2004年度ビザなし訪問・一般交流
「連合の船」訪問団行動報告
 
2004年9月       
連合北海道 広報道民運動部
副部長  阿 部 達 人
 
【訪 問 地 域】 国後島
 
【訪 問 期 間】 9月23日(木)〜24日(金)
 
【訪問団の構成】
 団 長    草野 忠義(連合事務局長)
 副団長   阿部 道郎(連合総合組織局長)
 事務局長  林  道寛(連合国民運動局長)
 参加者  89名
  ・連合参加者  草野事務局長以下、連合本部、構成組織、地方連合65名
  ・一般参加者  元島民、返還運動関係者、政府関係者、マスコミ、医師など24名
 
【連合北海道参加者】
 桜田憲治広報道民運動部長、阿部達人同副部長
 
【日程・行動内容】
 9月23日
  15:00  根室にて訪問団結団式(〜16:30)
  17:00  乗 船
  17:30  出 港
  19:30  第1回洋上セミナー(船内)
          国後島の現状や自然などについて認識を深める
  21:30  国後島・古釜布沖到着(船中泊)
  
 9月24日 
(現地時間)
   

   9:00  入域手続き。 艀で国後島に上陸
          古釜布港は水深2mしかないため、沖合から艀で入港
  10:20  

<表敬訪問グループ>草野事務局長以下5名(通訳1名) 南クリル行政府表敬訪問 ブイコフ第1地区長と会見
 草野事務局長は、「連合の船」が民間でのピサ無し交流として初めて行われたものであり、今後、民間の立場から4島在住のロシア島民との相互理解をさらに深め、北方領土の早期返還に結びつけていきたい、と述べた
 ブイコフ第1地区長は、領土問題の解決はロシア政府の権限であるが、今後ともビザなし交流などの取り組みにより、相互理解を増大させることが必要、と述べた
<Aグループ> 30名
           南クリル発電所、郷土史博物館見学
<Bグループ> 25名  ベーロチカ幼稚園見学
<Cグループ> 25名(桜田、阿部参加)   ルイプカ幼稚園見学
 言葉も十分に話せない幼児から小学校入学前の子供が通園。島内の全ての子供が通園できるわけではなく、所得の低い人に半額の補助が出るものの、それでも家計の苦しい家庭の子供は通園できない

  11:00  南クリル中等学校訪問(授業見学、学校内見学)
 中等学校は11年制で、日本の小学校、中学校、高等学校を併せたもので7歳から18歳までの生徒が就学している
  12:40  交流会(行政府講堂)
 草野団長あいさつ
 島側あいさつ(ブイコフ第1地区長)
 記念品贈呈
 スポーツ用品(サッカーボール、バレーボール、バスケットボール、卓球ラケット・ボールなど)を記念品として贈呈
 エイサー上演(沖縄電力労組)
 島側の出し物(子供による歌と踊り)
 歌声交流(団員と参加したロシア人島民が一緒に日本とロシアの歌を合唱)
  14:20  昼食 友好の家(通称・宗男ハウス)
  15:30  市場見学・買い物
 商店は日本と違い、ショウウインドウが無く、店の扉も閉じており、店内に入らなければどのような商品を売っているか判らない。

  16:40  艀で帰船・出域手続き
  17:00  出港(古釜布)
(日本時間)
  15:30  第2回洋上セミナー
          返還運動の歴史などについて認識を深める
  18:00  解団式
  19:00  根室港帰港、下船。解散