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2008.05.07 |
プルサーマル計画について道、北電に申し入れ
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連合北海道は5月7日、北海道電力が泊原発3号機で実施を目指すプルサーマル計画について、地元4ヵ町村だけでなく広く道民の声を聞く住民説明会の開催、技術内容などの情報開示と説明責任、住民の安全確保などを求め、道と北海道電力に対し申し入れを行った。
■広く道民の意見を聞く場を設けていきたい
道への申し入れでは、対応した伊東・危機管理監は、「道としても広く道民の意見を聞く場を設けていきたい」と前向きな姿勢を示すとともに、情報公開と安全確保についても「協定をふまえ、求めていきたい」と述べた。また、村田事務局長が今後のスケジュールについて質したのに対して、伊東・危機管理監は「ひらかれた議論を行って、理解してもらうことが最優先。いつまでとは言えない」と、慎重な取り運びをしていく考えを述べた。また、武田副事務局長が地元4ヵ町村以外での説明会の開催について、あらためて考えを求めたのに対し、伊東・危機管理監は「地元と全道的なものを同時並行で進行して行くのではないか」と述べるとともに、「議論がすすんだ時点で再度開催したい」と複数回の開催を考えていることを明らかにした。
■地元以外でも説明会の開催を検討
一方、事業者の北海道電力では常務取締役の大内全発電本部長が地元4ヵ町村での説明会について「5月24日に泊・岩内、25日に神恵内・共和で開催する予定」と具体的な日程を明らかにするとともに、情報開示と説明責任については「あらゆる機会を通じて地元や道民に対する理解活動に取り組んでいく」と述べた。また今後の手続き等については、「できるだけ早く理解がいただけるよう努めていく」ことを大前提に、了解の後には国に原子炉設置変更許可申請を行い、国の許可後はMOX燃料(ウランとプルトニウムの混合燃料)を製造し、原子炉へ装荷すると説明した。
地元4ヵ町村以外での説明会の開催について村田事務局長が求めたのに対し、大内発電本部長は「どこで、どう開催するか地元の説明会後に、北海道と相談していきたい」との考えを明らかにした。
プルサーマルについて連合北海道は今年1月の第6回「連合北海道エネルギー・環境政策委員会」で、情報公開・安全確認・説明責任を道や事業者に対して求めていくとのまとめを行っている。
今回の申し入れはこの「まとめ」をふまえたもので、今後も道や事業者の取り運びを継続的に点検、検証していくこととする。
※事務局長見解
以 上
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