伝説の通訳 サハリンと極東の
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
(2004.10)
中国との領土問題解決に?
国家会議は、いかなる目的でロシヤの大統領が中国で係争の島タラバーロフおよびボリショーイ・ウスリーイスキイの半分の中華人民共和国への無償移譲に関する文書に調印したかを、セルゲーイ・ラヴローフ・ロシヤ連邦外相に質したい意向である。
議員たちは、中華人民共和国で調印されたロ中協定のために、ロシヤがどのような代価を支払ったかを明らかにすることにした。これで国境に関する問題は完全に解決され、長さ4千キロメートルのこの国境は平穏なものとなる。
中国人たちは、面子を保つことができてほっと息をつき、ロシヤの前には、南の隣国の巨大なポテンシャルに十分見合った巨額の取り引きを中国と結ぶ可能性が開けた。
大統領が見栄を切るまで、それらの島はハバーロフスク地方に属していた。タラバーロフ島およびボリショーイ・ウスリーイスキイ島は、ずっと前から係争の領土とみなされていた。
1991年にミハイール・ゴルバチョーフ・ソ連大統領が中国との国境条約に調印し、国境線がアムール河の水路にそって引かれた。中国には、アムール河における自国の“ハバーロフスクのクリール”が出現した。
アムール河における唯一の係争の区画は、ハバーロフスクの前方、カザケーヴィチェヴォ分水流沿いに位置している。ハバーロフスクから国境までは25キロメートル。これらの島の移譲後、国境は、市そのもの、市の沿岸ライン、市の最も発達していて人口の多い部分であるインダストリアーリヌイ地区を通ることになる。
ヴィークトル・イシャーエフ・ハバーロフスク地方知事の話によれば、それらの島は、国境線を規定するアムール川の水路の変更を目指す中国側の長期的な努力によって係争の島となった。近年、中国人たちは自分たちの岸に、じぶんたちに必要に方向へアムール川の流れを人工的に向け、この区画においてその水路沿いに国境が定められているカザケーヴィチェヴォ分水流を浅くするために、およそ300キロメートルの堤防を築いた。
ハバーロフスクの住民たちのダーチャ(家庭菜園)はロシヤ領にとどまり、残りは中国人たちのものとなる。個人の会社の建物がいくつかあるにすぎないタラバーロフ島は、完全に中国に移譲される。
中国人たちは、全部で337平方キロメートルのロシヤの領土を得る。これらの島の移譲に関するニュースは、ハバーロフスク地方当局にとって思いがけないものであった。地方行政府の役人の言葉によれば、文書の調印の前に誰もハバーロフスク地方知事と相談をしなかった。イシャーエフ知事は、これらの島のために12年間闘ってきた。
情報源:IA ルィーブヌイエ・レスールスィ20.10.2004
海洋船団の状態が懸念を呼び起こしている
新しい輸送船および漁船に対する必要性は、今日、ロシヤ国旗を掲げる船の数の急激な減少および船の老朽化のため、ひじょうに大きいものとなっている。
すべてこれが、すでに、自国の船による貨物輸送量が10分の1に、漁獲量が2分の1に落ち込むという状況をもたらした、とイリヤー・ヴァーイスマン沿海地方造船技術研究所パースペクディヴ研究課長は語った。
同氏が指摘したところでは、2010年までに200隻の貨物輸送船および300隻の漁船を建造しなくてはならないという内容の国家プログラムが存在している。それらの船の建造のためには、国家が造船所にとっての債務負担の正常なレヴェルを保障するために、大型プロジェクトに対する国家保証が必要である。
しかし、一番大切なのは、航空機製作においてすでに存在しているものと同様の、国家が参加するリース会社が造船において創設されることである。3000万ないし4000万ドルの船をリースなしに建造することができないのは、明らかである。
残念ながら、輸送船市場を私たちはすでに外国のメーカーに譲り渡してしまい、ロシヤの船主によって発注された30ないし40隻の船のうち、ロシヤで建造されているのは5ないし6隻にすぎない。
もちろん、わたしたちは、以前の指標にまだほど遠いが、前向きの推移は、とくにここ3年間、2007年に私たちが以前の船の建造および現代化の量に至るとみなすことを可能とするものである。
しかし、ポテンシャルを実現するためには、その設備の可動部分の老朽度が今日では65パーセントに達している造船所の技術更新が不可欠である。
情報源:IA ルィーブヌイエ・レスールスィ20.10.2004
新しいアスファルト生産工場
ユジノサハリンスク市のM.A.フェドトフ記念アスファルト生産工場の設備は、大変古くなって、生産されたアスファルトの量も、品質もわるかった。しかし、市内の道路の再建のためにアスファルトが必要であるから、市役所が、工場の債務保証を引き受けた。
債務は、2700万ルーブルで、工場の指導部は、新しい設備を買った。これから、コンピューター化された工場は、1日に130−160トンのアスファルトを生産する予定である。それに、新しい浄化装置によって、大気の浄化は、99.67%に達する見込みである。以前は、浄化は、67%であった。将来、現代化した工場の生産量は、1年に7万トンとなる予定である。
2004年10月22日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター、ダリア・ドルグシナ氏
サハリン州の内務局一昼夜
サハリン州の内務局のプレスセンターによると、この一昼夜、州の警察官は、州民から、257枚の申し込み・提出を受けた。そのなかで犯罪に関する提出の数は、23であった。登録された犯罪のなかに、殺人はない。恐喝は1つ、盗みは19、そのなかで住宅からの盗みは14、自動車は4、その他は2つである。この犯罪のなかで明らかになったのは、恐喝は1つ、住宅からの盗みは8、自動車のは1つ、その他は2つである。
サハリン州の道路にて、交通事故は15で、死亡者はない、被害者は、5人であった。
2004年10月21日のSAKH.COM情報通信
サハリンに輸入した中国製の野菜と果物は危険性
化学的分析の結果によると、サハリン州に輸入した中国製の野菜と果物は、Aタイプの肝炎のウイルスで汚染されていた。10月のはじめに、州のホルムスク地区、コルサコフ地区、ノグリキ地区、アレクサンドロフスク・サハリンスキー地区、トィモフスク地区においての検査は、同じ結果であった。トィモフスク地区において、Aタイプの肝炎に伝染した人数は、9人に達した。
2004年10月22日のイア・REGNUM情報通信
ユジノサハリンスクの空気は危険
大勢の自動車の排気ガスと市の近くにあるいつも燃えているごみ捨て場によって、ユジノサハリンスクは、全ロシアの10のもっとも汚れた都市の1つである。大気に出る鉛、煤とホルムアルデヒドの量は、市民の健康にために非常に危険であるとのこと。
2004年10月20日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム
北アメリカとメキシコとの第一番目の契約
サハリン・エナジー社のプレスセンターによると、同会社は、北アメリカとメキシコの会社とサハリンのガスの供給の第一番目の契約を結んだ。ガスの供給は、2008年に開始する予定である。サハリン−2プロジェクトに関する石油・ガス産地において採掘されたガスの供給は、20年間、3,700万トンとなる予定であるとのこと。はじめての3年間毎年、供給量は、160万トンより多い見込みであるが、その後、毎年160万トンを供給する予定である。2008年に、プリゴロドノエ村の液化天然ガス加工場のガス生産量は、1年に960万トンとなる予定である。
2004年10月15日のリア・ノヴォスチ情報通信、ピョトル・ツィレンドルジエフ氏
コルサコフ市を通るのは禁止
10月12日のヴォスホードコルサコフ地区新聞によると、、プリゴロドノエ村の液化天然ガス加工場に行くトラックに「市内を通ることを禁止する」とコルサコフ市のN.ラズミシキン市長が決定した。ラズミシキン市長の同決定は、テロ防止委員会の請願を受け入れて、その目的は、市内の安全性を守ることであるとのこと。
しかし市長の同決定は、役人の横暴である、とプリゴロドノエ村の工場の建設の基本請負である日本のCTSD・Limited社の指導部が述べた。同決定が、プリゴロドノエ村の液化天然ガス加工場に行くトラック以外のトラック(サハリン−1、サハリン−2プロジェクトに関する会社のを含めて)に適用されないから、CTSD・Limited社の指導部は、憤激して、裁判所に訴状を提出する予定である。
2004年10月14日のチア・オストロワ情報通信、オリガ・レスニコワ氏
ロシヤのミハイール・フラトコーフ首相へ
数十年も漁業部門に奉仕してきた漁業部門のヴェテランたちは貴方に訴える。
同部門がわが国の国民の生活において、人間にとってひじょうに重要な動物性たんぱく質の供給源として演じるべき役割に、合致していない同部門に対する扱い、および同部門の運命が、私たちを不安にしている。
この8年のあいだに、同部門の長官が9人、次官が何十人も替わった。遺憾ながら、そのなかには同部門のことを知っているプロフェッショナルはいなかった。そして、これは同部門の活動の結果に影響を及ぼさずにはいなかった。
1991年には700万トンであった漁獲量も今年は300万トンにやっと届く程度である。しかし、とくに不安にさせるのは、漁業を国の経済の単一の部門としてではなく、現在行なわれている国民経済運営の再編の過程における、他の省庁の維持費の補給源とみなす態度、まず第一に、学術機関や漁港を同部門から取り上げようとする試みである。
海域や内海にある復元されつつある原料資源の管理は、それらの資源の状態にたいする不断のモニタリングなしでは不可能であるので、いかなる場合にもそうしたことを許してはならない。
海洋漁港の商業船員たちへの移管に関する問題は新しいものではない。それはソ連時代に取り上げられた。けれども、その際、政府は、それをディテールにおいて慎重に検討し、すべてをそれまで通りのまま残した。
漁港は、それが船から岸へのまたその逆の貨物の積み替えの地点というよりも、漁獲および製品の生産のテクノロジー・チェーンの不可分の一部をなしているのである。食品の荷おろし、冷蔵設備のあること、あらゆる天候条件における航海の安全の確保という漁港の仕事の特性はそこからきている。一人の手にあるこのテクノロジー・チェーンを引き千切ってはならない。でないと、船と岸のあいだの摩擦が不可避的に生じるであろうから。
情報源:IA“ルィーブヌイエ・レスールスィ” 15.10.2004
ロシヤは魚・海産物なしとなりうる
ロシヤにおける魚・海産物のストックは、危機的状態にある。これについては、ロシヤ連邦天然資源省で今日明らかにされた。そうした結論づけは10年間の水産生物資源の変化の分析の過程でなされた、と同省で指摘された。
形成された状況の主な原因を、専門家たちは、国の海の富の乱用に見てとっている。魚その他の海産物の採取は老朽化した漁船によって行なわれており、それのため、船内および沿岸のベースでの原料の加工のレヴェルはきわめて低い。利益を求めて、漁業従事者たちは、自分たちに割り当てられた漁獲枠を超えて不法操業に大々的に従事しており、また、禁止された水域で漁獲を行なっている。
状況は魚類保護水域の貧弱な装備によって深刻化しており、取れた魚の国外への持ち出し、および漁業企業の外貨収益にたいする監督も事実上ない。 形成された状況のなかで、天然資源省は、同部門における状況の改善をめざす一括措置をすみやかに採択するよう提案している。とくに、今年中に、今ある船の完全な目録の作成が行なわれることになっている。
専門家たちは、また、外国のパートナーのもとからの漁船の賃借にたいする一時的凍結を導入し、漁獲のために国外で購入された船舶にたいする要求基準を厳格にする必要がある、とみなしている。
情報源:ITAR-TASS 15.10.2004
スケソウダラ漁の結果が予定されている
2004年のスケソウダラの許容漁獲量は、2003年の3分の2以下に相当する42万トンである。これは2つの不作世代魚群の操業に入ったことが起因している。しかし、総許容漁獲量が十分に実現されれば、製造量の基準からして、およそ1万8千トンの魚卵、8千トンの白子、2万3千トンのレバー、24万5千トンのさばかれた魚を得ることができる。さばかれたスケソウダラは13万6千トンの背肉と12万トンの切り身を与えることができる。
情報源:IA“ルィーブヌイエ・レスールスィ” 15.10.2004
人質の身に
ヴラヂヴォストークのある会社の漁船“スヴャトーイ・ゲオールギイ”号は、ずっとまえにオホーツク海へ向かうことになっていた。そのかわりに、この船は中国のチンタオ港に停泊してすでに3ヶ月目を迎えている。
33人の乗組員のうち6人は、船を後にし、現在、自力で本国への帰還を試みている。今のところ、成功していない。中国に残った漁民たちは、親類と連絡がとれる際に、水と食料の供給がひどいと不平をもらしている。これについては、チンタオに残った船員の1人の妻が明らかにした。彼女は、漁民たちはさまざまな機関に苦情の手紙を書いた、と語った。しかし、人質たち自身には、雇い主たちと最後までたたかう用意はない。お金がまったくもらえなくなることをおそれて、裁判に訴えるのをためらっているのだ。会社の代表たちは、食費と日当は遅滞なく支払われており、船の拘留は自分たちのせいではない、と主張している。
“スヴャトーイ・ゲオールギイ”号は、7月13日にヴラヂヴォストークを出港した。修理のためにチンタオ港に寄港してオホーツク海へ向かう予定であった。契約によれば、仕事は最低45日間行なわれることになっていた。修理の期間に関する問題は原則にかかわるものである。漁民たちの賃金は、航海の時間にではなく、水揚げされる魚の漁に直接左右されるからである。いずれにしても、契約で定められた修理の期間は、すでにずっとまえに満了となっている。チンタオ港での拘留の原因を、修理会社は、中国側と折り合いが付かないことで説明している。中国側は、実際に行われたものよりはるかに多い修理作業の代金を請求している。あとどれほど“修理”が続くかは、会社の代表にも、船員にも、おそらく、要求額が支払われるまで船を港から出港させないとおどしている中国人たちにも、わからない。
一方、契約期間は、11月30日で満了となる。この間に稼ぐことができていた人々は、何もなしの状態におちいったばかりでなく、本国に帰還できるかすらわからないでいる。
情報源:新聞“イェジェドニェーヴヌイエ・ノーヴォスチ” ヴラヂヴォストーク 05.10.2004
新しい養魚場
サハリーンのアニーヴァ地区で、新しい養魚場の建設が始まった。
11月30日、アニーヴァ地区のオリホヴァートカ川のほとりで、有限会社《オリームプ》の民間のサケマス養魚場の起工が行なわれた。養魚場は、年間、2000万匹の稚魚を放す予定で、そのうち500万匹はシロザケの稚魚である。放された魚の4〜4.5パーセントが戻ってくるものとみられている。建設の完了は、2007年の予定である。しかし、稚魚の最初の放流は、早くも来年行なわれることになっている。
有限会社《オリームプ》のアンドローニク・アヴェヤーン社長は、サケマス類の人工孵化に従事する者を支援するサハリーン州行政府の政策も私たちに建設に取り組むことを促した。もっぱら民間の資本で建設されつつある養魚場《オリホヴァートカ》は、現在サハリーンで建設されている養魚場のうち4番目のものとなった。サハリーン州では26の養魚場が活動しており、そのうち9つは民間の養魚場である。
情報源:IA ヴォストーク・メディア 05.10.2004
魚はあり、船はなし
学者たちの資料によれば、現在、2005年の推奨される海洋生物資源の総許容漁獲量は、300万トンを上回っている。これは、2004年のそれを25万トン上回る量である。魚が238万トン、甲殻類がほぼ7万トン、軟体動物が40万トンである。生物資源の種類ごとの操業負荷の配分は、まったく均等でない。
1990年代終わりごろには、商業的に高価ないくつかの種類、すなわち、スケソウダラ、ニシン、オヒョウ、大陸棚のカニ、トヤマエビ、ツブガイは、総許容漁獲量に近かった。一方、そのほかの種類の資源、すなわち、サンマ、タラ、コマイ、カラフトシシャモ、イカ、深海のカニは、いまもって、利用不十分である。それらは、漁業の原料基地のストックを形成している。タラは、67%しか利用されていない。原料基地の構成は、漁船団の構成に合致していない。
獲るべきものを私たちが獲れない理由は、多くの場合において、必要な船がないことである。極東の海における大型船のための原料基地はほぼ38%、中型船のためのそれは39%、沿岸漁業のためのそれは23%である。その際、大型船は100隻、沿岸漁業のために数多くの小型船が必要である。それがないのである。
情報源:IA ルィーブヌイエ・レスールスィ 05.10.2004
サハリンの住宅管理員の賃金負債
サハリンにおいて、住宅管理員の賃金負債額は、3億1,200万ルーブルに達した、とサハリン州行政機関プレスセンターが述べた。主な原因として、州民が、公共料金を払うことが定期的でないとのこと。イワン・マラホフ知事の命により、ボリース・ゴルクノフ副知事は、同問題に対して、しかるべき処置を講ずる用事を引き受けた。
2004年10月8日のリア・ノヴォスチ情報通信、ピョトル・ツィレンドルジエフ氏
最高級のStrawberry hillesホテル
ユジノサハリンスクの郊外において、Strawberry hilles(ゼムリャニチニエ・ホルミ)ホテルが新設された。この一流ホテルは、建設に1年間ぐらいかかった。3階の建物のなかに、バー、レストラン、スポーツルームなどがある。80部屋のなかに、15の部屋は、デラックスである。
イワン・マラホフ知事によると、同ホテルの新設がとてもいいことである理由は、すくなくとも2つである。その1番目として、ユジノサハリンスクにおいて、ホテルの数は少ない。その2番目は、ユジノサハリンスク市民の約100人が同ホテルにて職に就いた。ホテルの不足は、サハリン大陸棚の石油・ガスプロジェクト発達による起こった問題であるとのこと。新しいホテルは開設するやいなや石油・ガスプロジェクトの関係者は、1年間の契約でルームを予約した。
2004年10月6日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム通信
サハリンにおいて、一昼夜に27の犯罪
サハリン州の内務局プレスセンターによると、この一昼夜で、州民は、警察署に246枚の申請書を出して、そのなかの27枚は、犯罪申請書として登録した。
その内、ひどい負傷は1つ、強盗は3つ、盗みは19(その内、住宅からの窃盗は6つ、車は4つ)、その他の犯罪は、4つである。
当直の一昼夜間、摘発した犯罪の総数は、15となった。その内、ひどい負傷は1つ、強盗は2つ、盗みは8つ(その内住宅からのは4つ)、その他の犯罪は、4つである。
2004年10月8日のSAKH.COM情報通信
ネベルスク市において、運転手のストライキ
ネベルスク市において、アウト・ガラージ公営企業の運転手の45人は、月曜日からストライキして、市内からゴミを運び出さなくなってしまった。同企業のウラジミル・ショヒレフ企業長によると、運転手は、4ヶ月間、賃金をうけていない。しかし、賃金負債や、ストライキにもかかわらず、市役所は、事態改善策を適用しようともしない。
2004年10月6日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム通信
少数派民族の法律
ネーネツ自治管区の議員たちは、《漁業が生存の基礎である人々のカテゴリーに関する》法律を採択した。そのカテゴリーに属するのは、ネーネツ自治管区に常住している農村の住民である。
この法律は、それらの人々に、然るべき税金の支払いなしに魚をとる権利を与えるものである。彼らにとって漁業は、気まぐれでも道楽でもなく、生存の基礎であるので。そのような規定は、ロシヤ連邦税法典にも盛り込まれている。
しかし、議員たちの言葉によれば、連邦法には、だれがこの特典が適用される人々に属するのかの明確な規定がない。その結果、ネーネツ自治管区のとくに農村の住民が苦しんでいる。
同自治管区の法務局および検事局は、法案の採択に反対している。両局の考えでは、法案は連邦法の規定を述べており、そうした権利は地方にはない。それゆえ、法案が検事によって異議を申し立てられる可能性も除外できない。
情報源:IA《ドヴィナ・インフォールム》30.09.2004
営業密漁!?
カムチャートカ州内務局報道係で明らかにされたところでは、ペトロパーヴロフスク・ミーリコヴォ間の自動車道路の101キロ地点で、バスの検査の際に、警察の職員たちが、6トン以上のサケマスの魚卵を発見した。正式に働いていないトラックの運転手は、漁獲および輸送の権利の証明書を提示できなかった。
さらに、同じ道路の46キロ地点では、自動車の検査の際に、不法に獲られた魚卵221キログラムが没収された。没収された魚卵は、きちんとした保管に移された。検査は行なわれている。
毎年5月から10月まで実施されている作戦“漁期”の初めから、カムチャートカの警察の職員たちは、165トンのサケマス類、17トン以上のサケマスの魚卵、151トン以上の不法に製造された海産物が、没収された。没収された製品の総額は、6000万ルーブリを上回る。
情報源:RIA“ノーヴォスチ” 01.10.2004
外国の旗を掲げたロシヤ船の退出は、ロシヤの海上輸送の貨物輸送量の減少をもたらした。これについては、イーゴリ・レヴィーチン運輸相が同省の拡大幹部会議で明らかにした。
海上輸送では、総貨物輸送量が、今年上半期、去年の同時期と比べ、34.5%減少した。
これは、続いている外国の旗を掲げたロシヤ船の退出の結果である。
これに関連して、同大臣は、政府およびロシヤ連邦国家会議に、自国の旗を掲げたロシヤ船の活動のための条件を創出するロシヤ国際船舶登録簿に関する法案のすみやかな採択を呼びかけた。
情報源:IA“ルィーブヌイエ・リスールスィ” 01.10.2004
サハリーンにおける漁業法案の審議から。
K.プリコーフスキイ・ロシヤ連邦大統領代表。《法案の主な規定に言及する。第一に、総許容漁獲量は、政府が定めた期限内に農業省によって決定されねばならない。もし、初めに定められた量との違いが発見され根拠づけられるならば、同省は、増加が20%を上回らない場合に、先に決定された漁獲量への修正・補足を自主的に行なう権利を有する。第二に、法律採択後、同省は、漁区の提供の規則を決める。法案の57項に、行政の専横から用益権者の利益を守る漁区利用契約の主なパラメータの一覧が示されている。第三に、生物資源の採取および繁殖の面での利権所有関係を法的に決定するよう提案されている。第四に、沿岸漁業のステータスを法的に定着させる必要が高まった。必ずロシヤ国内に製品を供給するという条件のもと内海および領海で行われる漁業を沿岸漁業とみなすよう提案されている。第五に、管理および監督に関する章が改められた。漁船の活動に対する部門モニタリング・システムに法的効力を付与することが重要である》。
情報源:IA“ルィーブヌイエ・リスールスィ” 01.10.2004