2008.06.16
08年度ボランティア講座−当別町で災害時訓練を実施
レスキューキッチンを使う参加者
 連合北海道ボランティアサポートセンターは、6月14日(土)に、当別町の北海道総合防災センターで、「災害時を想定した実技研修と講座」を行い、レスキューキッチン(非常用炊き出し器材)を使っての大量調理実習と災害時の心構えなどの講座を行いました。

 当日は、午前10時半から災害救援ネットワーク北海道代表の山口幸雄さんの指導で、実技訓練として災害時を想定した大量炊き出しの訓練を行い、カレーライスの調理とおにぎりをつくりました。炊事に使ったレスキューキッチンは、短時間に大量(最低50食〜最大100食程度)の調理ができる炊事器具で炊飯から食材の煮炊きまでこなせる災害時の炊き出し用器材で、避難所での食事提供には欠かせない器材として活用されているものです。
 受講者は、このレスキューキッチンを使ったメニューとして、カレーライス作りにチャレンジし、食材の調理から炊飯と手際よく分担して、おおよそ1時間程度で50食分のカレールーと白飯を炊き上げました。
 その後に、試食もかねて昼食時に自分たちの調理したカレーライスを食べましたが、山口代表からは「味も見事ですが、作業の分担も十分コミュニケーションが取れていて、日常的にこのメンバーの交流があるような手際のよさでした」との感想をもらい、おいしさもよりいっそうのカレーライスとなりました。
 午後からは、講座として「札幌市の水害対策」のビデオやボランティア活動の際の注意点、実際の活動の体験談などのボランティア講座参加者講義を受けました。
 当日の参加者は26人でしたが、昨年の講座修了者2人と一昨年の講座修了者1人も参加し、今年度の受講者は有意義な一日を過ごすことができました。
 ボランティア講座は、この後7月5日(土)に日赤救急法基礎講座を実施し、AED操作の習熟や応急処置の講座と実技を行い日赤基礎救急法修了の認定を目指すこととしています。

 以 上