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「パク・ジュンギュ」さんは病院も卒業し、元気を取り戻して、連合北海道のためにロシア情報をUPDATEでお送り下さることになりました。ぜひ「近くて遠い国ロシア」のタイムリーな情報に、ご期待下さい。
いまロシアでは、1時間に80人の割で人工減少が続いている。4年後には300万人の減少が見込まれ、「国家の安全保障上の脅威」として議論されている。
特にサハリン州・マガダン州など、極東地域の激減が伝えられ、何とか移住で補填されているものの、人材不足が懸念されている。
ロシア全体ではこの10年間に400万人が国外に去り、800万人が移住しているが、出生数が大幅に減っており、政府として、「若い家族の支援」が検討され、融資などの支援策を含んだ案が6月にも大統領に提出される。
この問題は、ロシア政府の延期要請が債権者から拒否されたことにより、ロシア政府は予算の変更を含む大幅な対応を余儀なくされている。
ロシアの債務変換と利子の支払いで不足が生じているのは、1,820億ルーブル(約7,500億円)で、財源として検討されているのは、@石油・ガスの売り上げ、A国営企業の民営化(売り渡し)、B国庫余剰金と国債であるが、いま組み替えられた予算が下院で議論されている。
下院は対外債務の支払いを迅速にすることをすでに決定しており、22日には下院を通過する予定である。
小樽税関支署がこのほどまとめた2000年の小樽港の貿易概況によると、輸出入総額は約351億9200万円で、3年ぶりに前年実績を上回り、前年比7.4%増となった。全体の6割強を占める輸入のうち、ロシア産の水産物が好調だった。ただ、1999年に総額で逆転された石狩湾新港には、2年連続で及ばなかった。
輸出入総額の内訳は、輸入が約309億5500万円で前年比3.7%増。輸出は約42億3700万円で同45.8%増だった。昨年4月に4年ぶりに再開した日ロフェリーの効果も大きく、輸入ではロシア産製材が前年比42.7%増。輸出では、サハリン沖石油・天然ガス開発に関連した重機類が善戦。ロシアが日本に水産物を輸出する際に必要となる段ボール箱など、ロシア向け水産関連品の出荷も伸びた。このほか、貿易概況の輸出入額に含まれないものの、携帯品扱いとなる中古車のロシア向け「携帯輸出」が、前年を約2300台上回る8459台で、3年ぶりの増加となった。