伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
永らく、私たち連合北海道のために、日ロの架け橋としてご活躍いただいた「パク・ジュンギュ」さんが、1月18日午前7時8分、永眠されました。
ここに、連合北海道より心からの哀悼を捧げます。
なお、この情報は、遺志を継ぐ人々によって更新されます。
サハリンのいろいろ (2003.9)
サハリーンの将来に関する国際フォーラム
ユージノ・サハリーンスクで、国際会議“サハリーンの石油ガス・ポテンシャル:
未来へのまなざし”が活動を終了した。会議では、近い将来サハリーンがアジア太平洋地域で最大の石油ガスの供給源となる点が、指摘された。問題をはらんだ問題として、国家会議議員のA.ミハーイロフ氏が指摘したところでは、その法律の条件では新しいプロジェクトのロシヤにおける実現を阻んでしまう、連邦法“生産物分与協定”における修正が、挙げられた。プロジェクトの実現に大きなブレーキをかけているのは、土地の割当てやボーリング作業その他の活動に対する同意を能率的に得ることをさせない省庁内の官僚主義的な許可制度である。これまで、ロシヤ連邦政府は、すでにプロジェクトを推進している会社に対する付加価値税の補償のメカニズムを規定していなかった。しかし、現行のプロジェクト“サハリーン-1”と“サハリーン-2”は、すでに大きな経済効果を与えた。サハリーンのI.マハーロフ副知事は、2004年にこれらのプロジェクトへの外国投資の額が40アメリカドルに達する点を指摘しました。そして、非業の死を遂げたイーゴリ・ファルフトヂーノフ氏のチームであるサハリーンの行政府が、投資の流入が継続するようできるかぎりのことを行なっている点を。情報ソース:REGIONS.RU
15.09.2003.
“好都合な旗”との闘いの週間
極東漁民労働組合は、2003年10月、アジア太平洋地域諸国で“好都合な旗”との闘いの週間を実施する。労働組合員や運送労働者連合の検査官らが、一週間にわたり、ヘトロパーヴロフスク・カムチャーツキイ、ナホートカ、ヴラヂヴォストーク、ホールムスクの港に寄港する便利な旗を掲げたすべての船舶を検査する。検査の過程で、様々な国の旗を掲げた船舶のロシヤ人乗組員は、労賃の遅配や労働協約のないことを訴えることができる。2002年、そうした検査の一週間の過程で、検査官らは、船乗りたちに100万ドルの未払い分の賃金を戻させることができた。船内で国際的要求基準への不一致が見つかった場合には、船舶は、排斥され、不一致が解消されるまで拿捕される。来る闘いの週間は、好都合な旗を掲げる沿海地方の船舶の90%が日露方面で活動していることから、国際運送労働者連合・日本支部と共同で実施される。日本の代表らは、違反船との活動に関する行動の調整のために、催事の一週間前にナホートカへやって来る。
情報ソース:Deita.Ru 17.09.2003.
日本でロシヤの船員が逮捕される
日本の小樽市で、ロシヤ船“レニングラーツキイ”の船長と5人の乗組員が、税関法違反のかどで逮捕された。この船は、8月22日、中古車を求めて小樽港に接岸した。8月29日、数日前札幌で盗んだ車が船に積み込まれた。感づかれたとみた船長は、すみやかに出帆するよう命じた。船は、錨鎖を切り。出港しようとしたが、沿岸警備隊に拿捕された。検査の際、盗難車が見つかった。車を積んだ船は小樽のバースに停泊しており、警察は、ロシヤの犯罪グループと日本の犯罪グループとのあいだにつながりがあるものとみて事件の調査を開始した。
情報ソース: SAKH.COM 18.09.2003.
もっともな提案
9月初め、サハリーン州行政府は、サハリーン州民に、非業の死を遂げたイーゴリ・ファルフトヂーノフ知事の思い出の不朽化に関する提案を行なうよう呼びかけた。多くの提案が寄せられた。船舶やノーグリキの発電所に氏の名を冠し、ファルフトヂーノフ名称奨学金を制定し、行政府の建物に薄肉彫りを施し、氏の学術論文を出版することが提案されている。さらには、ユージノ・サハリーンスクのコムニスチーチェスキイ大通りをファルフトヂーノフ通りに改称することが。孤児養育施設か病院が申し分ない資金供与を受け、そのことでまだ生きている人々の役に立つことを願って、それらの施設に氏の名を付けることが妥当な提案とみなされた。しかし、最終的な決定は、まだ採られていない。
情報ソース: SAKH.COM 18.09.2003.
サハリン州知事選挙の情勢1
サハリン州選挙委員会のリュドミラ・ルクヤノワ会長によると、第一番目の候補者が知事に立候補する決定について選挙委員会に知らせた。候補者は、ヴィクトル・マルコフ氏、39歳、ユジノサハリンスク市民、サハリンのアウグスト・ストロイインヴェスト建設会社の社長、妻と一人の娘がある。ヴィクトル・マルコフ氏の他に、候補者はまだ誰も選挙委員会に申し込みしないとのこと。2000年には、ヴィクトル・マルコフ氏はもう知事に立候補しようとしたが、選挙人の署名を十分集める事が出来なかった。今年の選挙は、12月7日で、候補者の選挙委員会の登録の期限は、10月27日の18時までである。各候補者は、選挙委員会の登録のために1%の選挙人の署名を集めなければならない。2003年7月1日現在、サハリン州において選挙人は、40万9,999人登録されて、それで選挙人の1%は、4,100人となる。署名を集めなければ、保証金(知事のポストには、15万ルーブル、議員には、90万ルーブ
ル)を積まなければならない。知事の選挙に勝つためには、選挙人の51%の票を獲得する必要がある。
2003年9月17日の「チア・オストロワ」情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
極東地域の対外経済活動
極東税関局のプレスセンターによると、2003年の第1半年に極東において3,624社(そのなかに、サハリン州の556社)は、対外経済の活動を行なった。同期に作成した貨物税関申告書の総数は、4万9,956枚、そのなか輸出申告書は、1万7,820枚、輸入申告書は、3万1,136枚であった。作成した貨物税関申告書の総数のなかに、沿海地方の企業・会社による作成したものは、2万3,905枚(総数の51.4%)で、ハバロフスク地方は、1万3,227枚(28.7%)で、アムール州は、3,711枚(8%)、サハリン州は3,343枚(7.2%)、である。同期の貿易高は、27億264万ドルである。そのなか、燃料製品に当たる貿易高は、6億2、008万ドル、機械製品は、4億6,945万ドル、木材とその製品は、3億3,245万ドル、食料品とその原材料は、2億4,884万ドル、金属とその製品は、1億7,891万ドルとなった。極東の企業・会社の対外経済の活動は、103の国と行う(去年の同期に、16増加)で、そのなか、CISの国は、9である。貿易高の大部分は、中国、韓国、日本、米国に当たる。日本に輸出した製品のなかには、木材は44.2%、石炭は、31.2%、魚・海生物は、11.5%である。
2003年9月16日の「チア・オストロワ」情報通信
石油の値段は上がらない
イタル・タス通信によると、ロシアにおいて、石油製品の価格を増加する根拠がないと、ハバロフスク市の記者会見でロスネフチ社のセルゲイ・ボグダンチコフ社長が述べた。それで、ロスネフチは、今年の末まで石油製品の価格の増加を予定しないとのこと。2003年には、ロシアの石油の採掘量は、9%増加した。今年採掘する石油の総量は、4億1,700万トンとなる見込みである(去年は、3億7,800万トンであった)。セルゲイ・ボグダンチコフ社長によると、現代の競争の状況では石油大企業は、陰謀や投機などをすることになると非現実性であるとのこと。
2003年9月1日のア・エス・テ・ヴェ・インフォルム(ASTV-Inform)
大陸と新しい流通航路
サハリン海上汽船会社( SASKO)は、新しい航路に「リュトガ船」を配置する予定である。新しい航路は、ワニノ港からホルムスク港とコルサコフ港までの航路で、その使命は機械、自動車、コンテナーなどの運送となる。一ヶ月に10定期便の予定で、1つの便は、三日間かかる。同航路のスケジュールは、9月の後半に発表される予定である。新しい航路の開通の必要性は、石油・ガスプロジェクトに関する貨物輸送量の増加によることである。
2003年9月3日のSAKH.COM情報通信
ミネラルの瓶からウオッカ?
コルサコフ市において、アメリカからの医者団体の訪問のとき、奇妙奇天烈な事件が起こった。「チュデスニツァ」というレストランにおいてのアメリカの医者団体とコルサコフ市中央病院の指導部の一緒の昼食中、アメリカ人は、「コルサコフスカヤ」という地元特産品であるミネラルヴォーターのびんの栓を抜いて、飲もうとして、驚いた。なぜかというと、びんにはウオッカが入っていた。どうしてミネラルヴォーターの新しいびんにはウオッカが入っていたかだれでも説明できなかった。
2003年8月28日のチア・オストロワ情報通信、コンスタンチン・パルギン氏コルサコフ市
フェリーの評判!?
サネス会社ワシリー・シロ社長によると、2003年の8ヶ月間、ホルムスク‐ワニノ‐ホルムスクのフェリーは、4万4,900人を運んだ。2003年には、5年間に初めてサハリンに到着した人数は、出た人数より3,500人増加した。去年の同期に、出た人数は、到着した人数4,000人多かった。それは、石油・ガスプロジェクトの発展に関することであるとワシリー・シロ社長が述べた。
サネス社は、毎月フェリーの乗客のアンケート調査を行って、8月の調査の結果によると、乗客の78%は、サービスがいい、他の22%は、サービスがよくないと述べた。
フェリーでの給食に関しては、16%の乗客は、大変いい、10%はとてもいい、39%はいい、19%は悪くない、6%は悪いと述べた。
フェリーにこれからも乗りたい人は、33%となった。65%は、必要となると今回また乗る、2%は、絶対に乗らないと答えた。
大勢の乗客は、どのサービスがあったほうがいいという質問に、フェリーにいるうちにもタクシーの注文ができるようになるといいと答えた。サネス社は、そのサービスの導入の準備を始めたとのこと。
2003年9月10日のREGIONS.RU/レギオンス。ル
ジャガイモは豊作!
サハリン州農業局エブゲニー・ラピン局長によると、今年サハリンにおいて、旱魃にもかかわらずジャガイモは大収穫となった。今週、ジャガイモの取入れを行う農企業の数は、13企業となった(州の農企業の総数は、20企業)。生徒、学生、失業者などのサハリン州民がジャガイモの取入れを手伝う。
2003年9月10日のREGIONS.RU/レギオンス。ル
副知事にゴルクノフ氏
サハリン州の副知事にボリス・ゴルクノフ氏が任命された。その前にも、ボリス・ゴルクノフ氏は、副知事の地位についたことがあって、農業と漁業の管理をした。スタルストロイ建設大企業社長、製紙工場長としても務めた。慈善事業にたずさわって、2002年に、「2002年の子供のための慈善事業家」の称号と呼ばれた。
マスメディア関係者によると、ボリス・ゴルクノフ氏は、サハリン州のもっとも裕福な人の一人であるとのこと。
2003年9月9日のア・エス・テ・ウェ(ASTV)インフォルム
サハリンの石油ガス量!
今まで探査されない石油・ガス量は、もう探査された石油・ガス量より数倍に多いと「エン・カ・ロスネフチ・サハリンモルネフテガス」のラミール・ワリトフ社長が述べた。探査された石油量は、4億トン、ガス量は、1兆立方メートルであるが、まだ探査されない量は、19億トンと4兆300億立方メートルであるとのこと。
2003年9月12日のREGIONS.RU/レギオンス.ル
サハリン以外からも弔問
ケメロフスカヤ州アマン・ツレエフ知事は、全てのシベリア人を代表して、「ミー8」ヘリコプターの故障での死亡者の子供のために10万ルーブルをユジノサハリンスクに送ったとサハリン州行政機関プレスセンターが伝えた。アマン・ツレエフ知事は、遺族に衷悼の意を表した。
2003年8月28日の国営テレビ・ラジオ企業「サハリン」の放送網、アレクセイ・ポリシュック氏
「テロ」の嘘電話でロシア1
ロシア連邦極東管区内務省総局プレスセンターの情報を引用したヴォストック・メジア通信によると、極東管区の住民は、嘘のテロ準備電話の数で、全ロシア記録を破った。2003年に、極東管区において、222の嘘電話が記録された。それは2002年の同期に比べると、33.6%増である。同電話をする人の大部分は、半成年者、アルコール中毒患者、精神病質者などである。
2003年8月28日のREGIONS. RU情報通信
サハリンのゼネコン
第5回国際最新機械・技術展示会「シゴールド」で発言したサハリン州セルゲイ・ベロジョルスキフ副知事によると、州の建設分野のもっとも発展した企業は、サハリンモルネフテモンタージである。2003年の7ヶ月間、州の建設分野の企業に受けた税金の総数の25%は、サハリンモルネフテモンタージによる税金であるとのこと。
2003年8月28日のチア・オスツロワ情報通信、エレナ・トレチャコワ氏
サハリーンの国境警備隊員たちによる密漁者の“漁”
9月6日、7日の土日の2日間だけで、サハリーンの国境警備隊員らは、外国船2隻を含む6隻の船を拿捕した。トロール漁船“ゲローイ・シヴァシァ”号は、許可証に示されていない海域で“ユージノ・サハリーンスク”号からカラフトマスを受け取っていた。船内では操業日誌は記されておらず、ソヴェーツカヤ・ガーヴァニ港における魚製品の納入のための書類もなかった。許可証には、そこに所属するトロール漁船が311トンのカラフトマスを船内に納めたところの企業“ウチル”が記載されていなかった。岬“アニーヴァ”の海域で、国境警備隊員らは、停船命令に従わずにロシヤの経済水域の外へ逃れようとした、パナマの旗を掲げロシヤ人の乗組員を乗せたトロール漁船“ミコン”号を拿捕した。船内には、捜索の対象となっていたカンボジアの旗を掲げたスクーナー漁船“サンガル”号から積み替えられた211トンの茹でて冷凍したカニの足があった。湾“ヴォストーク”の南70マイルの海上で拿捕されたベリーズの旗を掲げロシヤ人の乗組員を乗せたスクーナー漁船“シン”の船内には、5トンの生きたカニがいた。船内には、操業のためのライセンスも許可証も船に関する証明書類もなく、船長さえいなかった。一部の船は、警告射撃ののちにはじめて停船した。船は、国境警備隊員らによりサハリーンの港まで護送された。情報チャンネル“ロシヤ”は、サハリーンから鉄道で運ばれた先例のない量のイクラがモスクヴァで没収されたことについて伝えた。ほぼ70トンのイクラは、7000のプラスティック製の樽に量り分けて包装されており、大量の冷凍魚のしたに隠されていた。
情報ソース:REGIONS.RU 09.09.2003。
サハリーンの漁民たちの抗議
9月12日、漁業企業の従業員たちは、1時間の抗議行動をおこなった。漁民たちは、新しい水産生物資源配分システムを採択しないようロシヤ連邦政府に求める内容のプラカードを掲げ、ロシヤ連邦大統領に書簡を送りました。そのなかでは、新しい法律が採択されれば漁民たちは仕事を失って部門は破綻する、と述べられています。政府が設定された価格で漁獲枠を販売することを決定すれば、ロシヤの一つの企業も1年とて存続しえない、ということです。“漁業経営者クラブ”の書記、ヴィークトル・フォカノフ氏は、SIA“サイト”へのインタヴューで、「これは、人々が武器を手に行なうものよりもっと悪い経済テロリズムである」と語った。「爆発が轟いて人々が死ぬというのもテロならば、政府がすべての市民を餓死へ追いやるというのもまた別のテロなのだ」と。抗議は、漁船の1分間のサイレンをもって終了した。政府が漁民たちの声に耳を傾けなければ、抗議行動はいっそう激しい形をとる。情報ソース:SIA“サイト”。
サハリーンと日本の間の協力の新しいプロジェクト
ロシヤ連邦のフリスチェーンコ副首相の考えでは、サハリーンと日本の間のエネルギー・ブリッジ構築のプロジェクトに関する協議は、両国間の経済協力に大きな弾みをつける可能性がある。問題となっているのは、サハリーン南部における発電および海底ケーブルによる日本への送電のためのサハリーン1の産地のブロックからのガスの利用である。フリスチェーンコ氏は、サハリーン2のガスの利用がすでに規定されており、それがガスの液化およびその輸出である点を指摘した。また、日本では、原子力発電所の発電ブロックの一部の運転が停止されており、電力全体に占める原子力発電の割合が小さくなりつつある。数年前に存在していたこれに関する理想化傾向は、すでに目算に終わった。ロシヤ側からはRAO統一エネルギーシステム“ロシヤ”が、日本側からは会社“住友”が、この問題に取り組んでいる。数日前、しかるべきプロトコルが調印され、決定は2004年より遅くない時期に行われる。考えられる選択肢として、サハリーンから日本へいたるガスパイプライン建設のプロジェクトが検討されている。2003年末までに、プロジェクトの事業化調査に関連した問題に詳細な検討が加えられる。
情報ソース:RIA“ノーヴォスチ”。
サハリーンの漁民たちの提案
サハリーン漁業経営者協会は、カムチャートカで非業の死を遂げたイーゴリ・ファルフトヂーノフ知事の名を、ちかく州の漁船団に加えられる海洋船舶に付与することを、サハリーン漁業評議会に提案した。現在、ホールムスクの株式会社“サハリーンリージングフロート”は、釜山でのオークションで3隻の大型冷凍トロール漁船を購入している。これらの船は、かつてサハリーンで操業していたが、それらが属していた会社の倒産および韓国のビジネスマンたちに対する修理代の負債のため、韓国で拿捕され、競売にかけられた。これらの船に、イーゴリ・ファルフトヂーノフ、エヴケーニイ・スムィコーフ州漁業局次長、セヴェロクリーリスク地区漁業経営者協会理事、企業“サンライズ”取締役会会長のヴラヂーミル・クンヂーウス氏の名が付与される。
情報ソース:REGIONS.ru 03.09.2003年。
経済協力の新しいページ
ヴラヂーミル・エフレーモフ・サハリーン州議会議長は、9月1日、日本の国会議員団、国会のガスエネルギー経済発展同盟の成員らと会った。同同盟を率いているのは、サハリーン・ミッションの長をつとめた自由民主党所属の鳩山邦夫議員である。液化ガスをさかんに用い、日本は、ガスパイプライン建設の面で隣国の韓国とロシヤにおおきな遅れをとっている。環境にやさしいエネルギー源の導入というこの部門での遅れをとりもどすために、2002年に、33人の議員から成るこの国会の同盟が結成された。プロジェクト“サハリーン1”および“サハリーン2”の開発は、サハリーンと北海道をむすぶパイプラインで天然ガスを日本の市場に供給する可能性を与えるものである。そうしたプロジェクトは、ロ日間の経済協力の新しい頁となりうる。
情報ソース:REGIONS.ru 04.09.2003年。
漁業監督官らの“大漁”
サハリーンのウリュム川で密漁者らによって組織された不法なイクラの調達を阻む作戦が終了した。アニーヴァ漁業監督機関によって、違法者らから670kgのイクラが没収された。もたらされた損害の額は、300万ルーブリを上回った。イクラの調達のために、密漁者らによって、500kgの食塩、5トンの既製品を容れるための容器、ひと月分の食料が、運んでこられた。野営地には、発電機、無線機、ガス台などが備えられた。密漁者らの財産を運び出すには、ヘリコプターで3回かかった。9月5日、ユージノサハリーンスクのゴミ捨て場に、企業からのもとから没収された、そのための書類のない、イクラ500kgが廃棄された。イクラは、ポリ袋に非衛生的に保管されていたため、市外に運び出され、カルキを撒いたうえで廃棄された。
情報ソース:TIA“Ostrova”05.09.2003年。
サハリーン議会議員の意見
セルゲーイ・ポドリャーン氏の考えでは、モスクヴァで漁業委員会によって作成された漁業法案では、ロシヤの地方の利益が考慮されていない。ロシヤ連邦政府決定案には、地方の間の区別がなく、漁業複合体発展の特性が考慮されていない。例えば、サハリーン州内にない企業の間での生物資源の漁獲の地方枠の分配が見込まれている。カムチャートカおよび沿海地方の漁業複合体は、大型船での操業により照準を合わせており、一方、サハリーン州は、沿岸で魚の加工を発展させつつある。立法者らのそうした行動は、国内総生産の倍増および漁獲量の増大に関するロシヤ連邦大統領によって掲げられた課題の遂行を危うくする。情報ソース:SIA“Sait”02.09.2003年。
カムチャートカでの事故の原因
専門家らは、墜落したヘリコプターのブラックボックスの解読の結果、事故の状況を再現した。主要な原因は、空輸の組織のシステムにある。それは、クラスノヤールスク州のレーベヂ知事の乗ったヘリコプターの事故をもたらしたものと同様のものである。
調査委員会の構成員の言葉によれば、ヘリコプターは、注文主の要求に基づきコースを40キロメートル反れた。その構成員は、倫理的理由から注文主の名前を告げることを拒んだ。
飛行の注文主は、サハリーン州の指導部がコースをはずれたところにある対象物に接することを望んだ。乗員は、指令の不履行に起因する解雇を恐れつつ、そうすることを余儀なくされた。対象物を求めて、ヘリコプターは、悪天候のなか許容されないほど低い高度にまで降下した。高度13メートルのところで乗員は、迫り来る地面を不意に眼前に見て、操縦桿を自分に引き寄せる動きで反応した。ヘリコプターは、高度70メートルまで飛び上がったが、揚力プロペラの羽根が後部のビームを切り落とした。その高さからヘリコプターは、軸の周りを回転しつつ、地面に落ちた。墜落の際、エンジンや圧力調整器といった重い機械が、ヘリコプターの操縦席に崩れ落ち、3トン以上のその重みですべての乗客を押し潰した。新しいサハリーン州知事の選挙は、12月7日に予定された。
情報ソース:Lenta.ru 28.08.2003年
知事死亡後のサハリーン
サハリーン州知事代行、イヴァーン・マラーホフ氏は、ロシヤの大統領に、州内の現状について報告した。2003年、生産および投資は、ほぼ2倍に増加した。人口動態学的状況は好転し、出生率は12%増加し、死亡率の増加は8%に過ぎなかった。住民の現金収入は7ヶ月間に40%、消費は34%増えた。州の月平均の賃金は、8766ルーブリ。就労可能人口は、31万5千人。求人件数は、6494。職業紹介所では、5795人が登録された。州内総生産高は、石油ガス複合体により1年間で570億ルーブリから900億ルーブリに増加した。問題は、多数の赤字企業、予算分野における賃金の未払い、住宅公益事業の冬への備えの遅れである。
情報ソース:REGIONS.ru 28.08.2003年。
クリーリスクの汚染された川
8月26日にかけての未明、クリーリスクの養魚家の町の住民たちは、何者らが川に大量の塩素を投入しているのを発見した。通報を受けて駆けつけた専門家らの算出によれば、川ではおよそ25トンのカラフトマスが死んだ。現在、川から死んだ魚を除去する作業が続けられている。地元の漁業監督官らの話では、そうした方法で密漁者らは産卵の川の警護の強化に対する抗議の念を表した、とのこと。
情報ソース:REGIONS.ru 28.08.2003年。
サハリーンではガソリン不足
サハリーンのガソリンスタンドでは、先週、ガソリンの深刻な不足がみられた。燃料AI-95の不足とその価格の上昇は、ロシヤの22の地域の中心都市でも見られた。ユージノ・サハリーンスクでは最高3.5%、ガソリン-76は4.2%値上がりした。州平均のガソリンの価格は、リッター11.83ルーブリ。ガソリンA-76は、現在、リッター9.9ルーブリ、AI-92は12.9ルーブリ、AI-95は13.83ルーブリ。
情報ソース:REGIONS.ru 28.08.2003年。
ロシヤの漁民たちの提案
ロシヤの漁民たちは、国家漁業委員会に、ここ5年間の会社の漁獲量の資料に基づく2004年の生物資源の採取枠を分配するよう提案した。提案は、オークションが行われた期間にかなりの数の会社がオークション枠の高すぎる価格のために倒産したことによって理由づけられている。その際、市場の参加者たちは、2001年から2003年にかけて、枠の確保のために購入された漁船を生物資源の受益者たちのリストから除外するよう提案している。また、地方当局の枠の分配への義務的参加も。
情報ソース:REGIONS.ru 26/08/2003年。