2004.12.06−2

イラクへの自衛隊派遣延長に反対する集会を開催
即時撤退求めるアピールを採択

 連合北海道は12月14日に期限切れを迎えるイラクへの自衛隊派遣の延長に反対し、即時撤退を求める全道集会を12月3日、札幌市・自治労会館で開催した。
 集会には組合員約300名が参加。主催者を代表して渡部会長は「昨年の12月に派遣反対集会を開催して以降、この一年間、様々な取り組みを展開してきた。その間、戦争による現地住民の犠牲者は1万6千人を超えた。日本人も外交官2人が殺害、4月には3名の人質事件が発生、11月には人質が殺害されるなど多くの犠牲者が出ている。小泉政権の姿勢は、派遣に反対する国民の声を無視した姿勢に終始している」と指摘し、「今後も、連合北海道一丸となって自衛隊のイラクへの派遣延長に反対し、早期撤退を求める取り組みを強めていこう」と訴えた。
 続いて、小林千代美衆議院議員(北海道5区)からは同日閉会した国会報告が行われ、「イラクへの自衛隊派遣延長の問題は、臨時国会を延長してでも、論議するべき重要な案件であるのにもかかわらず、民主党のイラク特措法廃案の提出も否決され、何ら深い論議もされないまま、本日臨時国会が終了した」と政府の姿勢を批判し、「是非とも派遣延長に反対する世論を盛り上げる取り組みを強化してもらいたい。民主党もその世論を背景に国会の場でがんばっていきたい」と決意を述べた。
 引き続き、民主党北海道の星野幹事長から連帯挨拶を受け、連合北海道・峯後事務局長が「連合北海道は、広く道民と連携し、民主党とも一層の連携を強化し、派遣延長反対の闘いを強化する」とする集会決議を提案し、満場の拍手で採択した。
 集会終了後、デモ行進を行い、道行く市民に自衛隊のイラク派遣延長反対と即時撤退反対を訴えた。