伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報

永らく、私たち連合北海道のために、日ロの架け橋としてご活躍いただいた「パク・ジュンギュ」さんが、2003年1月18日午前7時8分、永眠され、一周忌をむかえました。
ここに、あらためて、連合北海道より心からの哀悼を捧げます。

なお、この情報は、遺志を継ぐ人々によって更新されます。

サハリンと極東のいろいろ情報  (2004.08)

サハリーンのサケマス漁

 サハリーンとクリールでは漁が順調に進んでおり、漁民たちはすでに3万トン以上のサケマス類を水揚げした。ヴラヂーミル・ゴドゥノーフ州副知事は、「全体として、サケマス漁の状況はまずまずで、割り当てられた枠の57パーセントが使用された。長年の観測によれば4年ごと繰り返される不漁の年に当たる今年、州の漁業企業に5万2千トン以上のカラフトマスの漁獲枠が割り当てられた。クリールの択捉島付近では漁がさかんに行なわれており、1万9千トンのカラフトマスが水揚げされた。南クリールの漁獲ゾーンには4万トン以上のカラフトマスの漁獲枠が割り当てられた。今年、州行政府は、漁民たちに対してできるだけ多くのサケマス類を州の企業によって加工するという課題を課した。主要な課題は、最大限企業を稼動させ、そのことによって課税ベースを拡充し、また、できるだけ多くの働き口を創出することである」と語った。
情報源:RIA Novosti20.08.2004

クリールの名のない湾に地理学的名称が付された

 サハリーン州の地図に新しい地理学的名称が現れる。8月19日サハリーン州議会宛てにヴラヂーミル・クロエードフ・ロシヤ海軍最高司令官からの手紙が届いた。州議会議員たちは、ロシヤ連邦政府に対し、歯舞諸島のタンフィリーエフ(水晶)島の名のない湾への“チチェーリン湾”という名称の付与に関し請願した。V.クロエードフ氏は、サハリーンの人々の請願は検討され、それに関し前向きの決定がとられた、と伝えた。また、海軍大将は、大祖国戦争に参戦したロシヤ海軍の将校たちの追悼のために示された配慮および発意に対し議員たちに感謝の念を表した。海軍少佐パーヴェル・チチェーリンは、1945年5月12日から10月16日にかけて海軍の部隊の志願兵大隊の指揮官を務め、サハリーンおよびクリールの島々への上陸作戦に参加した。
情報源:IA  REGNUM 20.08.2004 

サハリーン州知事がクリール地区を訪れた

 その経済の発展のおかげでより多く稼いでいる地区は、より豊かに暮らすべきである。これについては、イヴァーン・マラーホフ知事が、択捉島訪問の際にのべた。訪問の過程で、同知事は、クリール経済発展連邦プログラムに基づいて建設されている一連の施設を視察した。住民一人当たりの生産の点でクリール地区は近隣地区のみならずオハー地区やユージノサハリーンスクにもまさっているが、これは多くの問題が山積した同地区の社会分野に十分反映されていない。一方、地区行政府には予算間関係形成に対する要求ある。予算間関係のメソッドは地方自治体行政府を経済発展指標の増大および追加収入の入手へと突き動かすであろう。連邦プログラムに沿って、港湾ポイントの建設に2370万ルーブリ、地熱発電所の建設に1590万ルーブリ、クリーリスクにおけるベット数50の病院の建設に610万ルーブリが支給された。優先的な施設となっているのは、バラーンスキイ火山地区の地熱発電所である。建設はすでに4年目に入っており、発電ユニットは組み立て場所に搬入され、およそ15キロメートルのアクセス道路が建設された。それゆえ今年はクリーリスクの供給網への地熱エネルギーの受給のための一括の準備作業を行なう必要がある。知事は、クリーリスクの道路のせめて一部でもアスファルト舗装する可能性に関する問題を詳細に検討するよう連邦プログラムの執行責任者に促した。イヴァーン・マラーホフ氏は、「ご婦人たちには通りをヒール靴で歩く可能性がなくてはならない。こうしたちょっとしたことが択捉島民の生活の質をすぐに改善する」と語った。
情報源:州行政府プレスセンター20.08.2004

2004年の第1半年のロシア租税省サハリン州局の報告

 2004年の第1半年に、サハリン州において、2003年に始まった租税の経済分野配分構造の変化が続いた。昨年の同期に比べると、建設分野の比重は、13.4%増加して、24.6%に達した。運輸分野は、2.5%増加、9.3%となった。商売・公共外食制度は、2.4%(7.5%)。通信事業は、1.6%(4.2%)。公共事業は、1.4%(2.6%)。農業は、0.6%(1.6%)である。しかし、産業の税金比重は、5.5%減少して、37.5%となった。
 サハリン―1とサハリン―2大陸棚開発プロジェクト、特にプリゴロドノエ村の液化天然ガス加工場の関係の建設量が増加に伴って、建設税の増加は、2.3倍(7億9,960万ルーブル)に達した。サハリン州の統計局のデータによると、本年第1半年に、2003年の同期に比較して、同プロジェクト関係の建設請負契約作業量は、35%増加して、103億1,010万ルーブルとなった。
2004年、第9(16)のビジネス・テクノロジー月刊誌、ロシア租税省サハリン州局の新聞発表

SASCO株式会社の新しい定期航路

 サハリン州のホルムスク西海港に「ロシアのピオネール」という汽船が係留された。サハリン海汽船会社(SASCO株式会社)の同汽船は、韓国から大陸棚開発プロジェクト関係の建設請負会社のために、40トン貨物のコンテナーを48台を届けた。同便は、新しい定期航路となった。これから、サハリンと韓国の間の定期航路は、10年間開設される。
 プサン―コルサコフ―ワニノ港だけでなく、ホルムスク港を経ることになった。それに、新しい航路は、サハリンの西海岸の各港に通う予定である。
2004年8月26日のSAKH.COM情報通信

パスポートのデータを、航空券に書き込む義務

 これから、シベリア航空運輸企業をはじめとして、各ロシア航空運輸企業には、国内航空券に、乗客のパスポート番号などを書き込むことが義務付けられた。乗客は、パスポート、及び、身分証明書は、発券手続きと出発前点検のとき、2回検査を受ける。
 これまで現行の規則によると、国内航空券には、乗客の姓名しか記入しなかったが、国際航空便券には、それに加えてパスポート番号などの詳しいデータを記入しなければならなかった。
2004年8月27日のノヴォスチ情報通信

カムチャートカのサケマス類、ブリッジからの眼差し

 カムチャートカ西岸のサケマス漁は三分の二が過ぎた。現在、漁船によって、カラフトマス27689トン、シロザケ1190トン、ベニザケ2390トン、アメマス94トンを含む、31364トンのサケマス類が獲られた。
 自然災害をもたらした強い暴風が通過した。事実上100パーセントの漁網が破損し、多くの人は予備がないために復旧させず、多くの人はじぶんの網の状態をまだ知らない。残念ながら、死者が出た。
 8月15日以後、サケマス類の群来は減りはじめ、8月20日には事実上ストップした。考えられる悪天候およびその他の原因を考慮しつつ、本格的な作業はあと7日を残すのみ。西カムチャートカでは、およそ6万トンのサケマス類が獲られないままとなる。サケマス漁の終了後、漁の開始の遅れ、官僚主義的もたつき、好ましくない気候条件、予想を下回る群来の量、といった漁の結果にマイナスに作用した原因が挙げられる。地元当局とは無縁な原因。しかし、回避できなかった誤算とはおそらく呼べまい。
 まず第一に、これは、用益権者たちのあいだの非合理的な区画配分である。操業の経験および能力のある者は区画を取りあげられ、一度も営業的スケールでの操業に携わったことのない者のあいだで分配された。そうした会社は31を数えた。これらのその場かぎりの会社は、魚を売ると、漁民たちを賃金とともに“棄てる”。最近の暴風の際の漁網の壊滅的な破壊は、にわかに頭角を現した漁業従事者たちの過ちの結果である。
 サケマス漁の機動的な管理の欠如。紙のうえにはサケマス漁管理本部が設けられたが、今日まで海でだれもそれらについて耳にしたことはなく、設置された本部からのなんの実際のサポートもない。こうした状況では少しでも欠損のない結果がえられればよい。当然、それは州幹部の手柄となる。しかし、魚の半分以上が沿海地方、サハリーン、マガダーン州、ハバーロフスク地方といったほかの地域の漁船によって獲られ、カムチャートカの漁船は積荷で一杯になっていない、ということについては、一言も語られない。それで、天候が魚を獲って供給することを妨げて漁民は困っている、予想が外れ魚の郡来が予想を下回って漁民は損をしている、漁民はまたしても官僚主義的もたつきに負けた、ということになるのである。
情報源:REGIONS.RU 09.08.2004

魚製品の輸出の20パーセントをナホートカが占めている

 ナホートカは、魚製品の主たる輸出元の一つの位置をキープしている。2004年上半期、沿海地方の輸出の20パーセントをナホートカが占めた。
 今年最初の6ヵ月間で、ナホートカの漁船によって、およそ2万1千トンの魚および海産物が採取され、ロシヤの港に寄港せずに、すなわち、税関の向こう側で、輸出された。これは、2003年の同時期を11パーセント上回る量である。輸出に向けられた製品の額は、去年の指標より3.7倍多い3100万アメリカドルであった。輸出高で主要な場所を占めるのは、急速冷凍魚。急速冷凍のレバー、白子、魚卵は、トン数ではわずか7パーセントだが、額では31パーセントを占めている。魚の切り身の割合は、38パーセント。主要な輸出業者は、依然として、ナホートカ・アクディヴ海洋漁業基地で、国外へ送られる製品の62パーセントを占める。輸出業者には、ほかに、“極東漁業会社”、“クロンヴェルク”、“チーヒイ・オケアーン”がある。製品は、韓国、日本、ドイツ、アメリカ、キプロス、ヴァージン諸島へ供給される。
情報源:RIA Intercom. 10.08.2004

今年、サハリンの一番大きい橋の建設を、し終える予定

 サハリン鉄道プレスセンターによると、今年、ダリモストストロイ社のコムソモリスキー支部の架橋工事夫が、サハリンのもっとも大きい鉄道橋を引き渡して操業を開始する予定である。
 同橋は、シャフトィ村―イルインスコエ村の線路の第138番目のキロメートルにあって、その長さは、235メートル、高さは、27メートルとなる。
 新しい鉄橋の建築工事費は、3億1,000万ルーブルで、すでにいままで1億4,300万ルーブルがもう投資された。
 建築工事は、予定表より快調なテンポで行なっていて、今年の末までにし終わるためには、それに加えて1億6,500万ルーブルが必要であるとのこと。新しい鉄橋の建設場にあった古い日本製の鉄橋は、1921年に建設したもの。
 今年の鉄道の再建工事費の総額は、20億700万ルーブルに達する、とサハリン鉄道プレスセンターが述べた。
2004年8月12日のSAKH.COM情報通信

2004年に、サハリン鉄道で4人死亡

 サハリン鉄道プレスセンターによると、今年、サハリン鉄道において、列車の衝突によって4人が死亡した。2003年には、衝突事件の総数は、9つで、3人が死亡した。
 今年の事故の特徴は、全て昼間に、居住区の鉄道区域において起こったことと、被害者の大部分は酩酊しており、被害者の年齢は、30歳から50歳までである。一番事故の多い鉄道区域は、ホルムスク市からテホフ市までの区域で、7月間にわたって、衝突事件は7つとなった。
2004年8月12日のSAKH.COM情報通信

アメリカの航空会社が、カムチャツカとサハリンへの航空路を開設する予定

 アメリカのシアトル市のRussia・Jet・Direct航空会社は、11月5日から、カムチャツカとサハリンへの定期的な航空路を開設する予定である。新しい航空路は、毎週、ボストン―シアトル―アンカレッジ―ペトロパブロフスク・カムチャツキー―ユジノサハリンスクとなる。飛行機は、ボーイング―737・800となる。サハリン大陸棚の石油・ガスプロジェクトに参加する専門家及びに、漁師が乗客の大部分となる見込みである。ユジノサハリンスクからアンカレッジまで、10時間、ボストンまで、18時間かかる。
2004年8月13日のヴォストク・メジア情報通信

サハリン漁師のために、新しいセーナー漁船が建設された

 アムール川の川都であるブラゴベシェンスク市の造船所において、新造船が進水した。サハリンの漁師のために建造された新しいセーナー漁船は、1,000万ルーブル以上で、延べ払い条件で買った。建造には、5か月ぐらいかかった。
 全極東において、ブラゴベシェンスク造船所ばかりが新船を建造して、70年代から、総数で約400隻建造された。しかし、いまは、平均1年間に10隻しか建造しない状態となっている。たとえば、去年は、わずか4隻の新船が建造された。サハリンとカムチャツカの漁師が、同造船所の取引先である。ブラゴベシェンスクからサハリンまで、10日ぐらいかかるが、それは他の造船所の立地条件に比べると、一番近い海路である。
2004年8月5日のイア・サフコム情報通信

ユジノ市大祭

 9月12日(日曜)に、サハリン州民は、ユジノサハリンスク市デーを祝う準備を続けている。大祭の台本はほとんど作成した。台本はまだ発表されていないが、最近わかるようになったこととして、祭りが、市の中央にあるレーニン広場とユ・ア・ガガリン記念公園、各文化会館において行う予定である。
2004年8月5日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター

サハリンにおいて、外国人が死亡した

 インテルファックス情報通信によると、サハリン州の北東の大陸棚にあるルンスキー入江において、ドイツ人が1人死亡した。8月4日の夜中に、輸送船からパイプを積み換えるとき、ドイツ人は船倉に落ちてしまった。積み換えたパイプは、サハリン−2プロジェクト作業のために予定したとのこと。
2004年8月5日のREGIONS.RU情報通信

サハリン州のアニワ海水浴場から、ゴミの150袋

 この30日間、ユジノサハリンスク市の学生のボランティアグループは、市内を掃除した。その結果として、都市のゴミ捨て場に運ばれた砂・ゴミの量は、81台のトラックに入れられる量である。今回、ボランティアグループは、アニワ海水浴場に休みに出て、同場においても掃除して、大きい150袋をゴミ捨て場に運んだ。
2004年8月6日のイア・レグヌム情報通信

「ルーチ商店」は、競売に付された

 本日、ユジノサハリンスク市の有名な「ルーチ商店」は、競売に付された。競売にはビジネスマンが3人参加した。はじめの値段は、3倍増の585万ルーブルに達した。同競売は、国有財産を私有財産とするプログラムの一部であった。
2004年8月5日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

石油ソースのカレイ

 ヴラヂヴォストーク沿岸水域で獲れた魚は、人間の健康にとって潜在的に危険な可能性がある。なにやら、ヴラヂヴォストーク沿岸水域での素人たちの漁は、いつのまにか、物質的支え、そして、ご馳走とさえ化したようだ。ただし、この素人の漁のユーザーたちは、すべてのものが自然発生的な市場で輝く金ではないことを知るべきである。毎日、四季を問わず、天候及びエコロジーの状況をかえりみずに、幾多の市民が、じぶんの小さな“漁”へと出ていく。“海にあるすべてのものは食べることができ、できなくとも売ることはできる”という標語が、素人「漁民」たちの頭から“焼いて食べるため”とか“猫にやるため”といった漁師のステロタイプを追いやった。何十人もの「漁師」たちがアムール及びウスーリ湾の幸を売り台に載せて売っているのを目にするためには、晩にヴラヂヴォストークを歩いてみれば十分である。そして、事実上だれも獲れたものをうちへ持って帰らない。都市住民たちは“どこから魚が”と首を傾げるが、その獲れたばかりの輝きが理性を曇らせる・・・ 。
 2003年、地方伝染病監督機関は、ヴラヂヴォストーク周辺の湾や入り江の水のサンプルを取り、芳しくない結論に達した。ピョートル大帝湾で最も人間の健康に取って危険なのはルースキイ島のトゥルード小湾であることが分かった。重金属塩を含む有害物質の含有量ではそこに並ぶものがない。つまり、そこに棲む魚はメンデレーエフの元素周期表のすべてを皮の下に有していることになる。アムール湾で獲れた魚は潜在的に危険である。ウスーリ湾は有害な場所はより少ないが、ゴロノスターイ及びケトーヴァヤ小湾は、専門家たちの言葉によれば、避けた方がよい。
情報源:www.murfish.ru 06.08.2004

漁業部門の強化を図る沿海地方知事

 世界の漁獲に占めるロシヤの割合は、タラが35%、スケソウダラが32%、ニシンが20%、サケマス類が12%。現在、ロシヤの漁業部門にはおよそ36万人が従事している。2003年には330万トンの水産資源が水揚げされたが、20年ほどまえには1200万トンほど獲れていた。その代わり、中国は、この間に、900万トンから4400万トンに増えた。ロシヤ国民一人当たりの魚の年間消費量は9キログラムであり、世界のそれは15キロを上回っている。
 そこで、沿海地方知事は、漁業部門“強化”のキャンペーンを開始した。手はじめに、6月のヴラヂーミル・プーチン大統領のヴラヂヴォストーク訪問の際、“ロシヤの漁業の発展及び競争力アップについて”という報告を行なった。コンスタンチーン・プリコーフスキイ極東連邦管区大統領全権代表も加わった。例えば、たった2万6千人しか住んでいないコリャーク自治管区に120の漁業企業があるとすれば、文明的な魚ビジネスはどういったものでありえるのか。小さなモーターボート、岸にはイクラ用の樽がある小屋あり、それが企業とみなされている。果たしてこれが文明的な企業だろうか? 私は、未来は、コムプレックスで活動する企業、再生産、採取、加工、販売、収入、すべての税の国家への納入にある、と思う、とプリコーフスキイ氏は語った。
 全権代表が、数年たってようやく、漁業部門で起こっていることを理解したのは、喜ばしい。そして、そこでは、極東沿岸中と同じことがおこっているのだ。魚は、じっさい岸には仮小屋と魚の干し場しかなく、海には船があっても、漁獲枠が、じぶんの収入を納税から隠すことのできる方法を見つけているほかの地域の大企業によって、買い取られている、地元民に、分け与えられている。“私たちの法律には、キャビアに関する然るべき法的措置は明記されている。法人のもとでキャビアが見つかれば、法によって罰せられる。しかし、イクラに関しては明記されていない。車一台分イクラが積まれていてもかまわない。犯人は、ただ、私は今これを買ったばかり、と言うだけである。私たちは、現在、イクラに関する法律への然るべき修正がもたらされるよう、措置を講じている。これは、私たちの魚資源を本質的に守るものとなる”とコンスタンチーン・プリコーフスキイ氏は、強調して述べた。
情報源:www.zrpress.ru 05.08.2004

沿海地方で魚製品の偽物

 ヴラヂヴォストークのある商店で、国家商業監督機関の職員たちが、偽のメーカーのレッテルが貼られたカニ、ツブガイ、ホタテの身の缶詰を発見した。検査の前に、非公開株式会社《ザルービノ船団基地》のの代表から、同社のレッテルを貼って販売されている魚製品を発見したと、届出がなされていた。レッテルには、メーカーの要件が表示されていた。
 届出のなかで、同社の代表は、販売されている製品を生産していない点を指摘した。
 国家商業監督機関の職員たちは、偽のレッテルの貼られた商品を販売からはずし、違反者に9000ルーブリの罰金を科した。ヴラヂヴォストークの一部の販売地点では、質の悪い、会社《ルィバーツカヤ・ウダーチャ》、《メコ》のレッテルを貼ったカニ缶、および、非公開株式会社《ヴラヂヴォストーク魚コンビナート》のレッテルの付いたイクラが販売されている。《ルィバーツカヤ・ウダーチャ》社の幹部のもとから、沿海地方商工会議所の職員たちによって、質の悪い商品の販売を理由に品質認可証が没収された。それゆえ、同社はカニ製品を生産していない。《ヴラヂヴォストーク魚コンビナート》もイクラを生産していない。
情報源:Vostok-Media30.07.2004

カムチャートカの漁民たちは全員総出の作業の準備ができている

 7月28日、カムチャートカ州行政府漁業局長のアレクサーンドル・チスチャコーフ副知事は、カムチャートカ半島西海岸への計画に基づいて出張した。出張の目的は、漁業企業での仕事、地元自治機関の長官およびサケマス漁本部作戦拠点の長たちとの会合である。
 先週末、カムチャートカ半島西海岸では、未曾有の大量のベニザケの群来が見られた。一日の漁獲量が、1000トン近くに達した。サケマスの総漁獲量は、すでに、5000トンに近づいている。専門家たちは、今年は豊漁への期待がいまのところ裏切られていない、と話している。
 長いこと半島を覆ってカムチャートカ西部に悪天候をもたらしていた低気圧が遠ざかり、海は凪いた。つまり、産卵期のカラフトマスの魚群が川の河口を目指すということである。全員総出の仕事の準備はすべて整っている。試験網は、サケマスの群来の増加を示している。先週50-60トンであった試験漁獲の量は、大幅に増加した。
 河口の企業も、生産稼働率の増大にそなえている。ペトロパーヴロフスク食品魚製品コンビナートは、すでに、2004年の漁期のサケマスの缶詰を20,000缶生産した。
情報源:IA REGNUM 30.07.2004

ロシヤの漁業部門では、社会、ビジネス、権力の関係を新たに構築する必要がある

 7月26日、漁業関係の連邦権力機関の幹部、国家会議議員、連邦会議議員、地方権力機関の代表、学者、漁業経営者たちが集まって連邦漁業機関で行われた《円卓会議》で、新たな枠組みが問題にされた。
 エヴゲーニイ・カーツ連邦漁業機関法務局長官は、漁業コムプレックスの法的保障の発展における優先的方向に関する報告を行ない、次のように述べた。「私たちの最初の主要な課題は、連邦基幹法《漁業、水生物資源の保存、漁業の国家的調整》の創出に際してシステムを構築することである。法律は、主要な側面を考慮すべきである。すなわち、体系的性格を帯びること、つまり、法律のなかでは漁船団の管理および漁業の調整のシステムがなくてはならない。行政改革に照らした権力機関の権限の区分、管理のアプローチ、および、生物資源の分配におけるアプローチを有すること。資源の分配および再分配の問題における民法法規、国際法規に満たされること。法律では、生物資源の利用促進のメカニズム、ならびに、ロシヤの造船所にで建造中の船舶の建造および始動促進のメカニズムが反映されなくてはならない」。
情報源:ムールマンスク魚資源30.07.2004

ユジノサハリンスクにおいて、新しいスーパーマーケットの開店

 7月27日、ユジノサハリンスクにおいて、「プラーザ」という新しいスーパーが開店した。
 10年間、ミラ大通りとプルカエワ通りの交差点に近くにある未完成の建物の前には、「売り家」と書いたポスターが張り付けられていたが、2003年の夏に、プラーザ社は、ようやく同建物をスーパーとして建設し終える決定した。
 新しいスーパーは、現代的な建築様式のビルである。その特徴は、1つの窓もないことと赤・青・黄色のデザインである。3階建てのスーパーには、70以上の売場がある。総面積は、3,000平方メートル。
 プラーザ開店式に、イワン・マラホフ知事が出席し「はじめてスーパーのようなビルの建設作業にサハリン州のいくつかの銀行が投資した」と強調した。
2004年7月26日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム

南千島列島の近くで、33才の潜水夫がさめに襲われた

 今週の金曜日に、南千島列島にあるドクチャエフ岬の近くで、ロシアではめったにない事故があった。
 30メートルの深さで作業をしていた潜水夫は、突然、大きい白いさめに襲われて、左足に深い裂傷を負わされた。潜水夫は、命びろいをしながら急速に水面に浮かび上がったから、潜函病となった。潜水夫は、ユジノクリルスク市病院に入院した。
 南千島列島の水域において、「人食い」と呼ぶ大きい白いさめが見受けられたのははじめてである。専門家の意見によると、オホーツク海に大きい白いさめが現われることは、気候の温暖化によるとのことである。21世紀のはじめから、南サハリンの水域において、大きい白いさめがもう2回見受けられた。
2004年7月30日のリア・ノヴォスチ情報通信、ピョトル・ツィレンドルジエフ氏

ユジノサハリンスクにおいて、サハリン鉄道の博物館が新設された

 ミハイール・ザイチェンコ鉄道長の発議で、サハリン鉄道の博物館が新設された。
 開所式は、鉄道従業員デーに合せられた(8月1日)。
 サハリン鉄道は、1906年から始まったが、博物館の展示品の大部分は、1950年代に関係がある。同時期は、鉄道が急速に発展した時代であった。
 2004年の前半年の結果によると、サハリン鉄道の業績拡大は、全ロシア鉄道のなかにおいて一番いいとのこと。現在、州の鉄道員の総数は、5,000人ぐらいである。
2004年7月26日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム