ようこそおいでくださいました。
「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。
2001年4月20日 RTR ロシアテレビ 放送
アフガニスタンからヘロインを密輸していたグループが摘発された。押収した量が55sで100万ドルに達するとのことである。サマラ州の連邦保安局では、半年前から捜査を続け、今回トラックを追跡した。トラックはタジキスタンからアフガニスタンを経由してサマラ州に入ったところで7名を逮捕した。トラックの燃料タンクは2重底になっており、中から大量のヘロインが発見されたし、金属パイプの中からも袋が発見された。ヘロインは純度の高いもので、アフガニスタンの工場で精製され、鳥の口の形をした印が付けられていた。サマラ州の保安局は「今回押収したのはほんの一部にすぎない。麻薬依存で苦しんでいる人の多さを考えると、非常に大量の麻薬が入り込んでいる」と語った。
プーチン大統領は、新しい国籍法を下院に提出した。現行の国籍法は91年に制定されたものだが、憲法との矛盾やヨーロッパの標準にもあっていないとの指摘がでていた。
国籍問題国家委員会は法案の趣旨について「私たちはこれからヨーロッパの仲間入りをするために、標準にあわせる必要がある。」と語った。
新しい国籍法では、国籍取得がはるかに厳しくなる。たとえば居住期間が3年間のものが5年になり、二重国籍も禁止される。また、憲法に基づいてロシア国籍は1種類だけになり、国の安全の脅威になる人物や重大犯罪者には与えられなくなる。
2001年4月19日 RTR ロシアテレビ 放送
18日、ロシア下院は使用済み核燃料のロシアでの保管と処理の禁止を解除する法案について、第2読会で採択した。専門家の説明、議会での交渉、原子力エネルギー相の度重なる演説が実を結んだ。原子力エネルギー省は使用済み核燃料の保管と処理によって、100年間で200億ドルを受け取ることになり、このお金でロシアの核燃料も処理できるとしている。
ノーベル賞受賞者のアルソロフ議員は「私たちの原子力産業は高い技術力レベルを保っている唯一の産業だ。この法案は前途多難かもしれないが、原子力産業の助けとなる。」と述べた。
法案は彼の演説が決定的となり三つのすべての法案が採択された。
もっとも反対しているのは「ヤブロコ」のヤヴリンスキー党首である。彼は第3読会でこの採択を阻止するよう努力するとし、またプーチン大統領にも、この取り返しのつかない決定に目を向けるよう訴えるつもりであると述べた。下院の外では、ヤヴリンスキー氏を応援する抗議運動が行われた。