2005.04.26


6月を組織拡大集中行動期間に設定
ユニオン・スクールも開催

 連合北海道は今年度2回目の組織拡大推進特別委員会を4月25日、札幌市で開催し、6月の組織拡大集中行動の展開やユニオンスクールの開校について確認した。
 集中行動は6月の1ヶ月間とし、産別からのオルグ団60人以上が札幌圏の労働組合のない企業や公益法人、連合北海道未加盟の労働組合、各産別がターゲットとしている労働組合、企業あわせて4000ヵ所に対してオルグ行動を展開する。
 5月23日には午後3時から北海道厚生年金会館でこのための研修会も開催する。
 あわせて春と秋の年2回実施している「労働なんでも集中相談ダイヤル」と同様の体制で6月の1ヶ月間、全道各地で相談を受け付けることとした。これの宣伝のために5月31日(火)を全道統一の街頭宣伝活動日と設定し、チラシ配布行動を行う他、新聞広告も6月に4回掲載する。
 また、連合北海道は労働組合作りの担い手が不足している現状を打開しようと「ユニオンスクール」を開催する。
期間は5月から7月までの計7回を予定しており、道幸北海道大学大学院教授や産別役員を講師に、労働法全般についての学習や労使紛争処理システム、団交をめぐる法律問題など個々の課題についても学習し、労働組合づくりの人材育成をはかる。
 カリキュラムは次の通り。時間はいずれも18時半から20時半まで。場所は北区北6条西1丁目の全日通会館2階。


第1回 5月13日(金) 開校式・オルグ活動での注意点(仮題) ・組合づくりにあたって(仮題)
第2回 5月16日(月) 労働法入門 @労働法の全体の仕組み・A労働条件の変更、特に就業規則について
第3回 5月30日(月) 労働時間と賃金 B労働時間の法律問題、特に残業問題・C賃金の法律問題、特に成果主義賃金
第4回 6月 6日(月) 雇用終了 D退職をめぐる法律問題・E解雇、契約更新拒否をめぐる法律問題
第5回 6月20日(月) 不当労働行為 F組合活動等を理由とする不利益取扱い・支配介入・G使用者に対するプレッシャー行為
第6回 7月 4日(月) 労働委員会 H労使紛争処理システム・I労働委員会の権限と手続
第7回 7月11日(月) 集団的労働条件決定 J団交をめぐる法律問題、特に誠実団交義務・
                        K労働協約をめぐる法律問題、特に不利益変更事案