2004.12.15

個別労使紛争に強い味方!
労働審判員推薦者 選考委員会を開催
 労働審判員制度は、06年4月から設置される、個別労使紛争(一般的な労働問題の争い・労働組合と使用者の争いは地方労働委員会が扱う)のみを取り扱う審判所として、地方裁判所に設置されます。道内では、札幌・旭川・函館・釧路の4カ所になります。
 この制度は、増加する一方の個別労使紛争に的確に、しかも迅速に対応し、労働者保護をはかることをめざして、今年5月法律が制定されましたが、これは連合の制度要求の成果でもあります。
 労働審判員は、労働・使用者・裁判官の3者が対等の立場で合議し、3回の審理で結論を得るもので、多くの労働問題がこの場で解決されるものと期待されています。
 また、もし結論に至らない場合は、速やかに民事訴訟に移行でき、その意味で、裁判の入り口とも言えます。
 労働審判員は、全国で労使あわせて1,000人選ばれるため、連合は9月からそれぞれの地方裁判所毎に適任者を選ぶよう作業を進めてきましたが、連合北海道は、労働側の推薦者として、札幌9,旭川・函館・釧路各4名を選出するため、それぞれの地協での選考作業を経て、12月15日第2回選考委員会で合計21名の候補者を推薦決定し、連合本部の最終的な決定にゆだねることとしました。