2008.08.01
「地域医療を守る森町住民の集い」開催

 地域医療を守る渡島地域対策委員会は7月26日、森町で住民の集いを開催した。森町住民の集いで講演する逢坂衆議
 渡島地域対策委員会として松前町、長万部町に次いで3ヶ所目の開催で、「診療所化」の方向性が示されている森町国保病院の今後のあり方について、現状と課題の共通認識を持ち、多くの町民の意見・要望等々を幅広く聞くことを目的に開催され、約100名の町民らが参加した。

 ゲストとして参加した逢坂衆議院議員は、世界の潮流の中での日本の医療対策の動向と医療を取り巻く厳しい国政の現状、更には公的病院の果たす役割と現状の課題等々について提起。続いて森町の阿部副町長からは、厳しい町財政と国保病院の現状、町民の利用状況等々についての状況報告が行われた後、町民からの質疑と意見交換を行った。

 町民からは、医療を取り巻く状況が今まで知らされていなかったことへの不満、高齢化地域としての公的病院の必要性、今後の町財政への見通し等の不安、産婦人科・小児科に対する不安、以降の具体的対策のあり方等々、幅広い意見・要望・提言が出され、逢坂議員、阿部副町長から各々の立場での答弁がなされ、本課題については町民の意思を尊重しつつ、広報活動の強化を基本とした相互の連携を強化していくことが重要であることを確認しあった。

 最後に町民から、「本日参加できなかった町民への対応も含め、本課題は極めて重要である。自治体としての取り組みも必要であるが、連合として今後も引き続き取り組みの継続をお願いしたい」と要望が出され、事務局として受け止めて今後の対応を行っていくことを約して、2時間に及ぶ「町民の集い」を終えた。


 以 上