伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報
永らく、私たち連合北海道のために、日ロの架け橋としてご活躍いただいた「パク・ジュンギュ」さんが、1月18日午前7時8分、永眠されました。
ここに、連合北海道より心からの哀悼を捧げます。
なお、この情報は、遺志を継ぐ人々によって更新されます。
サハリンのいろいろ
2003年2月14日の「デイタ・ル」情報通信
2003年2月に、ロシア連邦の交通路省はサハリンの鉄道を狭軌から広軌に切り替えるビジネスプランを採択した。同ビジネスプランによって、鉄道現場の研究・準備作業は、2003年5月30日までに、技術・経済的立証の作成は、12月15日までに終わる予定である。技術・経済的立証の作成費は、1億5、000万ルーブルの予定である。
サハリン鉄道のプレス・センターによると、サハリン鉄道は、もうホルムスク
−ネベルスク路線の路盤再建作業を始めた。また、今年は、トマリ −ペンゼンスコエ路線では、鉄筋コンクリートの枕木の敷設作業と老朽化した橋、パイプ、トンネルなどの再建作業も行う予定である。鉄筋コンクリートの枕木の耐用期間は、50年となる。
サハリンの狭軌鉄道は、第2次世界大戦前に建設した。ロシアの工場では、狭軌鉄道のための機関車の生産がもう止められた。また、サハリンの狭軌鉄道のための列車の最大積載量は、800トンで、全ロシアにおいて利用される広軌鉄道の列車の最大積載量は、4千トンである。
2003年2月14日のREGIONS.RU/ロシア.レギオニ
「チア・オストロワ」情報通信社によると、2002年には、サハリン州税務機関に州・地区・市の歳入に振り込まれた税金・手数料の総額は102億7、666万ルーブルとなった。それは、2001年に比べると21億9、880万ルーブル(27、2%)増加した。
サハリン州税務局のデータによると、2002年には、サハリン州経済の黒字産業部門のなかに、採油業(サハリン州税務機関に歳入に振り込まれた税金の総額の29%)、食品部門(9、7%)、交通部門(7、9%)、建設部門(7、9%)が上位を占めた。採炭業の税金分は、1、7%、木材業の税金分は、0、5%となった。
サハリン州税務局によると、2000年から2002年までの期間、採炭業、木材業、及び漁業の税金分は、減る傾向があった。その原因の一つは、生産力低下である。2001年の生産力指数を100%とすると、2002年の石炭の採掘量はその92、1%、木材業の生産高は97、3%、漁業の生産高は85、6%となった。それに加えて、同業種には、赤字企業の比重も高く、木材業の企業総数の73、7%、漁業企業の72、7%、採炭企業の64%となった。
2002年11月から2003年1月までの時期には、採炭業、木材業、漁業は、サハリン州経済の赤字産業部門となった。2002年には、採炭業の数は、破産を宣告された。木材業からの税金分が減る原因の一つは、輸出業務に関わる付加税の補償(2、200万ルーブル以上)である。2002年には、サハリンの木材輸出は4%増となった。
2003年1月29日のノボスチ・ドニャ、ロマヒン・コンスタンチン
2003年間で、ユジノサハリンスク市で盗まれた車の総数は546台となった。そのなかから、1/3の車しか発見されなかった。一般に、車を泥棒する理由は3種類である。その第1としては、ただドライブするためである。おおかたは少年である泥棒は、ドライブした後、普通はそのまま車を捨てる。第2としては、車の不足部品を取り外すためである。取り外された車をもとどおりにするにはお金がずいぶん掛かる。第3は、外国製の高い車の、いわゆる「注文される泥棒」である。ユジノサハリンスク市には、そのような泥棒をするいくつかの犯行グループがある。
車を盗まれないように、簡単な規則を守らなければならない。
1.車をほったらかしにしないこと。
2.車に良質の泥棒除けの合図シク(ス)テムを付けること。
3.夜中、警護される駐車場で車を駐車すること。
4.エンジン・スイッチにロック・メカニズムを付けること。
2003年2月3日の「ボストーク・メジア」情報通信社
「サハリン・エネルギー」社のスチーブ・マクヴェイ理事長によると、同社はコククジラの研究プログラムに、500万ドルを割り当てる予定である。研究の地理的な範囲はサハリンだけでなく、韓国、日本、中国である。研究の目標は、コククジラの西集団の生物的な周期を検討することである。「サハリン・エナジー」社は、同研究プログラムの準備中、全ロシアの海洋漁業海洋学研究所と協力している。研究プログラムの担当のため、独立の協議会を創設し、研究の結果は、独立の専門家に検討させる予定である。コククジラの保護は、太平洋アジア地域の国々の政府や、科学・産業界の相互責任である、とスチーブ・マクヴェイ理事長が強調した。
この5年間に、「サハリン・エナジー」社は、「サハリン-2」プロジェクトの一環として行われる作業が、コククジラの西集団にどのような影響を与えるかという研究に200万ドルを割り当てた。スチーブ・マクヴェイ理事長によると、今までに行われた研究の結果は、コククジラが「サハリン-2」プロジェクトに関わる作業にどんな有害な影響もされなかった、と証明したとのこと。
2003年2月3日の「ボストーク・メジア」情報通信社
2003年1月31日には、コルサコフ地方自治体の定例会議は、2003年の地区予算を採択した。同予算に応じて、州からの交付取得額は、約29億ルーブルとなり、支出額は30億900万ルーブルとなる。赤字額は10%である。クレジットや、貸付、地方自治体の財産の販売によって赤字を埋める予定である。
2003年には、サハリン州の予算における地区への財政援助額は、2003年に比べると、6億230万ルーブル減る、と強調しなければならない。コルサコフ地方自治体のオサドチー地区長の意見によると、最近、地方自治体に対するサハリン州の歳出は大幅に増加する傾向がある。それにもかかわらず、コルサコフ地区は、州予算から受ける財政援助額の増加を勝ち取る予定である、とオサドチー地区長が述べた。また、財産の課税や、不動産税なども地区予算への追加額となる。従って、最近、今まで利用していない施設を国家に受入・登録させることが、地区行政によって促進される傾向もある。
2003年1月31日のREGIONS.RU/ロシア.レギオニ
サハリン州税関のゴロスココフ税関長によると、2002年にロシア連邦の歳入には、13億3,200万ルーブルが振り込まれた。それは、2001年に比べると6,700万ルーブル増加した。ゴロスココフ税関長のデータによると、一般に課税した関税総額は、45億6,200万ルーブルとなったが、その内、32億5,600万ルーブル (71%)は、「サハリン1」・「同 2」プロジェクトに関わる輸入貨物に当たる、いわゆる「条件付きの関税」である。すでに知られているように、同プロジェクトに関わる輸入貨物は、生産物分与協定によって免税された。
2002年には、同プロジェクトに関わって、サハリン州税関では、1973枚の税関貨物申告書(総数の申告書の30%)が正式作成され、総重量168万6千トンの貨物(州税関の活動地帯の貨物輸送総量の62%)が輸送された。その貨物の総価格は5億4,600万ドル (州の税関の境界の貨物輸送総額の78%)となった。
そのデータを分析すると、サハリン州が自由経済地域となってきているとも言える、とゴロスココフ税関長が述べた。2003年には、大陸棚開発プロジェクトの一環の貨物輸送量が1.5〜 1.7倍増加する予定である。2003年の半ばくらいの時期には、プリゴロドノエ村に建設する液化天然ガス加工場のための貨物輸入量の増加によって、貨物輸送量はさらに大幅に増加する見込みである。「サハリン・エナジー」社は、大陸棚開発プロジェクトに関わる貨物の効率的な税関手続きシステムへの改良を目指して、サハリン州の税関職員のために、プリゴロドノエ村の液化天然ガス加工場の建設プロジェクトのプレゼンテーションを行った。
2003年2月4日のNeftegaz.Ru (ネフチェガス・ル)
科学・技術・産業省のクレバノフ大臣によると、ロシアに輸入される如何なる外国製の自動車の関税も35%とする予定である。以前の提案によると、すでに使用された、3〜7年前に生産された外国製の自動車のみ、25%から35%に上がった関税がかけられる予定であった。
新しい提案の採択の場合、今15〜20千ドルの、割合に高くない外国製の自動車の新価格は、1.5〜2千ドル上がり、高い自動車の新価格は約6〜8千ドル上がる予想である。新しい提案によると、35%の関税の有効期間は、7年間となる、その後、関税が下がって、15%となる予定である。
2003年2月4日のユジノサハリンスク市役所のプレスセンター
2月4日に、ユジノサハリンスク市役所の講堂では、アメリカ国際開発庁による信用保証提供プログラムのプレゼンテーションが開催された。ミネルヴィン第一副知事が、プレゼンテーションの主催者と大勢の出席者を歓迎した。ミネルヴィン第一副知事によると、同プログラムがロシア・州経済のいくつかの部門にとって発展の刺激となる可能性がある。プログラムの最大の信用保証額は1億ドルである。
アメリカ国務省の地域的なイニシアチブのコーディネーターであるクレーグ・ホルステド氏は、出席するマスメディア関係者や企業家などに向けて、分かり易いロシア語で同プログラムの目的、及びクレジットを設定する手続きについて、詳しい説明をした。アメリカ国際開発庁のロシア代表者であるイサエワ・イリナ氏とメドエフ・ウラジミル氏が、インフォメーションのスライド映画に注釈をつけた。最後に、プレゼンテーションの主催者は、出席者の質問に答えた。