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2006.02.28 |
臨界前核実験に対する抗議声明を発表! |
臨界前核実験に対する抗議声明!
米国は英国と共同で日本時間2月24日午前5時、米国ネバダ州の地下核実験場で臨界前核実験を実施した。
米国そして英国、ロシアは、1996年9月の包括的核実験禁止条約(CTBT)の採択後も、臨界前核実験を実施してきた。三カ国とも、臨界前核実験は、1.核爆発を伴わないのでCTBTに違反しない、2.この実験は核兵器の信頼性と安全性を確保するのが目的であるとの理由を述べている。
しかも、米国はCTBT条約の批准を否決し、あまつさえCTBTそのものを死文化しようとする態度は核不拡散を求める国際世論を無視するものである。
臨界前核実験は、実験の監視が事実上不可能なことから、新たな核開発に繋がり、CTBTを形骸化するものである。
度重なる臨界前核実験、そして、核兵器に対する考えが他の国の追随を招き新たな拡散を生んでおり、今日、世界は核の廃絶とは反対の方向に歩み出し、ふたたび核の脅威にさらされつつある。
連合北海道は米国そして英国・ロシアが臨界前核実験の実施を発表する度に中止要請を行い、実験が強行される度毎に抗議行動を行ってきた。
唯一の被爆国であり核の恐ろしさを体験した私たちは、世界を核の廃絶とは反対の方向に導くことにつながる「臨界前核実験」は、絶対に容認できるものではない。
今回の臨界前核実験の強行に対して、満身に怒りを込め、断固抗議するものである。
2006年2月24日
日本労働組合総連合会北海道連合会
会長 渡部 俊弘
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