2006.06.23
平和行動in沖縄行動に参加(6月21日〜25日)


 事実上沖縄戦が集結したとされる6月23日に行われる「沖縄慰霊の日」を中心に連合「平和行動in沖縄」が開催され北海道からは14名が参加した。一行は、21日から沖縄に入り、22日に独自学習を開催した。午前中は町の54%程の米軍基地を抱える北谷町で「基地の現状と被害」と題して役場職員からの説明と周りに見える基地を視察した。午後からは、「ひめゆり学徒隊」であった宮城喜久子さんから沖縄戦の様子を学ぶとともに、吉元政矩さんからは「東アジアに平和を」と題して日米再編の動きや今後の見通し、そして、それに対する取り組みなどが話された。悲惨な地上戦が行われた当時の様子を学ぶことができ大変有意義な学習であった。

 6月23日には、連合主催の「2006平和沖縄集会」が開催された。オープニングアトラクション(エイサー、高校生による詩の朗読、北島角子さんによる一人芝居「赤いブクブク」、北谷町長による講演「基地の街から若者の街へ」)に続き、平和式典が開催された。主催者として連合本部会長代行の森越さんが、「大きな日米再編の見直しの動きは、安保体制の大きな質的変換である。引き続き在日米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の見直しに取り組む」と挨拶した。その後、地元沖縄連合会長の挨拶があった後、来賓挨拶、平和メッセージ、平和アピールが行われた。

 6月24日は、バスに分乗し「ぴーす・フィールドワーク」(沖縄戦・南部戦跡に学ぶ)が行われ、「糸数の壕」「ひめゆりの塔」「平和資料館」「普天間基地」などを見学した。最後に、普天間基地ゲート前で米軍基地の整理・縮小と地位協定改正を求める集会を行い、ヘリコプターが墜落した沖縄国際大学キャンパス前までデモ行進行い終了した。参加した14名は、今回の経験を元に、地元及び産別の中でより一層の平和行動に取り組む決意を新たに帰道した。