伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
永らく、私たち連合北海道のために、日ロの架け橋としてご活躍いただいた「パク・ジュンギュ」さんが、1月18日午前7時8分、永眠されました。
ここに、連合北海道より心からの哀悼を捧げます。
なお、この情報は、遺志を継ぐ人々によって更新されます。
サハリンのいろいろ情報 (2003.10)
知事選挙の候補者は13人に
サハリン州選挙委員会によると、10月13日に、13人が知事に立候補する決定について選挙委員会に知らせた。第12番目の候補者は、ミハイル・コンタレフ氏、43歳、ロシア法務省のサハリン州局長、ユジノサハリンスク市民である。もう1人の候補者は、アナトリー・ワシリエフ氏、54歳、モスクワ市民、1988年から1995年までサハリン鉄道長であった。
すでに知られているように、その前に、フョドル・シドレンコ市長も知事に立候補する決定した。
2003年10月13日のチア・オストロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
身障者の子供たちに手当の追加!
ユジノサハリンスク市役所プレスセンターによると、フョドル・シドレンコ市長の政令にしたがって、2003年11月1日から身体障害者の子供があるユジノサハリンスク市民家族は、毎月の1人当たりの身障者手当に追加額を受けるようになる。市役所の社会保障局のエレナ・ズボワ局長によると、追加額は、市の予算額によってのものとなる。2004年から、その割当て金は、市の予算額に計上する予定である。
2003年10月1日に、同追加額を受ける権利がある身障者の子供数は、315人であるが、全部700人以上となる予想である。
2003年10月9日の「チア・オストロワ」情報通信
サハリンでサケ釣りツアー
もうすぐサハリンにおいて、新しい観光が始まる予定である。
サハリン州経済局とアメリカの野生さけセンターと生態組織の代表者は、サハリンにおいて魚釣りの観光運動を設立する予定である、と10月15日の新聞記者会見において、野生さけセンターのミハイル・スコペツセンター長が述べた。同プロジェクトは、国際的意義があるとのこと。
サハリンにおいて、観光会社のルートを経ないで、いわゆるもぐりでの魚釣りルートが有名である。外国人のためには、そのようなルートは、450ドルぐらいかかる。
日本人の観光者は、魚をとってから川に放す、いわゆるスポーツフィッシングが好きである。そのような観光こそサハリンにおいて発展させる必要がある、と新しい観光プロジェクトの設立者が発言した。今は、もうクリリオン半島とスミルニフ村を休養所として決めて、ホテルを建設する予定である。
チア・オストロワ情報通信のデータによると、同じよなプロジェクトは、もうカムチャツカにおいて実施されて、レートは、4,000〜5,000ドルである。
2003年10月15日のチア・オストロワ情報通信、エブゲニー・フワン氏
違反者は枠を失った
サハリーン州行政府は、今年初めて2004年の海洋生物資源採取への参加に対するサハリーン州の漁業企業の申請の選抜に厳しく対応した。700の申請のうち50%は受理されなかった。これについては、イーゴリ・ブィーストロフ州漁業局長官が明らかにした。
同氏の資料によれば、それだけ多くの申請が受理されなかった主な理由は、それらの会社の従業員が現在3820ルーブリとなっているサハリーン州の最低生活費より低い賃金を公式に得ていることである。I.
ブィーストロフ氏は、《労働法典によれば、企業家は最低生活費より低くない賃金を支払う義務がある。現在、私たちは、それらの会社のリストを作成し、ライセンスの剥奪および操業許可証の失効のためにそれらをサハリーン漁業監督機関および国家漁業委員会に送っている》と語った。これは、個人からの所得税が州および自治体の予算の主な収入になっているものの、一連の企業の賃金が低く呈示されているために予算がかなりの額で少なく受け取っていることに関連して、そうした厳しい決定が採られた。
I. ブィーストロフ氏は、《そうしたわずかな賃金を得ている人々ばかりでなく、州および自治体の予算の資金で給与を得ている教員、医師、その他の予算分野の従業員も、苦しんでいる》と語った。同氏はまた、2004年の漁獲への参加に対する申請の受理は州内で10月1日に締め切られたものの、どのような海洋生物資源採取枠を2004年分として同州が得て、どのような原則でそれらの枠が地域および会社に分配されるかは今のところ不明であることを、明らかにした。
情報ソース:TIA“Ostrova”6.10.2003.
電気ケーブル サハリーン-東京
ロシアの株式会社“ロシア統一エネルギーシステム”のアナトーリイ・チュバーイス会長は、昨日、記者団に、エネルギーブリッジ“サハリーン-日本”建設プロジェクトの事業化調査は早くも2004年に完遂される、と発表した。プロジェクトの事業化調査を、専門家らは、ある日本の会社と共同で実施する計画である。
アナトーリイ・チュバーイス氏は、世界で最も現代的な出力4千メガワットの熱電併給発電所の建設がプロジェクトの主要な段階となる、と語った。そのほか、太平洋の海底にサハリーンから北海道まで、そのあと、おそらく東京まで、海底ケーブルが敷設される。どこに熱電併給発電所を建設するかは、たぶん、計画の過程で決定される。チュバーイス氏は、同社が“最も現代的なテクノロジーで”電力を生産する予定であることを確認した。
情報ソース:ヴォストーク・メディア、6.10.2003.
カムチャッカ事故の反響
運輸省は、三つのカムチャートカの航空企業の飛行許可を取り消した。今後、《クスダチ》、《クレチェト》、《ハラトゥィルスキエ・エアラインズ》は、空輸を行うことができなくなる。カムチャートカ州運輸局長官のミハイール・ホヂェーエフ氏が語ったところでは、これに関する決定はすでに9月23日に採られたが、カムチャートカでは正式の文書を今日か明日かと待っている。役人たちは、三つの企業とも認可規準を遵守していないと述べられている文書の電子版を持っている。
運輸省の決定は、同半島のすべての航空企業の8月末の検証の結果であった。それは、サハリーン州知事が死亡した8月の航空機事故に続いて行なわれた。失寵の企業の幹部たちの反応は今のところ不明で、幹部らは現在モスクヴァにいる。しかし、カムチャートカの当局は、すでに運輸省の決定を取り消すよう求めるメッセージをすべての関係機関に送った。そうなった場合、カムチャートカでは五つの航空企業のうち国営の一社を含む二社しか活動しなくなるためである。これは、同半島の多くの遠隔の地区へ物資を運ぶことが極めてむずかしくなることを意味している。
情報ソース:ヴォストーク・メディア、9.10.2003.
サハリン州知事選挙に8人目の候補者
サハリン州選挙委員会によると、10月6日に、第8番目の候補者が知事に立候補する決定について選挙委員会に知らせた。候補者は、セルゲイ・セドーフ氏、43歳、「rossiisukaya parutiya pensionerov](年金受領者のロシア政党)のサハリン州部
長、同政党の中央会議員、サハリンの質センター会社長、ユジノサハリンスク市民、高等教育を受けた人である。
すでに知られているように、その前に知事に立候補する決定について知らせた候補者は、7人で、氏名は、次の通りである。
ヴィクトル・マルコフ氏、サハリンのアウグスト・ストロイインヴェスト建設会社の社長。
ニコライ・ドルギフ氏、サハリン州議会員、「rossiisukaya parutiya zhizuni](生活のロシア政党)のサハリン州部長。
ゲナジー・ズリフコ氏、サハリン州議会員、サハリン州議会の産業・経済常任委員会長である。アレクサンドル・ステパネンコ、トロイツクラダ会社の組立工。
セルゲイ・ポノマリョーフ氏、サハリン州議会議員。
ヴィタリー・エリザリエフ氏、サハリン州国立大学の教授。
ウラジミル・パラモシキン氏、ロシア国会のゲナジー・セレズニョーフポーター議長の主任。
全ての候補者は、高等教育を受けたサハリン州民。
2003年10月7日の「チア・オストロワ」情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
サハリンの石油は順調に生産されている生産されている
サハリン州石油天然ガス局のニコライ・ウシャコフ副局長によると、2003年の9ヶ月間、サハリンの北東部に位置するサハリンエナジー社のヴィーチャジ石油採取システムによって、122万トンの石油が採掘された。今年、サハリンエナジー社は(サハリン‐2プロジェクト)、台湾、米国、日本、フィリピンに石油を輸出した。サハリンエナジー社のこの季節の石油の採掘量は、140万トンとする予定である。
2003年の9ヶ月間、サハリンにおいて全部で240万トンの石油が採掘され、そのうち122万トンはサハリンエナジー社によって、120万トンはロスネフチ・サハリンモルネフテガス社によって、残りは、ペトロサフによって採掘された。
2003年の末までに、サハリンにおいての石油の採掘総量は、320万トンに達する見込みである。
2003年10月7日の「チア・オストロワ」情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
サケマス類の漁期の中間結果
10月1日時点で、サハリーン州の漁民たちは、ほぼ10万9千トンのサケマス類を獲った。サハリーン州のセルゲーイ・ポドリャーン副知事は、同州におけるサケマス類の漁期が今年の6月25日に始まったことを想起させた。
漁民たちは、今年、90475トンのサケマス類の漁獲枠を得たが、そのうち85531トンはカラフトマス、4943トンはシロザケ。サケマス類の試験漁獲枠は、7413トン。S・ポドリャーン氏の話では、サハリーンの漁業部門の幹部らは、政府が、同州の漁民たちがそれなくしては操業を始める権利を有していない太平洋のサケマス類の漁獲の予想を、時宜を得ずに承認する可能性を予見していた。S・ポドリャーン氏は、《その結果、その文書に政府は、まさに、遅れて署名した。これは、毎年起こっていることであり、地域に単に当惑ではなくもはや憤激を呼び起こしている》と語った。
同氏の資料によれば、東サハリーン沿岸でのサケマス類の漁獲の予想は、過小に見積もられたものであった。その地区での操業の最初の数日で、予想が大幅に引き上げられることが示された。S・ポドリャーン氏は、《迅速に、漁業機関および《サハリーン漁業監督》局と協力し、私たちは、東サハリーンでの漁獲の予想の修正を作成して、それをさらに2万トン増やし、この文書の承認を求めて国家漁業委員会に送った。しかし、モスクヴァの当局は、ひと月間それに署名せず、9月5日にやっと承認した。つまり、8月5日から9月5日まで、私たちは、その地区での操業をすっかり停止せざるを得ないところであった。もっぱら漁業部門の専門家たちの協力およびこの機構の指導部による状況の理解のおかげで、私たちは、それをせずにすんだ》と語った。
カラフトマスの漁獲が特に多かったのは、コルサーコフ地区で22720トン、アニーヴァ地区は17088トン、ポロナーイスク地区は14487トン、ドーリンスク地区は12857トン、マカーロフ地区は11103トン。操業には、222のサハリーンの企業、70隻の収納加工船を含む450隻の漁船が参加した。462の漁具が用いられた。
サケマス類の漁獲量のうち80%の魚は、サハリーン州の沿岸の企業で、10%はサハリーンの加工漁船で、さらに10%は極東のその他の地域の加工船で加工された。中部クリールでのカラフトマスの漁獲の予想ははずれ、そこでは、2万3千トンの漁獲枠が割り当てられたが、1万6千トンしか獲れなかった。ちなみに、サハリーン州の漁民たちは、サケマス類の魚を2001年には12万3千トン、2002年には5万7千トン獲った。
情報ソース:TIA“Ostrova”03.09.2003.
作戦“検問所-東方”は続いている
サハリーン州内務局報道係からの伝えられたところでは、2003年9月8日から28日までの間に、作戦“検問所-東方”の第2段階の過程で、19500の輸送機関、15隻の船、12機の航空機、26の鉄道車両の検問が実施された。指名手配中の26人が、身元を割りだされ、逮捕された。
作戦実施の際、運ばれ渡されている製品、すなわち、イクラ1594kg、キャビア7.5kg、チョウザメ657kg、サケマス類の魚10630kg、その他の水産物22150kgが没収された。729万6千ルーブリの損失が埋め合わされた。
9月23日、あるサハリーンの株式会社に対して刑事事件の手続きが開始された。同社の代表らは、コルサーコフから日本におよそ20トンの塩づけ冷凍したイクラを発送した。専門家らは、それらのイクラはすべて半加工品にあたる、すなわち、500万ルーブリと評価された製品価格の5%の関税の支払いが必要である、と判定した。しかし、イクラは、不正に申告され、そのことによって、ビジネスマンたちは、国家を25万ルーブリ分欺こうとした。違反者らには、5百万ルーブリの罰金が科せられる可能性がある。取調べが行なわれている。作戦“検問所-東方”は続いている。
情報ソース:TIA“Ostrova”29.09.2003.
極東の情報占領
中国は、ロシヤ連邦東部国境地域の真の情報占領を開始した。
今日、極東連邦管区には、中国市民に対して登録された無線電子機器が30万以上ある。主にそれは携帯電話である。これについては、極東連邦管区ロシヤ連邦大統領全権代表代理アレクサーンドル・ドロズドーフ氏が明らかにした。無線通信の認可を受けている会社は100社を上回っている。
中国の会社は、無線周波数や送信機の出力の面でロシヤの会社に気兼ねしていない。中国の携帯電話のシステムは、ロシヤのそれを打ち負かしており、ますます頻繁にロシヤ語のなかに中国語の会話が聞こえるようになっている。これが特に顕著なのは、ブラゴヴェーシチェンスクにおいてである。極東の低い人口密度を考慮すると、こうした状態は、地域の発展にきわめて悪い結果をもたらすおそれがある、とアレクサーンドル・ドロズドーフ氏は述べた。
情報ソース:“ヴォストーク・メディア”30.09.2003.
サハリン州知事選挙
サハリン州選挙委員会のアナトリー・ブリスキン会長によると、9月25日、第2番目の候補者が知事に立候補する決定について選挙委員会に知らせた。候補者は、ニコライ・ドルギフ氏、54歳、サハリン州議会員、「rossiisukaya
parutiya zhizuni](生活のロシア政党)のサハリン州部長、高等教育を受けた人である。以前、ニコライ・ドルギフ氏は、ホルムスク市長であった。
2003年9月26日の「チア・オストロワ」情報通信
知事の候補者ヴィクトル・マルコフ氏とニコライ・ドルギフ氏のほかにもう2人の候補者が知事に立候補する決定をした。1人目の候補者は、ゲナジー・ズリフコ、46歳、コルサコフ市民、サハリン州議会員、サハリン州議会の産業・経済常任委員会長である。もう1人候補者は、アレクサンドル・ステパネンコ、46歳、ユジノサハリンスク市民、高等教育を受けた人、トロイツクラダ会社の組立工である。
2003年9月29日の「チア・オストロワ」情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
インテリ賃金が1.33倍に
サハリン州行政機関プレスセンターによると、州行政機関は、新しい法律に従って10月1日から教員・医者・文化関係者などの賃金を1.33倍にする用意ができている。同法を執行するために、2003年の残った3ヶ月に2億ルーブルが必要となる。
2003年9月26日の「チア・オストロワ」情報通信
税関職員の法知識!
サハリン州税関プレスセンターのユリー・グルシャル秘書によると、9月23日から州税関において、新しい税関法典の知識の試験が行なわれる。サハリン州税関長であるビャチェスラフ・ゴロスココフを員会長とする試験委委員会は、州にある9つの税関所長の試験を受け付けた。今度は税関所長は、税関所員が法がわかるか試してみる予定である。
新しい税関法典は、439からなって、2004年1月1日から発効する。そこまで有効である税関法典は、1993年に発効して、もう廃れて貿易などを発展させるうえでの障害となった。
2003年9月25日の「チア・オストロワ」情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
学校に用具寄付 サハリンエナジー社
サハリン州教育局のタチアナ・パルフォループ秘書によると、9月25日に、州教育局とサハリン・エナジー社の指導部は、サハリン州の地方の教育部長に学校のためのスポーツ用具、地図などを授与した。その価格は、1億ルーブルである。それは、10月5日に行なわれる「先生の日」の前日にサハリン・エナジー社からのプレゼントである。
2003年9月26日の「チア・オストロワ」情報通信
壊滅の脅威にさらされる漁業部門
2003年9月25日にユージノサハリーンスク市で催された第7回国際博覧見本市“水産業”は、最後のものになるかもしれない。これについては、漁業および林業の部門を担当するサハリーン州のセルゲーイ・ポドリャーン副知事が声明した。
モスクヴァで、9月25日、漁業部門発展構想の承認に関する政府委員会の会議が行なわれた。構想が承認されれば、極東の漁業部門は滅びる。同部門が工業生産の30%にあたる漁業によって得ているすべての税金はモスクヴァにいってしまう、とS.
ポドリャーンはみなしている。
海洋生物資源の獲得は、漁業オークションよりもさらに高くつくものとなってしまう。そのほか、モスクヴァ自ら、どの企業がどのくらいの漁獲枠で生物資源を獲るかを決めるようになる。サハリーン州行政府は、再三、地域の特性を考慮するよう政府に求めてきた。サハリーンでは、漁業で成り立っている多くの地区およびそれらの地区の基幹企業は、そうした高い漁獲枠を購入できない。 新しい構想が採択されれば、それらの地区の住民は仕事も生活の資も失ってしまう。モスクヴァは、すでに、オークションによる地域の予算および部門の損失を補償するという自分の約束をどのように履行するかを明白に示してきた。2003年、連邦予算は、漁業オークションにより180億ルーブリの収入を得たが、そのうちのおよそ20億ルーブリは、サハリーンの水産会社が漁獲枠のために支払ったものである。しかし、オークションによる漁獲枠の販売の代わりに、州の予算は、連邦予算から1コペーイカも得なかった。
セルゲーイ・ポドリャーン氏は、8月5日に極東連邦管区ロシヤ連邦大統領全権代表のK.プリコーフスキイ氏が、極東の10の地域の知事との会議を行なったことに言及した。会議の結果、すべての知事とプリコーフスキイ氏自身が、この構想に抗議する内容のロシヤ連邦大統領および政府へのメッセージに署名した。しかし、このメッセージに対する返答は得られていない。
S.ポドリャーン氏の資料によれば、漁業部門におけるそうした状況は、地域当局が断固たる対抗措置を講じていないことに起因している。そして、そうした措置となりうるのは、漁民自身に加えて地域当局も憲法裁判所に訴えることである。ロシヤ連邦財務省が、構想が部門を壊滅させるものではなく、政府がそのような改革の方法で輸送および産業のインフラの創出を含む地域の発展を保障したことを証明するとしても。
S.ポドリャーン氏としては、たとえ副知事の任務を解かれることになっても、できるかぎりのことをする考えである。氏の言葉によれば、そうした構想の採択は、さらなる密漁の横行をもたらす。現在、州の漁業部門では、およそ900の会社が活動しており、これらの会社は、年間150万トンの海産物を獲る力があるにもかかわらず、今年は、わずか50万トンの漁獲の権利しか得られなかった。情報ソース:TIA“Ostrova”26.09.2003.
密漁者らの逮捕
モネロン島で、ウニを獲るための野営地が発見された。12人の男が、イゾ湾にテントを張った。男たちは、身分証明書と自然公園の長官の署名の入った自然公園立ち入り許可証を二つ携行していた。
男たちは、自分たちを旅行者と称し、ウェット・スーツ、宇宙通信手段、モーター付きのゴムボート、海の珍味を保存するため105の網を装備していた。獲物は、水中の隠し場所に隠していた。特務機関の職員らは、735個のウニを自然な環境に放した。ありえた損失の額は、3万ドルを上回った。
ユージノ・クリーリスクからサハリーンへ向かっていたディーゼル船“フョードル・シリン”号では、1トン以上のナマコが没収された。空コンテナとされていたコンテナに、乾燥させたナマコ1.2トンが収められていた。
2003年9月8日から開始された作戦“ブロックポスト ? ヴォストーク(検問所 ? 東方)”の過程で、極東輸送警察の職員らによって、不法取り引きのイクラ11トン、魚3トン、海産物2トンが没収された。
情報ソース:REGIONS.RU 26.09.2003.