伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
永らく、私たち連合北海道のために、日ロの架け橋としてご活躍いただいた「パク・ジュンギュ」さんが、2003年1月18日午前7時8分、永眠され、一周忌をむかえました。
ここに、あらためて、連合北海道より心からの哀悼を捧げます。
なお、この情報は、遺志を継ぐ人々によって更新されます。
サハリンと極東のいろいろ情報 (2004.02)
“便利な旗”が国家なしのままとなった
2月22日、107隻のロシヤ船がその国の“便利な旗”を掲げて航行している太平洋の国家ツバルが満ち潮に洗われた。
現在、978隻のロシヤ船の船主によって“便利な旗”が掲げられている。1位はカンボジアで212隻、2位はマルタで160隻、そして3位はツバルで107隻。現在、沿海地方の220隻の船が“便利な旗”を掲げて航行しており、それらの船ではおよそ6千人の船員が働いている。ロシヤ全体でそうした旗を掲げた船で2万6千人が働いている。
先日、アメリカ合衆国とリベリアは、リベリアの旗を掲げて航行する船を停止させて検査を行なう権利を与える協定に調印した。公式の動機づけは、大量破壊兵器拡散の取締りである。生じた出来事は、ロシヤの商船の運命に影響を及ぼし、ロシヤの旗への回帰を促すものとなりうる。2003年にロシヤ国際船舶台帳に関する法律を採択して、それをロシヤ連邦国家会議で承認し、祖国の旗への移行のための優遇をロシヤの船主に与える、ロシヤ運輸省の再三の試みは、今のところ結果をもたらしていない。
情報ソース:Deita.Ru 24.02.2004
サハリーンのチェルノーブイリは未然に防げるか
いつも私たちの当局がこのように迅速に新聞の問題を含んだ主張に反応してくれたなら! 記事“サハリーンのチェルノーブィリ”が、州議会自然利用エコロジー常設委員会の特別会議のためのきっかけとなるまでに、その記事の発表後3週間もたたなかった。
会議は、2月19日に行なわれた。その記事では、サハリーン州民を脅かす放射線の破局的状況についてのものであった。脅威の源は、灯台への輸送の際に、オホーツク海の岸からすぐ近くに、たまたま投棄されてしまった2つの放射性同位元素熱伝発生器である。
最初のケースは1987年8月に、ニースキイ岬(ポロナーイスク地区)付近で、2つ目のケースは1997年8月にマリーヤ岬(オハー地区)で起きた。
発生器の捜索が再三行なわれたが、見つからなかった。その結果、現在、サハリーンの沿岸付近の比較的浅いところに、私たちは、放射性燃料の“倉庫”を丸々有していることになる。
その総放射能は、全世界の海洋におけるものの約4倍に相当するおよそ150万キュリーである! もし発生器の金属の被いが海水の作用で壊れて放射線が放出されれば、その結果はチェルノーブイリの惨事に十分匹敵するものとなる。
指摘すべきなのは、私たちの島の議員たちが、一度ならずこの問題の解決を試みているということである。
1999年6月1日、サハリーン州議会の評議会の会議で、放射核種によるオホーツク海の水域の大規模な汚染を回避するために、放射能の危険の源を除去するための措置を、すみやかに講じることに関する、ロシヤ連邦政府および国会へのマガダーン州議会の呼びかけを支持する決定が採られている。
サハリーンとマガダーンの議員たちの警告的呼びかけは政府に届き、そこから国防相および原子力監督局の検討に付された。サハリーン州議会には、2ヵ月後にロシヤ連邦軍総司令官のA.クヴァシニーン陸軍大将より返答さえ届いた。
同大将は、議員らの呼びかけを“正当かつ公正なもの”とみなし、マリーヤ岬付近で沈んだ発生器の捜索を1999年に継続する予定であると述べた。ニースキイ岬付近で消えた発生器については、同大将は、“追加的に資料を調査し”、“その同位元素装置の捜索の効率的継続に関する具体的提案の作成を、省庁間専門家委員会に求める”ことを約束した。
そして? なにも・・・ その先はすべてが“すばらしき”ロシヤの慣例で行なわれた。問題の解決は太平洋艦隊に“ゆだねられ”たものの、いまだに金は与えられていない! 2004年8月にマリーヤ岬での捜索調査が予定されているが、太平洋艦隊は財源がないことからその中止を余儀なくされよう。
情報源:GAZETA. RU 23.02.2004
サハリン州において金持と貧乏人の月給の差は18倍
サハリン州の社会保護局の拡大会議において、2003年に、州の経済的発展に伴って社会の階層分化が増加した、とリュボーフ・シュビナ副知事が強調した。公式データによると、州民の金持ちの月給は、貧乏人の月給の18倍となった。しかし、全世界の経済的経験則によると、もしある国において、金持と貧乏人の月給の差が16倍にも達したら、そのような社会においては、社会的革命の恐れがあるとのこと。
2004年2月20日のヴォストク・メジア情報通信
サハリン鉄道において、貨物運賃の減少の予定
2月19日の記者会見において、サハリン鉄道は貨物運賃表を減少しなければならないと、ロシア鉄道会社のゲナジー・ファジェエフ社長が述べた。
G・ファジェエフ社長によると、貨物鉄道運賃(特に魚製品の運賃)は、全ロシアの貨物鉄道運賃表より数倍である。それで、サハリン州の水産業者は、自動車および船をさらに使用するようになって、鉄道運賃はさらに高くなり、鉄道がだんだん使えなくなる。木材業者も同じである。サハリン鉄道は、水産業者、木材業者などが、鉄道貨物輸送に関係を深めることができることを目的として、3月1日から、運賃を減少させる予定である。魚製品の運賃表は、極東の沿海地方と同じして、木材のは、30%減少する。近い将来に、石炭の運賃表も見直す予定である。「運賃の減少は、サハリン鉄道のためには簡単でない決定である。サハリン州の水産業者と木材業者は、それに反応して、鉄道を使うようになると我々は期待している」と、G・ファジェエフ社長が述べた。
2004年2月20日のチア・オストロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
青少年水泳スポーツ学校の水泳プールの開始
2月19日に、ユジノサハリンスクの青少年水泳スポーツ学校において、永い時間をかかった全面的修理の後、水泳プールの開始式が行われた。フョドル・シドレンコ市長によると、プールの全面的修理は、40年の水泳学校史上はじめて行われた。再建は、時宜に適し、もう少しで支持構造が崩れ落ちる恐れがあった。プールの再建作業の注文主は、ユジノサハリンスク市役所で、同作業費は、4,000万ルーブルである。プール営業時間は、再建の前と変わりがなく、スポーツマンにために、朝7時30分から晩7時までで、市民にためには、昼12時から午後2時までと晩7時15分から10時までである。
2004年2月20日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター、ナタリア・アウラメンコ氏
V.プチン大統領は、チタ―ハバロフスク連邦自動車幹線路の開通式を行なった
V.プチン大統領は、ロシア国旗の色のリボンをきって、チタ―ハバロフスク連邦自動車幹線路の開通を祝した。
同幹線路は、パリ―ベルリン―モスクワ―ウラジオストック自動車大幹線路の区域で、同大幹線の開通は、2008年の予定である。チタ―ハバロフスク幹線路は、西から東へチタ州、アムール州とユダヤ人自治州を縦断している。同幹線路から北の方へヤクート自治州、マガダン州とチュクチ半島行き道路、南の方へ、ブラゴベシェンスク市、ザバイカルスク市、ロシアと中国の国境、沿海地方の大港行き道路がある。
チタ―ハバロフスク幹線路史は永い。建設は1966年から始まって、1995年までに予想された2,165キロの幹線路のわずか総距離の605キロの道路区域が建設された。建設速度は、1年に35キロであった。2001年から、同幹線路建設にために、全ロシア道路の建設のための資金の26%を使用して、2004年にとうとう建設し終えて、道路が開通された。
2004年2月26日のリア・ノボスチ情報通信、エレナ・グルシャコワ氏
サハリン州の韓国離散家族は、ロシア大統領選挙の準備中
ユジノサハリンスク市には、州内の韓国離散家族の50%が居住する。しかし、2003年12月に行なった知事選挙と国会選挙のとき、ユジノサハリンスク韓国離散家族は消極的な態度を見せた。それで大統領選挙の準備として、韓国離散家族の活動家は発起人会を作り、選挙運動をすることにした。同活動の長は、ユジノサハリンスク韓国離散家族の1人であるビクトル・キム副市長である。
2004年2月26日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター
アルコール飲料メーカーの製品の披露
2月26日に、サハリン州の生産・商業委員会が、サハリン州のアルコール飲料メーカーの製品広告披露を主催した。その目的は、州のメーカーのアルコール製品に社会的注意を惹くことであった。
最近、アルコール飲料メーカーであるリキュール・ウオツカ工場、サハリンスキー食品とチェホフスキー食品において、生産量が減少して、地区予算のための消費税も、4,700万ルーブル減少した。
州のメーカーの飲料の品質は、輸入飲料より良好で、それに海藻の抽出物によって得られた味覚的特徴がある。
2004年2月27日のレグヌム情報通信
給与の未払い
非公開株式会社“サハリーン漁業会社”の所有で、ナホートカにおいて拿捕された加工船の乗組員に対する給与の未払いは、およそ500万ルーブリにのぼった。加工船は、乗組員が訴状を提出したのち、ナホートカ市裁判所の決定に基づいて拿捕された。
乗組員の大部分は、ナホートカの住民である。半年前、船員労組は、やはり非公開株式会社“サハリーン漁業会社”の所有になる加工船“ソヴェーツコエ・ザポリャーリエ”の乗組員の一部、および、トロール漁船“ヴィークトル・ストレリツォーフ”の乗組員とともに、すでに裁判において同社から給与の未払い分を勝ち取った。その際、魚類加工船の60人の乗組員、および、トロール漁船の12人の乗組員は、給与および精神的損害の賠償として370万ルーブリ以上を、非公開株式会社“サハリーン漁業会社”から徴収するよう裁判所に訴えた。
労組の訴えののち、5月21日、ナホートカ市の判事らは、ナホートカ港に停泊中の加工船“ソヴェーツコエ・ザポリャーリエ”およびトロール漁船“ヴィークトル・ストレリツォーフ”を拿捕した。非公開株式会社“サハリーン漁業会社”との話し合いは、2週間におよんだ。その結果、和解が成立し、それに基づいて、会社は自社の従業員に給与を支払った。
情報ソース:Deita.RU 20.02.2004
再び特別経済水域について
政府は、国会に特別経済水域に関する法案を提出する意向である。G.グレーフ経済発展相は、“大きな経済的飛躍を遂げた国で、そうした自由経済領域を創設しなかった国は一つもなく、私たちもそうした手段をもたざるを得ない”と述べた。
例えば、極東およびザバイカーリエといった不景気な地域の発展、ならびに、そこへのロシヤ内外の投資の誘致のためには、他のメカニズムは存在しない、と経済発展相はみなしている。
経済発展相の言葉によれば、特別経済ゾーンの創設の主な目的となるのは、とくに、ハイテクノロジーおよび工業の発展である。法案は、すべての行政手続、および、調整、ならびに、地所および不動産に対する“長期の”権利の取得の方法を、投資家に簡易化されることを見込んでいる。その他、文書は、得られた権利の不変、ならびに“多少の関税および税の面での優遇”を投資家に保証する。経済発展相は、“私たちは、そうした文書が採択されるようあらゆる方法で促す”と述べた。情報ソース:RIA
NOVOCTI 20.02.2004
2月9日、ユージノ・クリーリスク・ディーゼル発電所に残ったソーラー油は、400トン。毎月の必要量は、350トン。次のタンカーの寄港が予定されている5月までどのようにもたせるかは難問である。おそらく、日中も最低2-3時間は電気が止められるであろう。もしかすると、地元の当局は、軍人たちから燃料を借りるようになろう。これはすでに一度ならず過去に行なわれたことである。
それから、いずれにしても、返すことになるが、どんなストックから? おかしなことだが、すべてのこのストーリーの末尾にきたのは、地方単一企業“ユージノ・クリーリスク電力網”のアレクサーンドル・ルィジョーフ社長であった。同氏は、副社長に降格され、社長には、ヴャチェスラーフ・ブィーコフ第1副市長が任命された。けれども、そうした行政的配置換えはソーラー油のストックを増やさなかった。新社長の気分は、楽観的なものとは程遠い。
新社長の言葉によれば、州行政府は、5月までにディーゼル燃料を積んだタンカーを国後島にさしむける考えはなく、ディーゼル燃料を自費で購入するようすすめている。
けれども、保障された予算項目の履行のための資金も足りないときに、補助を受けている地区に自由になる資金がどこにあろうか?
非公開株式会社のゲンナーヂイ・ドブルーシン社長はこんな見方をしている。“この難局の打開は、地区行政府が、ディーゼル発電所、送電線、変電所といった所有する資産を没収し、資産の最もふさわしい管理者の入札を実施することにある。私たちの企業は、この入札に参加する用意がある。私たちは、見積もりまでおこなった。それによれば、一般料金は、現在は1キロワット時4.8ルーブリであるが、1キロワット時2.3ルーブリを上回らない”。とのこと。
情報ソース:新聞“REGION” 20.02.2004
予想を超える経済成長?
全体として、当州は2003年はなかなかの活動振りであった。特に、地域内総生産の伸び率をみるならば。その指標は現在きわめて重要なものとみなされる。なぜならば、大統領が自分の役人たちに対し10年間で国内総生産を倍増させる課題を掲げたからである。この面で私たちはほとんどロシア全体の先頭に立っている。いずれにしても、サハリーンにおける去年の地域内総生産は28パーセント増加した。極東連邦管区全体では7パーセント、ロシア全体では5パーセントであった。
もちろん、主な功績は、現在当州がその入手のうえに発展している大陸棚への投資にある。けれども、いずれにせよ、権力には、上層部に報告すべきことがある。部門レヴェルに移行するならば、そこでは楽観主義は少なくなりつつある。
とりわけ、すでに数年漁業部門は振り回されている。しかも、多くの点で、上からの命令に基づいて。今年も国家漁業委員会のはっきりしない姿勢のためにコマイ漁が台無しになった。ほかのすべての漁も脅威にさらされている。企業には漁獲枠が分配され、その後逆戻りが始まった。漁獲枠には然るべき船が要ると言って。恐ろしい混乱が生じた。
そこへ今度は、沿岸漁業に関する問題が持ち上がっている。その業務管理は地方の手に渡されたが、またもや、12海里ゾーン内でのみなのである。けれども、カレイには人間の区切りの措置はわからない。それは沿岸から13海里の外側に泳ぎ出るかもしれないのである。すでにそれは首都の管轄下にはいっており、その網からの除外に対する許可は首都から届くことになる。私たちは、なおも漁民たちが法律違反をやめるときを待っている。
いまのところ発展への現実的な刺激を得たのは、投資の入手に直接関連した部門:建設、商業、通信
のみである。
情報ソース:DEITA.RU.13.02.2004
昨日、ペトロパーヴロフスク・カムチャーツキイで、2003年3月20日に北クリール海域で拿捕された冷凍輸送船“ロンジェロン”の乗組員の新たな法廷が開かれた。そのとき船内ではカムチャートカの歴史上最大の密漁である8トン以上のスケソウダラの切り身が見つかった。自然保護検事アレクサーンドル・チェプリャコーフ氏は、違反者に3000万ドルの罰金を求めた。けれども、裁判所は、“ロンジェロン”の持ち主であるサハリーンの会社“ブリク”にわずか20000ルーブリ(700ドル)の支払いを義務づけるにとどまった。上級の裁判所は、変更なく、船主に示された罰金の額をそのままにした。
情報ソース:“EHO-DV”.13.02.2004
サハリーンにおける奴隷所有
最近のサハリーンのマスコミのテーマは、奴隷所有である。この4年間で、州内では、230人の子供、335人の女性、400人の男性が行方不明になった。けれども、これは、届けが出された人である。多くの成人は単に捜索されていない。とくに、日本、中国、韓国の売春宿、あるいは犯罪的な漁労へと稼ぎに出かけた人は。
出版所“自由サハリーン”の女性ジャーナリストは、問題を解明しようと、サハリーンの警察とともに夜警にむかった。24時間の結果は、数々の様々な日常的なスキャンダル、数体の死体、そして書類の山である。残念ながら、もしかすると、ふだんと違った夜警となったのかもしれないが、彼女の資料から、現代の市の刑事警察官が記録係以上のものではないとの、確固たる印象が生じた。届けを受理し、訴人を宥め、そして・・・
また次の人に。
情報ソース:TIA“Ostrova”14.02.2004
クリールの島々に対する日本の要求に反対する抗議の集会が、2月7日、ユージノ・サハリーンスクの日本総領事館前で行なわれた。集会にはおよそ150人が参加した。島々を守れとの横断幕や旗を、自民党員のほか、共産党員、青年“統一”の代表、州議会議員、コサックらが掲げた。いくつかのアピールは、日本語で書かれていた。日本の外交官は誰も、集会参加者の前にすがたを現さなかったが、目撃者たちの証言では、群衆の中に日本のテレヴ会社“NHK”と“北海道”新聞の記者たちのすがたがあった。
集会参加者らは、北方領土の日を廃止し、クリールが日本の領土となっている地図の製作を停止し、クリールの日本への返還をめざす極右組織の日本における行動を禁止するよう呼びかける日本政府へのメッセージを採択した。ロシヤが20世紀初めに日本の国立銀行に預けた金(きん)を日本人たちが返すよう求めた。
情報ソース:Sakhalin. Info. 13.02.2004
外国製自動車を、7つの極東の港に
2004年4月27日から、極東の7つの港の税関において、法人によって輸入された外国製自動車の税関検査ができるようになる。港は、次の通りである。ウラジオストック、ペトロパブロフスク・カムチャツキー、マガダン、ユジノサハリンスク、ワニノ、ザルビノ、ヴォストチニーエダル。以前には、法人は、自動車を輸入するために、6つの港を使用した(ワニノ以外に上記のリストのとおり)。
2004年2月5日のヴォストク・メジア情報通信
ロシア人口は、180万人減少
2002年に行なったロシア国勢調査のデータによると、ロシアの人口は、1億4,520万人なった。それは1989年に比べると、180万人減少した。都市化は、ほとんど進展せず、市民と村民の率は、1989年と同じく73%と27%である。市民総数は、160万人、村民総数は、20万人減少したと、国家統計委員会のウラジミル・ソコリン会長が述べた。
主な原因は、自然減少である。1992年から、人口自然減少の調整の方法として、CISとバルト国を含めて国外移住であった。しかし、2003年に国外からの移住の法律が厳しくなってから、国外移住率は、45%減少した。V・ソコリン会長の意見によると、ロシアへの国外移住率はさらに減少すると、2016年までにロシアの労働可能人口は、1000万人減少する恐れがある。それで国外移住の国家政策を見直さなければならないと、V・ソコリン会長が述べた。
2004年2月12日のリア・ニボスチ情報通信
サハリンは、とうとう「イゴリ・ファルフトジノフ号」を得た
2004年2月7日に、サハリン州のホルムスク西港に「イゴリ・ファルフトジノフ」という客船が係留した。客船は、サハリン−北クリル航路を通う予定である。I・ファルフトジノフの未亡人は、そのことを、夢の実現と呼んだ。
5年前に、I・ファルフトジノフ知事(当時)は、サハリンには砕氷の客船が必要である、と呼びかけたが、州の議会は反対した。I・ファルフトジノフの死亡後、客船を買う決議がとうとう採択された。2003年10月に、ノヴォロッシイスク市において行なわれた競売で、「アレクサンドル・ラザレフ号」を買って、I・ファルフトジノフに敬意を表して名称を改めた。砕氷船である「イゴリ・ファルフトジノフ」には、150人の乗客が乗れる。
2004年2月5日のチア・オストロワ情報通信、セルゲイ・マンスコフ氏
米国は心配する
今週水曜日に、ロシアにおいて米国商工会議所が行った「投資に関わる会議」において、「米国は、1993年に行なわれたサハリン-3石油・ガスプロジェクトに関わる鉱区開発権の入札の結果は、無効にされたことを心配する」、とアレクサンドル・ヴェルシボウ駐ロシア米国大使が表明した。すでに知られているように、エクソン・モービル社とテクサコ社が入札落札者として決まったが、その生産物分与契約のロシア政府の承認がいままでも得られなかった。
A.ヴェルシボウ大使によると、同行動によって、アメリカとロシアのエネルギー分野での経済協力が一掃される恐れがある。エクソン・モービル社の指導部は、ロシア政府の行動を所有権侵害と考え、報復として、ロシアから投資を引き揚げるために行動をする予定である。
2004年2月6日のMIGnews.com
電力料金と熱エネルギー料金の引き上げ
2004年2月1日から、ユジノ・クリルスク地区において、電力料金表と熱エネルギー料金表が70%ぐらい引き上げた。熱エネルギー料金表は、1平方メートルのために38.83ルーブル、電力の1キロワット時の料金表は、3.59ルーブルとなった。2003年から料金表の検査を行う地域エネルギー委員会は、料金表を引き下げる方法を探しているが、まだ発見されていない。
2004年2月5日の国営テレビ・ラジオ企業サハリンの放送網、ナタリア・フェドセエワ氏
消費物資・農産協同企業体・加工産業の2003年の結果
2月6日に行ったサハリン州の消費物資・農産協同企業体・加工産業局の部門別会議において、同分野の2003年の拡大結果が発表された。2002年に比べると、農産企業のジャガイモの収穫は、12%、野菜収穫は、21.6%増加した。卵生産は、17.5%増加したが、牛乳生産は、変化を受けなかった。肉生産は、10.4%減少した。パン生産は、2%ぐらい減少、リキュール・ウオツカ生産は、33.5%減少した。ロシア連邦予算への振り替えは、7,100万ルーブルで、2002年より40%増加した。そのなかで、2,400万ルーブルは、ユジノサハリンスク市予算に振り替えられた。
漁業についていうと、漁獲は、13万9,000トンとなって、2002年より146%増加した。1億6,500万ルーブルは、連邦予算に振り替えられて、そのなかに3,500万ルーブルは、ユジノサハリンスク市予算に振り替えられた。商業のユジノサハリンスク市予算振り替えは、8,400万ルーブルであった。
2004年2月6日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター、リュボーフ・グルゼワ氏
ユージノ・サハリーンスクで、ある漁業会社の代表に5000ドルの賄賂を強要した、連邦保安局太平洋地域国境警備局サハリーン国家海上監督機関の職員が、収賄のかどで逮捕された。1月31日、サハリーン南部の都市コルサーコフの有限会社“会社IDK”の副社長が、法保護機関に届出を行なった。1月31日、土曜日、サハリーン州担当の連邦保安局職員が、収賄者逮捕作戦を実行した。作戦の詳細は公表されていない。監督官は逮捕され、逮捕者に対し刑事事件の手続きが開始された。
情報ソース: GAZETA. RU 02.02.2004
コサックと自由民主党は北方領土の日に抗議する
毎年、2月7日に、日本は、いわゆる北方領土の日を記念している。この日、日本市民は、歯舞、色丹、国後、択捉の島々を日本側に引き渡すことをロシヤに要求する集会やデモを行なう。2月7日、ロシヤ全土で、第2次世界大戦の結果を見直す日本政府の試みに対する抗議の印として集会が開かれる。ユージノ・サハリーンスクでは、日本領事館の建物の前(もし同館に隣接するテリトリーの除雪が間にあえば)、もしくは、レーニン広場で12時に対抗集会が開かれる。対抗集会を組織したのは、サハリーンのコサックおよび社会団体“東部ロシヤ領を引き渡さないために”。自由民主党も、ホテル“サッポロ”の前で同じテーマの集会を開く。
情報ソース: TIA “Ostrova” 04.02.2004
沿海地方で密漁のかどで2隻のサハリーンの船が拿捕された
この一昼夜で沿海地方の沿岸で操業規則違反のかどでサハリーンのネーヴェリスク港船籍の2隻の漁船が拿捕された。そのうちの一隻は、ヴラヂーミル湾で拿捕された。
スクーナー漁船“ネーフスコエ-1”号の船内で、臨検班は、およそ2トンのズワイガニおよび200キログラムのアブラガニを発見した。船長は、これらの海産物の採取に対する許可証を所持していなかった。船は、取調べのためヴラヂヴォストークへ護送されている。ナホートカでは別の違反船が拿捕された。トロール漁船“カラチョーフスク”号がポヴォロートヌイ岬付近で国境警備隊員による臨検を受けた。船内で46のカニの捕獲器および餌が見つかった。カニ漁の許可証はなく、トロール船内では技術的監視装置がオフにされていた。
情報ソース: GAZETA. RU 04.02.2004