伝説の通訳
「パク・ジュンギュ」のロシア情報

ようこそおいでくださいました。
「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。

パクさんはしばらくサハリンに行ってましたが、元気に戻られました。また情報をお送りします。

2001年6月27日 ロシアテレビRTR放送

沿海地方のエネルギー危機防止策

 極東沿海地方を視察中のカシヤノフ首相は、沿海地方で昨年のような電気・暖房の危機が繰り返されるなら、州の大統領直轄もあり得ると述べた。
 ウラジオストクではモスクワの視察団がくる2日前から突然お湯がでるようになった。
 カシヤノフ首相は「ロシアには燃料が十分あり、買い付けの資金もあるはずだ。」と指摘した。原因は沿海州とほかの地方との経済関係が合理的に保たれていないことにあって、地域分業が機能していないためであり、首相は、@沿海地方の予算管理を国の国庫システムを通じて行い、不正を防止する。A石炭・電力・公共サービス部門の負債繰り延べ、B負債を理由とした給電ストップ禁止、の決定をした。また、エネルギー省の次官を派遣して危機がなくなるまで監督させることにした。

連邦政府と地方の権限分割を進める委員会

 プーチン大統領は、この委員会の設立を決める大統領令にサインした。委員長はコザク大統領府書記長官。
 委員長は、これまでの合意見直しを含めて議論し、この委員会の唯一の課題はロシアのすべての機関の権限と責任を明らかにすることであると述べた。

 2001年7月3日 ロシアテレビRTR放送

バルト海の環境汚染

 3週間にわたるロシアの学者の調査で、バルト海には、1945年に第2時世界大戦当時の化学兵器を大量に積んだ船が沈められていることが確認された。
 バルト海の海底には、現在数十万トンの化学兵器が沈んでいるが、これはナチスが船ごと沈めたものである。
 調査は3週間にわたってボルンホルム島近くの水域で行われ、3隻の沈没船を発見し、船倉に爆弾や化学兵器があると考えられている。海水や土壌のサンプルからサリンやイペリットが検出され、漏れが始まっていることが明らかになった。
 これらの地区は漁労が禁止されているにもかかわらず、現在も操業が行われ、漁船の乗組員が全員中毒になった例もある。
バルト海には3っつの大きな埋設場所がある。

2001年7月4日 ロシアテレビRTR放送

外国からの使用済み核燃料受け入れ解禁

 原子力発電所の使用済み核燃料をロシアに受け入れることが解禁になりそうだ。関連法案が近日中に発効するらしい。
 原子力エネルギー省によれば、環境汚染の心配はなく、この措置で膨大な収入が得られるだろうと強調している。もちろん貯蔵には色入りなことがあり得るが、ロシアの原子力分野の技術レベルを持ってすれば問題はない。
 ロシアはいま寿命を終えた原子炉の処理分野では世界のトップにあるが、基金が不足しているため、できないでいる。外国の使用済み燃料の受け入れによる収入に期待をかけている。

 

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