2008.09.01
08ボランティア講座で、障害者サポート研修を実施

 連合北海道ボランティアサポートセンターは、8月30日に08年度の第5回ボランティア講座を、北海道自治労会館で開催しました。札幌市内での車いす介助訓練
 今回は、ボランティア講座の目的のひとつでもある「日常的な障害者サポート」のために、車椅子使用者の介助研修を行ったもので、受講者20人が参加して講習と実技に取り組みました。
 講座では、北海道社会福祉協議会の黒川さんを講師に、車いすの各部の名称や取り扱い方の基本について約1時間の講習を受けました。黒川さんは「車いすを使っている人は、急激な方向転換や加速に、私たちが考えている以上に不安を感じます。必ず声をかけて確認してからサポートをすることが基本です」などと説明を受け、室内で二人一組になって車いすの展開や収納、ブレーキやフッとレストなどの扱いなどについて練習を行いました。
 講座の後半は、自治労会館から札幌駅まで実際に車いすを使用して、車いす体験と車いす介助サポートの屋外体験を行いました。
 受講者は、歩道のわずかな段差や歩行者や自転車とのすれ違いに四苦八苦しながら、札幌駅のコンコースでの実習も含めて、約1時間程度の屋外体験を終えました。
 当日は、アドバイザーとしてDPI北海道ブロック会議から東事務局次長も参加し、「私たちが車椅子で町に出ると、携帯電話に夢中で車いすにぶつかる人もいます。障害者も一緒に暮らしやすい街づくりは、身近なやさしさの積み重ねが大事です」と、障害者の視点からの車いす介助サポートのアドバイスを受けました。
 講座差の受講者は、障害者サポート研修を活かし、9月27日に「障害者との交流実践」講座として、旭山動物園の観覧を行います。


 以 上