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2006.02.09 |
渡島地協討論集会を開催 |
春季生活闘争の本番を前に各地協で討論集会が開催されているが、2月4、5日の両日、渡島地協の討論集会が七飯町「ホテル白樺」で開催された。渡島地協の討論集会は連合本部の中小労働運動強化のためのブロック交流集会とあわせて開催され、函館中小労連の組合員をはじめ85名が参加した。
連合本部から駆けつけた須賀総合労働局長は2006春季生活闘争をめぐる情勢と、いかに闘うかについて話し、「企業は空前の企業収益を得ているが、労働者にその分配が公正にされていない。配分の是正をさせよう、構造改革を見直そうというのが2006春季生活闘争だ」と意義を説明した上で、「節目の春闘、矛盾に抗する春闘。分配の歪みを正そう」と呼びかけた。また高橋中小労働対策局次長、江畑労働条件局次長からは連合白書に基づいて情勢の説明、中小労組の闘いについて本部方針の説明を受けた。また、連合北海道の松浦労働局長からは連合北海道の闘争方針について、道財政・人件費問題、季節労働者問題といった独自の取り組み課題を中心に提起を受けた。
参加者からは各産別や単組が抱える課題と現状が報告され、北教組・白鳥書記長は「地域給与・給与制度の見直しによって北海道の景気回復はさらに悪化する。公務員の給与削減が行われると今度は企業が民間労働者の賃金を引き下げようとしてくる。官・民一体となって闘っていこう」、潮寿荘労働組合・水島書記長からは「組合を結成して1年4ヶ月が経過。この間、組合つぶしが何度もあった。給与交渉してもなかなかすすまない。皆さんと一緒になって闘っていきたい」、ダイエー労組の佐藤委員長からはパート労働者の組織化に向けた取り組みと課題について、「880人の従業員中、正社員は160名となってしまい、従業員の過半数を組織するにはパートの組織化は避けて通れない。『転勤しない社員制度』の創設で賃金に格差を設け、その原資をパートの職務給にふりわけたり、慶弔規定も孫の出産祝いや、子の結婚祝いなどといったものを設けたりと、知恵と工夫をだして組織化に努めてきた」と報告があった。また全自交函館地連・高橋委員長からはハイタク労働者の現状、函館中小労連の十文字委員長からは、昨年の春闘期の闘いについてその結果と問題点が報告された。
集会では最後に「この討論集会をスタートとして06春季生活闘争を職場・地域から闘い、労働者や社会的弱者を中心とした社会の実現に全力をあげる」とのアピールを採択して閉会した。
各地協の討論集会は2月下旬まで順次開催される。 |
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