2005.03.02

憲法講座を開設 第1回は3月26日

 国会における衆参憲法調査会は、今年5月に最終報告を予定し、政府・与党である自民党は、改憲に向けて新憲法起草委員会での議論を活発化させ、改憲草案の骨格が明らかにされてきている。
 特に、「安全保障」については、9条2項を改正し、軍事組時の保持、集団的自衛権行使と海外での武力行使を容認している。
 連合本部は、2001年1月の三役会で「国の基本政策検討作業委員会」の設 置を確認し、2003年7月9日開催の第19回作業委員会で「憲法の論点について」という論点の整理についてまとめた。そこでは、「@憲法論議は否定しない。三大原則(平和主義・主権在民・基本的人権の尊重)を重視し、その貫徹をめざす。A憲法論議への関心は高まっているが、現状では憲法改正を俎上に載せることは時期尚々と判断する。Bしたがって、憲法想定時に想定しえなかった問題は、個別に法制化していく。」となっている。そして、昨年末までからは遅れているが、「国の基本政策検討作業委員会」中間報告をまとめることになっている。
 連合北海道としては、憲法に関する各産別の方針等について集約し、まとめた討議素材を提供し、各産別間の相互理解を深め、憲法の「平和主義」「主権在民」「基本的人権の尊重」の3原則を尊重しながら、「憲法の今後のあり方」及び「憲法改正の課題と是非について」について、各政党方針や連合本部中間報告等について学習・討議を深め、オープンな議論により意思疎通を深めていくために民主党北海道などと連携して実行委員会を発足させ、「憲法講座」の開設をはかることを決めた。
 その第1回の講座を以下の通り開催することとなった。

実行委員会
構成  連合北海道、民主党北海道 後援として北海道農民連盟

@第1回講座  テーマ「憲法の今日的状況と改憲をめぐる動向(仮称)」
講師 結城洋一郎(小樽商大教授・憲法学)
日時  3月26日(土) 13:30〜
場所  ポールスター札幌2F
規模  200名

一般の参加希望は → policy@rengo-hokkaido.gr.jp へ