2005.03.26


小泉新保守主義にNo!
北海道政権戦略会議を設置
民主党と連合北海道、農民政治力会議


 3月26日、民主党北海道鉢呂代表、連合北海道渡部会長、北海道農民政治力会議北委員長など、民主党を中心とした北海道の民主勢力組織が寄り集まって、北海道政権戦略会議の設立総会が開催され、次の衆議院選挙で民主党政権の樹立をめざし、07年の統一自治体選挙で道政奪還をめざす基本方針が決定された。
 最高幹部会は先の3団体の指導者で構成され、その下に実務者会議と情勢・候補者・マニフェスト作成の3委員会を設置することとした。また、この会議を実戦部隊としながら、道民各層の意見と要望をまとめ、民主勢力の幅広い結集軸とする「政権フォーラム」を10月に立ち上げることとした。
 選挙情勢を探る「シュミレーション委員会」では、衆議院選挙での12名完勝に向けた体制の構築とともに、道議選挙で“過半数獲得をめざす”ために、複数擁立・議席独占を実現する方策について、過去3回の選挙などを参考に、具体的な方法論を構築する。
 候補者擁立委員会では、上記の情勢を勘案し、“勝てる候補者”を万遍なく発掘する作業を進める。衆議院選挙では、民主党北海道が新たに決める予定の公認推薦基準に沿う候補体制を作り、06年1月には比例単独4名を含む全候補者を決定する。また、参議院選挙は06年4月までに、“選挙区複数擁立”も含めた議論をして、候補者を決定する。北海道知事選挙では、公募や予備選挙などの取り組みを進め、1年前の06年4月までに候補を決定する。道議選挙では、@空白解消、A3名区以上は複数、B2名独占めざす区も、を原則に06年1月から公認を始めて、10月には全ての候補を決める。札幌市議会議員は比較第1党をめざす。
 マニフェスト策定委員会では、高橋道政の検証を進めるとともに、国政・道政で民主党が描く社会の明確化をめざし、4月に骨格公表し、5月に行われる英国総選挙の事後視察も計画して、10月には第1次案の公表をめざしている。
 この会議設置で07年の政治決戦に向けた民主党を中心とする勢力の体制は構築されたことになるが、今後の議論の具体的な進め方や候補選定過程における道民参加・透明化など、道民の目を十分意識した進行が求められる。