2006.03.14
「3・8男女雇用機会均等法改正全国統一行動北海道集会

2006春期生活闘争/国際女性デー全国統一行動」報告

 38日、自治労会館において186名の参加で行われました。

最初に連合北海道佐藤富夫事務局長より、「10年ぶりの均等法改正とそれと連動する全国統一の国際女性デーの行動」という本集会主旨が説明され、この間の均等法改正に対する連合のとりくみや国会に上程された同法案の私たちの主張を盛り込ませるための運動が重要であるとの提起がありました。また、春期生活闘争については「二極化と格差是正に真正面からとりくむ闘いを構築していくことが最大課題」と述べ、ともに連帯してたたかう意思統一がおこなわれました。
 講演は、民主党の中で中心となって男女雇用機会均等法についてとりくみを進めてきた前衆議院議員藤田一枝さんより「男女雇用平等法の実現にむけて」と題して行われました。

 まず、37日に政府案が国会に上程され、@参議院先議でおこなわれること、A参議院は与野党の勢力が近いこと・女性議員の数が多いことなどから私たちのたたかいをつくる可能性があることなどの均等法をめぐる情勢についてお話がありました。
 次に、1985年均等法がはじめて成立してからの日本国内の経過について、問題点や女性の働き方などの観点から話されました。「男稼ぎ方の社会」「過労死、過労自殺」「コース別採用」「パートタイム労働、有期雇用」などの実態がまだまだ残されており、「ひとりの人間として自立した働き方ができる」「間接差別の撤廃」「ライフワークバランス」「女性の意思決定の機会をふやす」「性別役割分業意識の撤廃」などの課題の解消が重要であることなどをわかりやすく話してくださいました。
 今回、国会に上程された「男女雇用機会均等法」の大きな問題点である「間接差別の限定列挙」の解消等にむけて、これからも全国的な運動を展開していくことを確認し合い、最後に「集会アピール」を採択し集会を終えました。