ヶ月間、税金額は10億ルーブル
ユジノサハリンスク市のフョードル・シドレンコ市長の報告によると、今年、市役所の仕事は、好結果だある。9ヶ月間における税金執行の総額は、10億ルーブルで、それは、計画より1億3,200万ルーブル少ない。市民の平均月賃金は、1万2,860ルーブルで、貧窮暮らしをする市民は、市民の総数の25%である。登録された失業者の数は、300人ぐらいとのこと。市内において、企業の総数は6,000、商店は3,000店、市場は14、ホテルは25、電話会社は7つである。次に、ユジノサハリンスクの社会・経済状態の調査は、2005年のはじめに行なう予定である。
2004年11月5日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
ユジノサハリンスク市のトヨタ自動車の販売センターにおいて、火事
本日、ユジノサハリンスク市のトヨタ自動車の販売センターにおいて、2時間、火事が続いた。火事の面積は、100平方メートルで、被害者はいない。中間データーによると、火事を起こしたのは、同センターに行なっている修理のために使用した瀝青の引火である。
2004年11月3日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
品質ではなく価格の点で金の魚
今年上半期の魚の缶詰の質の検査の分析、消費者たちの多数のクレーム、様々な地域から寄せられる苦情は、消費市場における良質の缶詰の状況が思わしくないものであることを示している。多くの非良心的なメーカーは、金属の缶のなかでは質の悪い製品をかくすことができるとみなしている。しかし、国家商業監督機関の専門家たちによっておこなわれている計画に基づいた目的の定まった活動のおかげで、消費者の素養は向上している。魚の缶詰の質の評価を伴う最近の比較検査は、極東の消費市場で形成された状況を示した。非公開鑑定に供された19のサンプルのうち11は物理的・化学的および有機的な指標で標準外と認められたが、これは総数の60パーセントに相当する。比較検査のプロトコルからの抜粋が、措置を講ずるために、メーカー企業に差し向けられた。
情報源: GAZETA.DOLOTO.RU 28.10.2004.
沿海地方の国家統計機関の資料によれば、同地方の漁獲企業は、2004年初めから、アジア太平洋諸国の市場に、去年より三割以上多い、14万5千トン以上の海産物を輸出した。カニ、軟体動物、魚、缶詰、魚粉の輸出額は、1億8千300万ドルを上回った。たとえば、韓国からは6700万ドル、中国からは750万ドル、アメリカからは2570万ドル、日本からは1430万ドルが沿海地方の海産物によって得られた。ドイツも海の珍味に無関心ではなく、沿海地方の漁民たちから1500万ドルの製品を購入した。
情報源DEJTA.RU 29.10.2004.
8月末に南クリールの島々の付近ではサンマ漁が始まる。漁の期間はおよそ100日となる。漁は11月後半まで続く。9月半ばまでは、漁は、択捉島の沿岸水域への考えられる移行を伴い歯舞諸島以南で繰り広げられる。そこでは、漁区は、択捉海峡以南?ウルップ島の沿岸ラインに照準を合わせられる。暖かい日本の潮流、親潮の東部支流の強力な発達は、ロシヤの水域の境界付近の海洋地区におけるサンマの海洋移動の流れの形成に作用を及ぼす可能性がある。この場合、漁区の形成は9月末に待ち受けるべきである。そこの漁では大型の魚が支配的である。サンマのストックの状況および海洋プロセスから判断して、漁船は、8月に、各船に1日8-10トン、捕獲器に2トンという効率で操業しうる。9月および10月には生産の指標が大幅に好転し、1日の各船の漁獲量は25トン、捕獲器のそれは5トン程度にまで増加する。11月には、沿岸水域における漁獲の効率の低下が起こる。海洋地区では、それは、逆に、良好となる見通しで、各船に40トン、捕獲器に10トン程度となる。
情報源: VOSTOK- 28.10.2004.
サケマスの人工再生産は、ロシヤの漁業の第一番の問題である。今日サハリーンのコルサーコフの企業“サルモ”の活動を視察したアレクセーイ・ゴルヂェーエフ・ロシヤ連邦農相は、そうみなしている。この会社の2つの養魚場は、年間、7000万匹のサケマスの稚魚を海に放流している。同相の情報によれば、経済改革の時期のあいだにロシヤにおける魚の消費は半減した。養魚場は、魚製品の不足を補う助けとなりうる。サハリーンには、サケマスの養魚に従事する企業が25ある。年間、それらの企業は、赤い身の魚の稚魚を5億匹以上川へ放流している。ところが、ロシヤの太平洋沿岸には日本の北海道と比べて養魚場の数があまりにも少ない。そこにはそうした企業がおよそ300ある。今のところ、サハリーンに赤身の魚がもっとも多く戻ってきたのは1989年である。そのとき、学者たちの算出に寄れば、サハリーンおよびクリールの島々の川に80億のカラフトマスおよびその他の赤身の魚が上ってきた。
情報源: STRANA.RU 28.10.2004.