ようこそおいでくださいました。
「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。
パクさんはしばらくサハリンに行ってましたが、元気に戻られました。また情報をお送りします。
サハリン州 社会・政治新聞「ソビエト サハリン」2001年6月9日 No.104
ロシア連邦政府は、2002年度予算を認可した。それにより社会的課題と対外経済情勢の影響を受けない改革の実施が確保される。政府は同時に公務員給与を引き上げ、1級賃金は2.5倍の450ルーブルとなった。ほかも1.8倍から3.5倍まで引き上げられる。
シュチェ市に化学兵器の廃止処理総合施設建設が始まった。セレモニーには、アメリカ、カナダのほか数カ国の専門技術者でロシアの支援をする人々も参加した。
サハリン州 社会・政治新聞「ソビエト サハリン」2001年6月14日 No.106
サンクト・ペテルブルグ近郊で行われた航空ショーで、ヴァージマグループに属する「ルシ」の2機の戦闘機が衝突し、カタパルトで脱出した一人のパラシュートが開かず死亡した。イルクーツク州は農薬散布中の軽飛行機が墜落してパイロットが負傷している。
ロシア連邦の国境艦隊の刷新が開始された。ハバロフスクの造船所で建造された新しい「サリエル」と「オゴニョク」は、すでに極東国境警備庁に配備されている。これらの能力は以前のものより遙かに優れている。
サハリン州 社会・政治新聞「ソビエト サハリン」2001年6月15日 No.107
中国・ロシア・カザフスタン・キルギジア・タジキスタンの5ヶ国の「上海・5ヶ国」にウズベキスタンが加わったサミットが開催された。サミットでは、地域における国際テロリズムと宗教的極端主義に反対すること、参加国の経済交流と政治的安定に向けた影響力をアピールする「上海フォーラム」の設立に関する調印が行われた。
イルクーツク州では、今年春の洪水による影響・被害は9億5千万ルーブルに上り、7地区の2万3千人が被災した。これに対応して費やした資金のため、秋の暖房が数週間遅れる可能性がでている。
同じくヤクーチャでは、国の内外から援助が継続されている。カナダ政府が5万ドルを拠出し3っつの社会援助センターが復活された。
しかし一方、ロシア政府の被災者支援は遅れている。国家予算から融資される3億6千万ルーブルを被災者は待っている。
もっとも被害の大きかったレンスク市では、2千戸の住宅建設が決定され、8月から2年間で完了するし、他の地域への転住希望者には住宅購入補助金が支給される。
ロシア週刊誌「マスコフスキー・コムソモレッツ」No.23
ロシア人2,407人のアンケート調査結果を97年と今年を比較する。
1.現在の生活の満足度
おおむね満足は14%→21%に改善。全く不満は51%→40%に。
2.境遇をどう感じるか
我慢できるが42%→53%に。我慢できないは40%→24%。
3.家族の物質的状態
平均的が41%→54%。大変悪いは54%→40%。
4.市場改革は継続すべきか
すべきは34%→37%で変化なし。廃止した方がよいは27%→22%に減少。
5.生活水準悪化反対と権利擁護のデモに参加するか
(住む町での組織化は)可能だは40%→21%に半減。(自分が)参加しないは57%→64%に増加。
( 連合北海道の編集者感想〜いくらかは状態がよくなっているようだが、同時にあきらめも多いのではないか。)