2005.11.25

道警の不正な裏金問題の解明を求め
        知事、道議会議長、各議会会派へ要請行動

 「道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会」は、第4回定例道議会の開会日である11月25日に、知事、道議会議長、各議会会派に要請行動を行った。
道への申し入れには吉沢副知事が出席した。道民の会からは代表委員である市川弁護士、賛同団体である民主党北海道から沖田幹事長、民主党道民連合から沢岡幹事長、林政審会長、共産党道議員団、社民党道連合の代表、連合北海道からは村田副事務局長、小檜山政策道民運動局長等が出席した。
 市川代表は、署名運動の中間集約として166,764筆が集約された署名簿を提出後、倶知安署等での公金不正事件が発覚し、いままでにない不正経理のやり方についても知事監督権を行使し、不正な裏金の実態の解明を強く求めた。
質疑のなかで、吉沢知事は「倶知安署の不正問題は道警からの事件の届け出がを待って対応を考えていきたい」と消極的な姿勢に終始した。
その後、道議会に百条委員会の設置を求めて道議会議長(議会事務局長が対応)、自民党議員会・公明党議員会・フロンティア議員会に要請を行った。
 自民党議員会に対しては、「何故、この間百条委員会の設置に反対をしたのか」「倶知安署の新たな不正問題をどう考えているか」との質問に、「百条委員会の設置には、道民の安心のために監査報告など総合的見地から判断してきた」と従来の主張が繰り返され、「倶知安署の不正は個人の犯罪という報告を道警から受けている」という答弁であり、不正な裏金問題を解明しょうという姿勢は全く感じられなかった。
 なお、道民の会としては、会期末をむかえる12月8日にも要請行動を予定している。