2006.03.07
医療保険制度の充実を求める全道総決起集会、改悪に怒りの声!

高齢者に痛みを強いる医療制度改悪に反対します

 北海道高齢・退職者団体連合は、3月2日にポールスター札幌に600名を結集して、医療保険制度の充実を求める全道総決起集会を開催しました。連合北海道は後援。
 集会は、北海道高齢・退職者団体連合 関川勝子幹事の司会で開始され、主催者を代表し、大西彰会長が「小泉政権が今国会に提案している医療制度改革案は高齢者に負担増を求めるもので反対である。これまでの税制・年金・介護の改悪で高齢者は厳しい生活実態にある。それに追い打ちをかける医療制度改悪であり絶対に容認することは出来ない。小泉政権になってから、すべての面で高齢者・国民に犠牲のみを押しつけ、何も前進面はない。いまこそ高齢者・国民が大きな声を上げ反対に立ち上がるときである」と挨拶されました。
 つづいて、来賓として、挨拶に立った連合北海道 渡部俊弘会長は「小泉政権は、今回の医療制度改革で、経済成長率の枠内に上限を求め公費負担を押さえる、医療費の総枠管理をねらい、負担増はすべて国民に転嫁しょうとしている。保険者の再編や、現役世代からの支援費制度なども多くの問題がある。患者の窓口負担のアップは、高齢者にシワ寄せが集中しているので容認できない。新しい高齢者医療制度を創設するとしているが、財政面も含め、どのような制度になり、持続可能か懸念がある。だれもが安心して医療を受けられる制度の確立が必要である」と訴えられました。
 参加者を代表し、北退教・札幌豊平区常任委員の浜出かおるさん、十勝地区退職者連合事務局長の水口隆弘さんが「高齢者の生活実態から政府の医療制度改革は認められない。みんなの力を結集して、がんばろう」と決意表明されました。
 集会決議の提案は、道高齢・退職者団体連合事務局長の上松俊彦さんが行い、満場の賛同で採択されました。その後、道高齢・退職者団体連合事務局次長坂口敏春さんからデモ行進の指示があり、最後に道高齢・退職者団体連合副会長の奥清治さんの団結ガンバローで集会を閉会し、市内中心街のデモ行進を行いました。
 集会終了後、北海道知事に要請書を、連合北海道佐藤冨夫事務局長、道高齢・退職者団体連合大西彰会長他幹事会の代表が、道庁から青木次郎知事室長他担当官が出席し行われました。道からは、指摘された事項について国への要望・要請を強めていくとの回答が示されました。
 要請行動のあと、道庁北側においてデモ行進団と合流し報告集会を開催し、上松事務局長が要請行動の概要を報告、後援団体を代表し、連合北海道佐藤冨夫事務局長が「今後もねばり強く運動を強化しょう」と連帯挨拶、最後に大西会長の音頭で団結ガンバローを三唱し、すべてを終了しました。