2008.06.19
第3回北海道中小労働者研修交流集会開催
中小労働者研修交流集会
 今回で3回目となる「北海道中小労働者研修・交流集会」は6月13・14日の両日、函館で開催され、地元函館の他、釧路、室蘭、帯広、北見、旭川から各中小労働者の組合員約50名が参加しました。

 冒頭の主催者挨拶では、連合北海道高瀬副事務局長が「北海道の景気状況や原油の高騰などによって、経営者側との春闘時における賃金引き上げなどの闘いが厳しい中にあって、果敢に取り組まれていることに感謝する。連合北海道として、5月下旬に実施した格差是正キャンペーンを実施した。改めてすべての労働者の賃金改善・労働条件の改善に取り組む。08春闘の闘いは、今後も続くが最後まで総力をあげた取り組みをお願いしたい」と挨拶しました。
 続いて連合本部の勝尾労働条件局長が、中央での最低賃金に関わる「成長力底上げ円卓会議」の動きを紹介しながら、最低賃金改正の取り組みが報告されました。
 その後、第1講義で勝尾労働条件局長より、「中小企業労組のための労働協約」が、第2講義では連合北海道千田組織労働局次長の「中小職場における団体交渉術と妥結後の配分」が行われ、休憩を挟んでの第3講義では、連合岡田非正規センター局長から、「非正規雇用に関する取り組みと改正パート労働法」について説明が行われました。
 質疑の中では、参加者から退職金の査定評価(ポイント制)導入の動きがあることなどが紹介されました。

 集会2日目は、参加の地域中小組合から、各組合の現状、取り組み状況、悩みなどについてそれぞれ報告を受け、意見交換がされました。
 最後に、次回は札幌で開催することを確認して閉会しました。

 以 上