伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
永らく、私たち連合北海道のために、日ロの架け橋としてご活躍いただいた「パク・ジュンギュ」さんが、1月18日午前7時8分、永眠されました。
ここに、連合北海道より心からの哀悼を捧げます。
なお、この情報は、遺志を継ぐ人々によって更新されます。
サハリンのいろいろ情報 (2003.11)
ヴラヂヴォストークで漁業従事者の会議が終了した
会議は、ロシヤの漁業部門の状況を危機的なものと認めた。
専門家らの発言では、漁獲枠の競売、中央による操業許可発給の法外な遅滞、その他の何によっても正当化できない漁業管理者らの行動が、漁業の零落を促した、と述べられた。その結果、漁業製品の国内での生産の低下およびそれらの国外での購入の増加が生じた。
国内における魚の需要は、1.6分の1に減少した。会議は、水生物資源の漁獲枠の分配の原則および規則を定めた決定をすみやかに発布することをロシヤ連邦政府に義務づける決定を採択した。情報ソース:GTRK“サハリーン”21.11.2003
漁業従事者は無許可の操業に踏み切る
水生物資源の分配に関する政府の指令は、いまだに署名されていない。これについては、サハリーン州・漁業局長官のイーゴリ・ブィーストロフ氏が、11月17日の記者会見で明らかにした。同氏は、この文書の作成作業に参加してモスクヴァから帰還した。
同氏の言葉によれば、遅滞の主な原因は、地方と政府の間の若干の原則的対立にある。双方は、外貨を稼げる海洋生物資源の分配の規則に関する問題で合意に至ることができていない。それに基づいてある漁獲企業には操業が許可されてある企業は他の資源の採取に転換することを余儀なくされることになる基準が、いまだに定められていない。
スケソウダラはみんなには足りない。I.ブィーストロフ氏は、生物資源の分配に関する政府の指令は必要であるものの、その際大漁獲企業から漁業コルホーズにいたるまでのすべての参加者の利益が考慮されねばならない、とみなしている。それゆえ政府の指令の作成作業はいまだに続けられており、その案にはすでに多くのプラス面がある。同氏は、将来を見通して活動し自分たちの漁船団を刷新し生産設備を発達させることを可能とする最低5年間、資源が企業に割り当てられることを、そのうちの1つとみなしている。
もう1つのよい点は、新しい指令の案では小企業の問題の解決を可能とする、沿岸漁業に独立した項目が割り当てられていることである。政府には多くの仕事がある。生物資源の分配に関する提案を盛り込んだサハリーン州からの書類の重さだけで、70キログラムに達する。それゆえ、I.ブィーストロフ氏は、ひと月半後、出漁期が漁民たちに訪れるときにも、決定に署名されていないことがありうる、とみなしている。
情報ソース:TIA“Ostrova”17.11.2003
電子メールで税関に報告を行なうことが漁民たちに許可された
国家税関委員会議長のミハイール・ヴァーニン氏の言葉によれば、2004年1月1日からロシヤの税関職員と漁民らは、新しい規則に基づいて新しい技術手段を用いて活動し始める。
例えば、はやくも2003年9月11日から極東地域では、プロセスの経費を1/4にし、スピードを1/2にすることを可能とする電子メールでの文書のやりとりのプロセスが機能している。このためには、すべての漁船に衛星通信システムおよびシステム《Windows`95》のコムピュータを装備させることが必要となる。
こうした新機軸の導入、および、極東連邦管区内に導入されたその他多くの作業のシステムは、来年から国家全域で始動する。
情報ソース:RIA“Deita.Ru”18.11.2003
今年初めからこれまでに、サハリーン税関の職員らによって、海洋生物資源の密輸に関する26件の刑事事件の手続きがとられた。最近のものは、スクーナー漁船《ブレクラースナヤ・エレーナ》号の船長にたいして行なわれた。11月初め、この船は、沿海地方のロシヤの領海内で拿捕された。船内で、8トン以上のタラバガニ、毛ガニ、アブラガニが見つかった。しかも、スクーナーは、税関の登録手続きがなされていなかった。さらなる取調べの過程で、カニは、60万ルーブリ以上と評価された。
情報ソース:Vostok-Media 17.11.2003
サハリンの砂金
ヴォストック‐2探金者協同組合は、サハリン州のスミルニフ地区において、採金をする。20世紀の90年代から、年平均の採金量は、230キログラム以内であったが、今年は、思いがけない幸運となった。スミルニフ地区のペルヴォマイスコエ村の近くのランゲリー砂金の鉱床においては、250キロ以上の砂金が採掘された。ランゲリー鉱床において、第2次大戦のとき、砂金が5トン以上採掘された。ランゲリー鉱床は、サハリン州においてたった1つの砂金の鉱床であるが、探金者によると、その埋蔵量は、2〜3年ぐらい後、なくなりそうである。
2003年11月20日の国営テレビ・ラジオ企業サハリンの放送網
地元産の愛用・愛食
サハリン州民は、輸入された食べ物よりサハリンで生産された食べ物のほうをもっと買うようになった、とサハリン州生産・商業局員に行なわれた2003年10ヵ月間の州経済発展調査の結果からわかった。
2002年の同期の食料品の生産・商業量に比べると、州において、今年は、ソーセージ生産・商業量は、113%、ビールは、107.3%、ソフトドリンクは、127.3%、ミネラルウォーターは、111.2%となった。全州において生産された食料品総量は、2002年の同期に比較して114%(15億4,100万ルーブル)となった。
2003年11月20日のチア・オストロワ情報通信、アレクサンドラ・キム氏
関税は計画通り!
極東税関局のプレスセンターによると、2003年10月に、全極東の16の税関によって、ロシア連邦の歳入に36億3,000万ルーブルが振り込まれた。それは、ロシア連邦政府によって定められた計画の100.28%(36億2,700万ルーブル)となった。
ロシア税関局によると、2003年10月に、全ロシアの税関によって、ロシア連邦の歳入に700億5,500万ルーブルが振り込まれた。それは、計画課題の100.7%となった。
2003年10ヵ月間に、全ロシアの税関による歳入は6,131億ルーブルで、それは計画の100%ぐらいである。
2003年11月18日のチア・オストロワ情報通信
学生・生徒の通学費が半分に
知事の政令によると、11月24日から2004年5月31日まで(休日と晩8時30分以降を除いて)、ユジノサハリンスク市内の民間会社によるバス(いわゆるルートタクシー)においても、学校の生徒のルートタクシー代は、大人ルートタクシー代の半分(5ルーブル)となる。今まで、生徒のルートタクシー代は、10ルーブルで、大人とおなじであった。
2003年11月20日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター
漁民らは漁業法案の国会通過阻止を求める意向
サハリーン漁業従事者協会会長のヴラヂーミル・ゴルシェーチニコフ氏が明らかにしたところでは、政党《統一ロシヤ》の指導部は、国の漁業部門の問題の協議のため、11月18日、ヴラヂヴォストークにロシヤのすべての地域から漁民らを集める。
V.ゴルシェーチニコフ氏は、《会派《統一ロシヤ》は、現在、国家会議で優勢を占めており、同会派の代表らは、来る国会選挙に立候補する。選挙を前に、同党の指導部は、自分たちには漁民たちの意見に耳を傾ける必要があるとの結論に至った。私たちとしては、この会議で、漁業部門における党のはっきりした政策に関し、問題を提起する考えである。まず第一に、極東の漁民らは、漁業に関する連邦法案の行方に立ち帰る考えである。この法案は、査定的性格の26の条項を有している。これは、漁業における問題の大部分が政府によって決定されることを、つまり、私たちがまたモスクヴァの役人たちの無線電報にしたがって活動することを、意味している》、と語った。
同氏が語ったところでは、漁民たちはこの法案の国会通過を最終的に阻止することを《統一ロシヤ》に要求する考えであり、この文書の代わりに、極東の漁民たちは、2000年にサハリーン州議会によって国家会議に提出された代替法案に立ち返るよう提案している。
情報ソース:TIA“Ostrova”.11.11.2003.
ロシヤのイクラの需要が低下している
10月半ば、韓国と日本で、ロシヤ産冷凍イクラの競売が再開された。
“ダリルィブインフォツェントル”世界漁業課の情報によれば、日本によるイクラの購買量は2000トンで、ここ何年かとくらべ比較的少ない数字となっている。輸入業者らは、ロシヤの生産者の側からの供給も大幅に減少した点を指摘した。
ひとつは10月15日に釜山で行なわれたもの、もうひとつは10月22日に仙台で行なわれたもの、の2つの競売に関し、具体的な発表があった。
釜山では、沿海地方の大手漁業会社のひとつの製品400トンが競売に出された。価格は、キログラム当たりおよそ10ドルであった。ロシヤのカラフトマス、シロザケ、ベニザケの冷凍イクラの総生産量は、一部の地区での思わしくない生産状況にもかかわらず、6000トンの水準に達した。総生産量のうちおよそ50%は、国外市場向けのもので、1200トンは、すでに釜山に供給され、およそ2000トンは、沿海地方、サハリーン州、カムチャートカ州の冷凍倉庫に残っている。
今季生産された冷凍イクラのうちあとの50%は、かなり高い値で売れる国内市場向けのものである。ロシヤ産のキングタラバガニも売りに出された。アメリカ人らは、現行のレートでキログラム当たり2200円レヴェルの日本市場での卸売価格に相当するキログラム当たりおよそ19ドルという比較的安い価格で取り引きを交わした。
情報ソース: ZRPRESS.RU 11.11.2003
祝日期間中に2隻の漁船が拿捕された
11月7日、ロシヤ連邦保安局太平洋地域国境警備局の国境警備隊員らは、タタール(間宮)海峡で中型トロール漁船“ノーヴィコヴォ”の臨検を行なった。船内では、茹でて冷凍させたタラバガニおよびアブラガ二の足267キログラムが発見された。
国境警備規則および操業ルールの違反のかどで、この船は、取調べのためソヴェーツカヤ・ガーヴァニ港へ護送された。
11月8日、国境警備隊員らは、同様の違反のかどで、ピョートル大帝湾で中型冷凍トロール漁船“ルベージノエ”を拿捕した。船内には、茹でて冷凍したタラバガニの足371キログラムとまるごと茹でて冷凍したケガニ152キログラムがあった。船は、取調べのためヴラヂヴォストークへ護送され、そこで取調べが行なわれた。船の乗組員らには150万ルーブリの罰金が科され、罰金はすでに漁民らによって支払われた。
情報ソース: REGIONS.RU 11.11.2003
社会援助基金の成果
2003年の10ヶ月間、サハリン困窮者の社会援助基金は、サハリン州予算によって4,470万ルーブルが受けられた。同基金のエレーナ・カシェウェロワ重役によると、その結果として、物質的に恵まれていない人のためのさまざまな手当、物質的援助、奨励金などが出来るようになった。
1941−1945年の大祖国戦争のベテラン、かつての強制収容所の収監者の物質的援助のために、州予算によって合わせて660万ルーブルが与えられた。2003年に、2002年に比べると、1,840人の傷痍軍人、廃疾者のための手当は2倍となって、2,400ルーブルに達した。
2003年11月12日のチア・オストロワ情報通信、ワレンチナ・プロコシナ氏
知事選挙19名の立候補予定に有権者はうんざり
知事のポストの候補者の総数が、19名に達したことは、政権危機を物語っている、とサハリン州議会シュービナ第一副議長が11月11日の記者会見において発言した。州民は、候補者の総合非難によって疲れをおぼえたようである。
シュービナ第一副議長によると、そんな立派なポストにふさわしい候補者がいないとのこと。「それに加えて、知事のポストの候補者のなかに、州議会議員は6名である事実も私を当惑させた」と述べた。
知事となるためには、準備がもっと、もっと必要であるが、今回は、州議会議員である候補者はそのような重い責任を持つことが出来そうもない。
今回の選挙において、4名の候補者が権力闘争に入るとシュービナ第一副議長が考える。(その名を知らせなかった)
2003年11月11日のチア・オストロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
鉄道運賃の値上げ
サハリン州鉄道プレスセンターによると、11月11日から、長距離旅客列車の運賃は、州間の列車において10%、コンパートメント式客車において5%引上げとなる。これからは、ユジノサハルンスクからノグリキまでの運賃は、383ルーブル(コンパートメント式客車は、704ルーブル)、ポロナイスクまで233ルーブルとなる。
2003年11月10日のチア・オストロワ情報通信
「黒帽子マーモット」!?
千島列島のパラムシル島に、黒帽子というマーモットを45匹持ってきた。学者は、マーモットが新しい条件になれて、ふえるようになる見込みであると説明している。黒帽子マーモットを島に持ってくる目標は、将来、毛皮獣狩物として使えるようになるためであるとのこと。
2003年11月10日のチア・オストロワ情報通信・ヴォストック・メジア情報通信、ペト
ロパブロフスク・カムチャツキー市
ロシヤの漁船における奴隷的状態の問題
サハリーン州の法保護機関の責任者たちは、 10月20日から24日まで北海道で行なわれた
日本側の代表との会合で、ロシヤの漁船における乗組員たちに対する強制的な扱いの問題を取り上げた。
これについては、サハリーン州担当の連邦主任監督官セルゲーイ・ザリーツキイ氏が、10月29日の記者会見で明らかにした。S.
ザリーツキイ氏の言葉によれば、最近、氏のもとへ、その夫がすでに数ヶ月間ある漁船に強制的に留め置かれているサハリーン州在住のある女性から届出があった。現在、ロシヤ最高検察庁が、この事件の調査を行なっている。
そうした家族は、たいていそれらの船を所有している組織犯罪者たちの側からの脅迫を受けており、人々は、ロシヤ連邦や日本の法保護機関に助けをもとめることを恐れている。
S. ザリーツキイ氏は、《日本の法保護機関との会合でこの問題を取り上げたが、私は、その規模を今のところ想像することさえむずかしい、氷山の一角に触れたにすぎないと思っている》と語った。
そうした船は、たいてい、ロシヤの港にはまったく寄港せず、ちょくちょく国旗を換え、船内にいくつかの一括書類を用意している。日本の港へは、輸送船を装って寄港している。まさにそれゆえ、日本におけるロシヤの税関職員のプレゼンス、ならびに、日本の港に寄港するすべてのロシヤ船の在日ロシヤ連邦外交代表部における義務的な確認が必要がある。
2004年4月までに日本の入国管理局の代表らは、サハリーンを訪問し、不法入国取締りの面での協力の問題を協議する予定である。
記者会見の終わりに、S. ザリーツキイ氏は、日本でのその会合が、日本とロシヤの外務省による組織と支援、在ユージノ・サハリーンスク日本総領事館、在札幌ロシヤ総領事館の支援のもとで行われたことを明らかにした。日本での会合におけるサハリーンの代表団の成員らは、それぞれの連邦省庁の名において合意する権利および委任をそなえていた。
情報ソース:“Ostrova”,30.10.2003.
サハリーンの副知事は漁業企業の視察を行なった
サハリーン州のセルゲーイ・ポドリャーン副知事とドーリンスク地区のヴァシーリイ・ボンダルチューク行政長官は、先週末、ドーリンスク地区の漁業企業の視察を行なった。
S. ポドリャーン氏が指摘したところでは、漁業従事者たちは、今期のサケマス漁の結果を誇ることができる。同地区に割り当てられた漁獲枠は19100トンで、漁民らは12860トンの魚を獲った。獲った魚の80%は地元で加工され、地元の予算は効率的な税収に潤っている。
S. ポドリャーン氏とV.ボンダルチューク氏は、有限会社“ノーヴィコフ&K”を訪れた。この企業は、切り身とすり身を生産しており、そこで、魚スティックの生産を軌道にのせる計画である。同地区には、養魚、漁獲、加工、魚製品の販売に従事する企業のコンプレックスもある。有限会社“オケアーン”と
有限会社“デリタ”が、そうしたコンプレックスのひとつを創設した。S. ポドリャーン氏は、“コンプレックスは、よい効果をもたらしており、私たちは、そうした企業を支援してゆく”と述べた。
情報ソース:REGIONS.RU 16.10.2003.
タタール海峡で先の日曜日、トロール漁船“ポレヴォーイ”が、操業規則違反のかどで国境巡視船団によって拿捕された。
連邦保安局太平洋地域国境局の報道係で明らかにされたところでは、トロール漁船の船内では、操業日誌に記入されていなかったトヤマエビおよそ700キログラムが見つかった。
そのほか、同じ日、国後島のメンデレーエフ町の近くの道路の分岐点付近で、ユージノ・クリーリスク国境警備部隊の隊員らが、獲れたばかりのナマコ1725個(173キログラム)をマイクロバスで運んでいた2人のロシヤ市民を逮捕した。
GAZETA.RU 03.11.2003.
モスクヴァでの会談
サハリーン州のイヴァーン・マラーホフ知事代行は、モスクヴァで、ロシヤ国家漁業委員会のアレクサーンドル・モイセーエフ議長と会談した。会談で、マラーホフ氏は、極東の漁業関係者たちを動揺させている問題を協議した。政府では、水生物資源の分配の新しい規則が策定されつつあり、その際これらの資源を利用者に3年から5年の長期間保証することが予定されている。国家漁業委員会と天然資源省の役人たちは、“漁獲”地域の指導者らに、部門の活動の新しい条件に対する自分たちのヴィジョンを伝えるよう求めた。サハリーン州行政府の提案は、漁民たちの考えを考慮して作成された。出張前の意見調整のために、マラーホフ氏は、サハリーンの漁業従事者協会および漁民クラブで一連の会合をおこなった。マラーホフ氏は、“新しい規則は、すでに定まった規則に反するもので、これは、否定的、および、肯定的な結果をもたらす”との指摘をおこなった。マラーホフ氏は、“今の資源分配のシステムが漁民たちの、ゆくゆくは、国家の利益に完全にかなうものであることは、明らかである。しかし、新たな改革が漁業部門そのものを破壊しないようにすることが、重要である。省庁の役人たちとおこなわれた協議は、サハリーン州民の声が聞かれると期待することを可能にするものだ”と語った。
情報ソース: REGIONS.RU 28.10.2003
会議“サハリーンの漁業クラブ”
クラブの成員は、サハリーン州の漁業従事者協会の長および漁業部門の大手企業の幹部である。会議参加者らが協議した主要な問題は、ロシヤ連邦政府によって予定されている水生物資源の分配の規則の変更に関連した2004年のサハリーン州の漁業部門の発展であった。サハリーン州のイヴァーン・マラーホフ知事代行の言葉によれば、ロシヤ連邦政府による《漁業法》の作成および採択を加速する極東の漁業従事者たちの共通の努力が必要である。その際、ロシヤのさまざまな地域における漁業複合体の発展のあらゆる特性が考慮されるべきである。今日、漁業部門の然るべき法律がないために、明確なゲームの規則がない。これは、漁業従事者たちに自分たちの活動を計画する可能性を与えていない。その他、これは、原料基地のない漁業企業の数の過剰という現象をもたらしている。その他、イヴァーン・マラーホフ氏の言葉によれば、一部の会社は、実質所得を隠そうとしており、税金をのがれ、従業員たちに生活に必要な水準以下の給与を支払っている。今日、これらの指標により、40の企業のみが、2004年の水生物資源の漁獲枠を受けるチャンスを有している。そして、まさにそれらの企業が、予算への税収入の70パーセント以上を保障している。
情報ソース:TIA“Ostrova”, 22.10.2003
イクラの大量の窃盗
10月20日にかけての未明、ホールムスクのサハリーン西海洋港領内で、略奪がおこなわれた。冷蔵倉庫から、犯罪者らが、ホールムスクのある民間の魚加工企業のイクラ2トンを盗んだ。5人の略奪者は、武装していた。彼らは、警備員らを殴打して縛ったあと、イクラの入った箱をトラックに積み込み、支障なく港湾エリアをあとにした。検問地点で、略奪者らは、魚製品搬出の証書を提示した。現在、これらの証書が取調べ機関の職員らによって調べられている。ホールムスク交通警察課によって、略奪的襲撃の事実に基づいて、刑事事件の手続きに着手された。襲撃の被害者らには、救急の医療手当てが施された。それらの人々の容態は、医師らの懸念を呼び起こすものではない。
情報ソース:TIA“Ostrova”, 22.10.2003
サハリン州知事選挙 候補者
10月30日にサハリン州選挙委員会によって公式的に登録された候補者は、10名である。その氏名は、次の通りである。ウラジミル・ワレニコフ、ヴィタリー・エリザリエフ、ニコライ・ドルギフ、ゲナジー・ズリフコ、ミハイル・コンタレフ、ウラジミル・オフチニコフ、セルゲイ・ポノマリョフ、フョドル・シドレンコ、ニナ・フィリポワ(女)、アナトリー・チョルニーである。その前に公式的に登録された候補者は、4名で、その氏名は、アナトリー・ワシリエフ、セルゲイ・カルゴポロフ、セルゲイ・セドフ、アレクサンドル・スタロズブツェフである。もし、その他の候補者の登録は、思った通りに問題なく行なわれたら、選挙に、19名の候補者が登録して参加するようになる、と州選挙委員会が知らせた。
2003年10月31日のチア・オストロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
サハリン州の予算は325億円!
2004年のサハリン州予算収入額は、81億6,000万ルーブルで、そのなかに44億ルーブルは、サハリン州においての税収額で、ほかのは、ロシア連邦予算から受ける額となる、と予想される。サハリン州の副知事、財政局のナタリヤ・ノヴィコワ局長によると、所得税が予算収入額の主な源となる(2003年に、40%、2004年には、50%ぐらい)見込みである。予算の支出は、85億ルーブルで、そのなかに、11億ルーブルは基本で、74億ルーブルは当座となる予定である。支出の主な部分は、住宅管理・熱エネルギー工学用、国家企業員の給料、国家病院のとめの医療品・食料品、子供手当、助成金などとなる。
2003年10月30日のチア・オストロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
世界一周を5回達成!?!?
10月29日に、サハリン州住民である53歳のウラジミル・ネシン旅行者は、第5番目の世界一周から帰った。その旅行への出発は、3年前であった。ニュージーランドからアメリカの20の州を通じてアラスカのもっとも北の所まで、歩いて及びにヒッチハイクで旅行した。その後、カナダにおいて病院で看護婦をしたメリ‐ウェロニカ氏を見て、結婚した。アルバイトをしたり、簡単な料理を食べたりして、はだしでいろいろなところを歩き回ったウラジミル・ネシンは、1〜2週間ぐらいのサハリンにおいての宿泊後、第6番目の世界旅行に出発する予定である。
2003年10月31日のチア・オストロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏