伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報

ようこそおいでくださいました。
「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。

パクさんはしばらくサハリンに行ってましたが、元気に戻られました。また情報をお送りします。

2001年7月6日 ロシアテレビRTR放送

労働法改正の審議

 労働法制改訂を審議している議会下院は、改正法案を一本に絞り、第1回の読会を終えた。
この改訂に反対する勢力はモスクワ中心部で激しく抗議行動を行ったが、反対派は赤旗を立てて、朝9時に下院正門を封鎖したため、議員は通用門を使用した。独立労組連合は改訂支持を表明しており、反対派は不法な挑戦と避難している。
 法案は7っつで、そのうち4っつは労組・議会・政府が協議してまとめた調整案と差し替えられた。政府も賃金引き上げなど大きな妥協をしている。
 共産党系の議員は、改正は憲法違反だと訴えている。
改正案は従来の労働法典の保護規定はすべて残し、週労働時間、母性保護、未成年労働の保護は変わらない。改善される点では、最低賃金が地方の最低生活基準を下回らない点や賃金の遅配に加算金をつけること、また、有給休暇は6ヶ月から得られることなど(従来は11ヶ月)、改善されているが、秋までに約30の修正案の審議が待っていることから、労働法制の改訂は前途多難といえる。

ロシア社会・政治新聞「ソビエト・サハリン」 2001年6月13日

二つの祖国、でも心は一つ

 私たちの週にサハリン韓国人グループ80人が歴史的祖国に帰ってきた。彼らは90年代に祖国に帰ったが、数年の別離を経て帰国後初のサハリン入りをした。6月8日に州政府で出会い式が行われ、V.ゴメレヴスキー副知事は赤十字社・在日韓国大使館の吏員・現地離散家族社会組織の指導者と面談した中で「心から歓迎する。日本政府はサハリンの850人の韓国人一世の引き上げ組織に関する必要経費を負担するという、正しい決定を行った。」と語った。また帰還者に対する韓国政府の好意的対応に深い感謝を表明した。
 帰国者であるサハリン韓国人長老会長の イ デ イン氏は、アンサンにおいては、元サハリン住民のため悪くない生活条件が作られつつあることと、援助基金組織が創設され、サハリンに残る人たちへの援助も始まったことなど、子や孫が残る第2の祖国のことで心が痛まなければ、すべてがよい環境にあることも語った。
 私たちの元同郷人(韓国・朝鮮人)の年金は、サハリンで長年過酷な労働で虐げられたにもかかわらず、北方圏の増額手当てが支給されてこなかったという差別を受けたことから、この社会的支払額はほんのわずかでしかない。このたびサハリンを訪れたお客さんはこの問題をロシア連邦レベルで再検討するよう願った。
 また、日本が拠出する基金で韓国に建設される住宅について解決すべき話し合いが行われ、約1,000家族が歴史的祖国に帰還することを望んでいることや、第二次大戦当時の労働賃金の支払いと強制連行の償いを日本政府が行うことの望みを語った。
 在日韓国大使館の代表者たちは、サハリンでの離散家族の問題解決にいかに多くの困難があったかを強く感じ取ったようだ。これに対しV.ゴメレヴスキー副知事は「外交官からの視点だけでなく、他人の痛みを知る人々の視点で見るべきである。それによって多くを得ることができる」と語った。
 アンサンからのお客さんは7月までサハリンに滞在し、日程には黒田在サハリン日本総領事との会談も予定されている。

 

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