2008.03.24
「ゆうばり市民・生活サポートセンター」と連合北海道が
支援ボランティアを実施

 3月20日の春分の日に、「ゆうばり市民・生活サポートセンター」と連合北海道の組合員約80人が、夕張市内の「平和運動公園」で雪割りを行いました。
サッカー場の除雪
 夕張市の「平和運動公園」は、少年野球や少年サッカーなどの全道大会で使われる施設で、市民憩いの場所としても利用されているところです。
 20日は運動公園の中でも、特にサッカーコートの雪割りを行いました。
夕張市の降雪量は例年並とのことですが、昨年までは市が雪割りを行っていましたが、今年度はその予算を確保できなかったことから、まったく手付かずの状態でした。
 一方では、少年サッカーの全道大会が5月3日から運動公園のサッカーコートを使って開催される予定になっていて、自然融雪のままではコートの整備や芝の確認が間に合うのか、危ぶまれる状況にありました。
 「ゆうばり市民・生活サポートセンター」では、大会を楽しみにしている子どもたちのためにとの思いで、夕張地区連合・連合空知地協などに要請し、連合北海道が加盟産別に呼びかけるなかで、急遽のボランティア行動となりました。

 この日は、午後1時からの行動開始にあわせて、連合北海道加盟の10産別から約80人が参加し、サポートセンター事務局の作業指示の後、コートの雪割りに取り掛かりました。
 作業は、全長約100mのコート上に、たてにおおよそ3メートル幅で深さ50〜60pの「道」を5本ほどつけていくもので、芝を痛めないように気を配りながらの作業となりました。深さ60〜70pのこの時期の雪は、大量の水を含んでシャーベット状態になっていて、作業もかなり難航しましたが、参加者のパワーと努力で午後3時過ぎには、所定の作業を無事に終えることができました。
 ゆうばり市民・生活サポートセンターの伊吹代表は、作業終了に当たって「これで、5月3日からの少年サッカーの大会に向けて、コート使用のめどがつきます。連合北海道の各産別のみなさんに感謝します」と、参加者の労をねぎらいました。
除雪作業のボランティア
 ボランティア行動を終えて、参加者からは以下の感想をいただきました。
 「3月20日 連合北海道の夕張除雪ボランティアに参加しました。広大なサッカー場に1m近く降り積もった雪の除雪に取り掛かりました。サッカー場は除雪機械が使用できない為、人海戦術による除雪しか方法が無いそうです。春先のずっしりと重たい雪をシャベルで少しずつ掘り進む作業は、久しぶりにいい運動になりました。5月になれば、雪解けを待ちわびた子供達が道内各地から来るそうです。少しでも夕張市の復興のお役に立てたかと思うと、翌々日の筋肉痛も心地よく感じました」(UIゼンセン同盟北海道支部 常任 衛藤謙司)
 「除雪を通して、少しでも夕張の助けになれば良いと、切に願います。『何かしたいという気持ち』で仲間と夕張に集結出来たことを大切に、今後の活動に繋げたいと思います。今後は、同じ自治体職員として何が出来るのか、さらには同じくらい大変な思いをしている、空知の自治体に対し何が出来るのかを考えなければと思いました。今回の除雪をきっかけに、自治労、連合、地域住民も含め、より結びつきが強くなる事を期待します。除雪活動の運営に携わられた方々には、大変お世話になりありがとうございました。久しぶりに夕張に足を運び、頑張るパワーを感じました。春になったらもっとゆっくり訪れたいです」(自治労北海道・空知地本女性部長 前田 綾子−滝川市職労)

以 上