2008.06.23
渡島地協で「松前の医療を考える住民の集い」を開催
松前の医療を考える住民の集い
 地域医療を守る渡島地域対策委員会は松前町立病院が診療所化される問題に直面している松前地区で、町民に現状を説明し提言や要望を聞く、「松前の医療を考える住民の集い」を6月18日に開催しました。 
 道の「自治体病院等広域化・連携構想」により、連合渡島地協管内では長万部・森・松前の3地区にある公立病院が診療所化の方向が示されており、先陣を切って松前町において実施したものです。
事前に全戸配付したチラシ(全道統一チラシ・開催案内独自チラシの2種)が功を奏したのか、予想していた100人を超える150名強が参加。その大半が一般の町民であったことに関心の大きさが図り知ることが出来ました。
 集いは、松前地区連合・蠣崎会長の開会挨拶でスタートし、冒頭、地域医療を守る渡島地域対策委員会・渡部委員長(連合渡島地域協議会会長)が、地域医療を取り巻く状況、渡島管内の現状、対策委員会設置の趣旨、今後の取り組み等々について説明しました。
つづいて逢坂衆議が日本の医療実態や課題、政府の取り組み状況等について問題提起。前田町長からは、松前町の現状と町立病院の実情、更には今回の課題に対する考え方等々が述べられました。
 意見交換では、◎初めて知った現状と反対の意志 ◎1990年に道立病院から町立病院へ移管され、更に診療所化の危険性についての憤り ◎町財政課題と町立病院財政 ◎具体的取り組みに対する不透明感 ◎今後の町の取り組みへの期待 ◎国の政策に対する要望等々が数多く出されました。
 今後は都度、町民に情報周知(広報等の活用も)を行い広く意見を聞く場を設ける他、町立病院の存続に向けて町民の協力を求めて行くこととし、2時間に及ぶ集いを終えました。
 今回の集いには、今後、同様に地区集会を開催する予定の長万部・森の両地区連合役員の他、近隣地区連合の役員も参加し、熱心に聞き入っていました。
                                              −連合渡島地協発−

 以 上