「２００６平和行動in根室」が９月２３日〜２４日、根室市で開催！

　「２００６平和行動in根室」が９月２３日〜２４日、根室市で開催された。
　２３日には、北方四島学習会が、北方四島交流センター（ニ・ホ・ロ）で行われ、５つのセミナーが開催された。（参加者　約４００名）８月１６日に起きた事件への関心が高く「日本漁船はなぜ撃たれたのか」と題した毎日新聞記者の本間浩昭さんの講座には多数が参加した。
２４日には、納沙布岬・望郷の岬公園において、２００６平和ノサップ集会が開催され約１２００名が参加した。集会前には「根室うまいもん祭り」も開催された。
　集会冒頭、８月１６日の銃撃事件で亡くなられた乗組員に対して黙祷を捧げた。主催者として古賀伸明連合事務局長が、これまでの連合の取り組みを報告した後「連合は北方四島が一括返還されるまで闘い抜いていく」と述べた。地元歓迎挨拶に立った連合北海道の渡部俊弘会長は、「藤原根室市長の二島返還発言は、四島一括返還の基本を十分に理解した上で、元島民の方々の高齢化と減少が顕著に進む中で、地方切り捨ての政治が地域経済を疲弊させており、領土返還運動の先頭に立つべきこの地の領土返還運動がいつまで保てるのかという危惧の念に基づくものと理解している。望郷の念だけの運動ではなく、生活の島、生活の海を取り戻すという切実で現実的な課題である。国は返還運動の矢面に立つこの地域が納得のできる支援をする義務がある。連合北海道は極東ロシア労働組合との交流などを通じ領土返還の実現に取り組む」と述べた。
来賓として出席した山本副知事は「連合のこれまでの返還運動に敬意を払う。先の事件ではロシアに抗議を行った。国に対しても北方領土問題の早期解決を求めていく」と述べた。地元選出衆議院議員の中野博子さんも駆けつけ、連帯の挨拶を行った。集会では、元島民の訴えや平和メッセージ、連合北海道の渡部会長から沖縄への平和リレーも行われた。集会最後には、地元連合根室会長の二併敬一さんが四島一括返還を願って力強く団結がんぼろうを行った。