2008.07.03
「明日の食・農・環境を考えるシンポジウム」を開催
一般市民も含め500名が参加
明日の食・農・環境を考えるシンポジウム
 連合北海道、食・みどり・水を守る道民の会、生活クラブ生協、北海道農民連盟、道生協連の5団体共催による「明日の食・農・環境を考えるシンポジウム」(実行委員長 生活クラブ生協船橋奈穂美理事長)が、6月29日に札幌市内で開催され、一般市民も含めて約500名が参加した。
 このシンポジウムは、7月7日から9日に開催される洞爺湖サミットが、「環境」「食料」が主な議題とされていることから、このサミットを機に、5団体では従来から取り組んできた環境と調和した食料・農業の未来を地球規模で確立する活動をさらに充実させる目的で企画されたものです。
 シンポジウムでは、最初に鈴木宣弘同郷大学大学院教授から「大丈夫か、日本の食−農業・農村の疲弊と日本の選択」と題する記念講演が行われ、その中で鈴木教授は「我が国の農産物関税が高いということ、また、国内補助金が多いというのも米国とEUと比較した場合誤りである。国土環境と国民の健康には農業が欠かせなく、パネルディスカッション今後は消費者と生産者の「きずな」がとても大切になってくる」との見解を述べました。
 続いて、酪農学園理事長で元北海道副知事の麻田信二氏をコーディネーターに「明日の食・農・環境を考える」と題するパネルディスカッションが行われた。
 パネラーとして学識経験者の立場から鈴木教授、消費者の立場から船橋生活クラブ生協理事長、生産者の立場から山田富士雄北海道農民連盟委員長、環境関係者として岩井尚人岩井環境プランニングオフィス代表から、世界そして日本における食料問題・農業農村問題そして環境問題に対する考えについての見解が述べられました。


 以 上